7月25日火曜日、ホール3に中学生全クラス(120名)が集まり、ゆめポッケに参加した生徒2名による「ゆめポッケ報告会」が行われました。


※『ゆめポッケ』とは…民族紛争や宗教対立などによって心に傷を負った子供たちに、まごころの支援をさせていただくボランティア活動を通し、豊かな心(祈り・同悲・布施)を育むことを目的とし、日本全国の親子が手作りの巾着袋に文房具やおもちゃなど思い思いのものを詰めたもの。毎年日本から「ゆめポッケ隊」が現地を訪問して、「ゆめポッケ」を手渡しに行くと共に、歌や踊り、スポーツなどを通して子どもたちと交流を持つ。

1)概要の説明
 私たちは、3月23日~4月3日まで、北アイルランドに行ってきました。北アイルランドは、ユーラシア大陸の西に位置していて、日本から飛行機で13時間の距離にある国です。イギリスは正式名称をグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国といい、アイルランド島の中で一部の地域だけがイギリス領となっています。
 北アイルランドという国は、キリスト教のプロテスタントという宗派とカトリックという宗派が、同じキリスト教でありながら対立している国です。北アイルランドは、もともとカトリックの人が多く生活していました。しかし、17世紀ごろイギリス本土から、北アイルランドを植民地にするためにプロテスタントの人が来て領土を奪おうとしたところから対立が始まりました。この対立によって、北アイルランドでは紛争が起こってしまいました。道を一本はさんだ向かいの家の人同士が、銃で撃ち合ったり、手投げ弾を投げあったりしてしまい、今でもその傷跡がいろいろな場所に残っています。私たちが実際に行ったところにも道を一本はさんでカトリックとプロテスタントに分かれて対立している場所がありました。壁に銃弾の跡が残っている小学校もあり、ゆめポッケを届けた学校には紛争で父親を無くした子供や、父親が家庭内暴力などで警察に逮捕されてしまいお金がなくてご飯が食べられない子供もいました。

 北アイルランドでは、コリメーラ共同体という団体に受け入れていただきました。「恐怖、偏見、無知を取り除き、信頼と相互敬愛の関係を築いていきたい」という精神のもと、紛争解決に向けてさまざまな活動に取り組んでいる団体です。
 4日間の間に11校の学校を回り合計2800個のゆめポッケをそのような現状にいる子供たちに渡してきました。

2)ビデオ紹介

3)意見・感想
 私は、北アイルランドに着いたときは、そんなに日本と変わらないと思いました。でも、現地で私たちを受け入れてくれた方の話や、まだ戦争の跡がのこっているところに行って戦争が本当にあったことを実感することができました。そして改めて戦争の悲惨さと平和の大切さを考えることができました。また、何か協力できることがあったらすすんで協力していきたいと思います。(生徒A)

 私は最初に北アイルランドの子供たちを見たとき、とても元気で明るく貧しそうには見えませんでした。「なぜこの子たちがゆめポッケをもらうのだろう」と疑問に思いました。でも現地の小学校の校長先生たちの話を聞くと、子供たちの中には、家に帰っても物がなにもなかったり、朝ごはんを食べるお金がないから学校の給食でまかなったり、制服を買うお金がないため政府の援助でもらった服を着たりしていることを知り、ショックを受けたのと同時にそんな状況の中でも笑顔で元気に私たちと接してくれた子供たちはすごいなと思いました。
日本にいるみんなが募金をしてくれたり、自分の使わなくなったものをゆめポッケに入れてくれるだけで、現地の子供たちは喜んでくれます。そういう小さな努力を皆さんもやってくれたらうれしいなと思います。これから私もさまざまなボランティア活動に参加していきたいです。(生徒B)

4)質疑応答

5)補足説明(引率教員・中野より)