みなさんこんにちは。教頭の江川です。

すっかり秋めいてきましたね。皆さん体調管理にはお気をつけください。

さて、佼成学園女子中学校は、次の平成21年度入学試験より、従来の入試に加えて、2/1(日)午後入試に「PISA(ピサ)型入試」を導入することになりました。今回はこの「PISA型入試」について少しだけご説明します。

教頭 江川昭夫

「PISA型入試」って?

数年前より、「国際学力調査の結果、日本の学力が低下しているようだ」というニュースが増えてきました。皆さんもどこかで聞いたことがあるでしょう。この「国際学力調査」が、「PISA(Programme for International Student Assessment)」なのです。いわば、「学力の国際評価基準」、あるいは「学力調査のグローバルスタンダード(世界標準)」ともいえます。従来の学力調査と大きく違う点は、「知識や技能を実生活の様々な場面に直面する課題にどの程度活用できるかどうか」を評価するところです。すなわち、「学校で学習した教科内容の理解度や定着度」ではなく、「将来、社会に参加したり、生活したりする力をどの程度身につけているか」をみる試験ということなのです。このPISAのシステムにもとづいて作られたのが、本校の「PISA型入試」。出題形式も、「国語・算数・理科・社会」という科目別ではなく、「適性検査Ⅰ」「適性検査Ⅱ」という名称になります。

なぜ「PISA型入試」を導入するのか?

ではなぜ佼成女子中が、この「PISA型入試」を導入するのか。それには大きく分けて4つの理由があります。

(1)世界標準

先ほども述べたように、PISAは学力調査のグローバルスタンダード(世界標準)となっています。国際化教育を進めている本校に、最適の入試ともいえるのです。

(2)国の政策との一致

2008年に文部科学省より告示された「新学習指導要領」では、「基礎・基本の習得」や「活用能力の育成」などが盛り込まれました。これはまさに、PISAを意識した方向付けなのです。

(3)公立中高一貫校での採用

実は公立中高一貫校でも、「PISA型入試」と同じ「適正検査Ⅰ、Ⅱ」という選抜方法が採用されています。本校がこれに歩調を合わせることで、受験生が対応しやすくなります。

(4)学力調査としての将来性

近年「英検」に加えて、「TOEIC」、「TOEFL」といった英語の能力調査が社会で認知されてきたように、将来的にはこのPISAの評価が高まると予想されています。

もちろんこれまでと同じ入試も実施します

以上のように、佼成女子中では、最新型の「PISA型入試」を行いますが、従来と同じ形の試験も引き続き実施し、受験生が選べるようになっています。どうしていろんな種類の入試を用意したのかといいますと、「同じタイプの生徒が集まるよりも、いろんな能力を持った生徒がいた方が、相乗効果(そうじょうこうか)でお互いを高めあうことができる」と考えているからです。1教科に秀でている生徒や、応用力がある生徒、総合力がある生徒など、それぞれ違ったタイプの能力が集まり、刺激しあえることこそが、真の学力を身につける最適の環境だと信じているからです。

このように、つねに改革を行い、ますます進化し続ける佼成女子。これからもどうかご期待ください。

教頭(英語科) 江川昭夫

■本校の「PISA型入試」実施日

2009年2月1日午後入試

・適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ(各45分、各100点満点)

適性検査Ⅰでは、図表読解力・国際理解力・身のまわりの事前現象などを問います。適性検査Ⅱでは、60字程度の記述問題や課題文を読み、それについての考えを問う500字程度の作文問題を出題します。

・基礎算数・国語(40分、100点満点)

基礎算数・国語は、基礎学力を問う問題を小問形式で出題します。

※「PISA型入試」という名称での入学試験は、本校が全国で初めてのケースとなります。