説明会会場みなさんこんにちは。教頭の江川です。
さて先日11月29日(土)の午後、受験生・保護者の皆さまを対象にした、平成20年度第2回高校説明会を開催し、例年以上のご来場者をお迎えしました。
今回の説明会の目玉は、「出題傾向の解説」と「高校4コースの解説」です。そろそろ志望校・志望コースを選択する時期になりましたので、皆さまのご参考になったかと思います。
それでは以下に、その内容を写真とともにレポートいたします。



(掲載写真は肖像権に配慮して、画像の一部を加工しております)
校長の説明
▲まず山本校長から、「心のつながりを大切にする教育方針」や「英語力向上の秘密」など、本校の特長をご説明いたしました。
説明会の様子
▲校長の話を熱心にお聞きいただくご来場者。講堂は皆さまの熱気に包まれておりました。
コース説明で生徒を紹介
▲続きまして本校の4つのコース内容を、井上教頭よりご説明いたしました。より具体的にご理解いただけるように、実際の在校生に登場してもらい、本音で語ってもらいました。
「特進文理コース」「特進留学コース」「進学コース」「スポーツコース」の4つのコース
▲ここで本校のコースをご説明いたします。本校には、「特進文理コース」「特進留学コース」「進学コース」「スポーツコース」の4つを設定し、さらに「特進文理コース」の中には「文理クラス」と「メディカルクラス」があります。
「進学コース」「スポーツコース」のパネル
▲会場に設置した「進学コース」「スポーツコース」のパネル。
「進学コース」では、3教科重視で、勉強以外の時間も充分に取れるカリキュラムとなっています。
「スポーツコース」では、 「特設スポーツ」を週に4時間設定し、高1から高3までたて割りの同時授業となっています。
「特進留学コース」のパネル
▲ニュージーランドに1年間留学する「特進留学コース」のパネル。
若いうちに留学すると、英語力の伸びが違います。本校の留学コースは、これまでの経験でつちかった「出発までの基礎力強化プログラム」や「安心の現地サポート体制」が高い評価を受けています。このコースでは、英語力とともに「自立心」も身につくので、帰国後の大学受験でも大きな力を発揮できます。
「特進文理コース」のパネル
▲「特進文理コース」のパネル。
5教科7科目対応型でクラスがひとつになって難関大学を目指します。昨年度より開設した「メディカルクラス」では、「特設数学」「特設理科」を各2時間増やすことで、理系科目強化を図っています。
保護者のお話し
▲説明会では、在校生の保護者もお招きし、「実際に娘を通わせた親の気持ち」をお話いただきました。特に「留学コース」に通わせた子どものお母さんは、英語力もさることながら、娘さんの「心の成長ぶり」に感心しておられました。
在原久雄先生より出題傾向の発表
▲続きまして、本日のもう一つの目玉、「出題傾向の発表」です。まずは国語科の在原久雄先生より、国語の問題について解説いたしました。
国語の出題傾向

■国語 配点:100点 所要時間:50分

●問題構成としては、物語文・解説文・古文の3つの大問をおき、基本的な読解力を問う出題をします。
●物語文はやや抽象的な表現を的確に理解できているかどうかを問います。
●説明文は自らの体験と対照しつつ考えていけるようなものを用意しています。
●読解問題の解答方法は、記述式に加え、文中からの書き抜き、自由記述なども交えて、的確な表現力を試す出題とします。
●漢字については、中学生として必須と思われるものを中心に、読解問題中に昨年は計10問設けました。今年も同様の出題となります。
●最後の大問に古文を一問出題して基本的な設問を施します。いたずらに難度を高くすることのないように、語の現代語訳を多くして解きやすくしてあります。

二木宏明先生より出題傾向の発表
▲数学科の二木宏明先生からは、「まだ約分ができるのに約分してない答えが目立ちますので、ご注意ください」とのアドバイス。
数学の出題傾向

■数学 配点:100点 所要時間:50分

●基礎基本を重視し、中学校の学習範囲から隔たりのない出題をします。
●難問を出題することなく、標準レベルの問題を出題することによって受験生の学力を判定しています。
●問題冊子は、それぞれの大問が複数ページにまたがることのないように留意し、計算を十分書き込めるようなゆとりをもたせた形式になっています。また、解答用紙は答えのみを書き込む形式になっています。
●大問1では「計算問題」を出題します。中学で学んだ式の計算、平方根の計算など基本的な計算力が身についているかを確認しています。
●大問2では「小問集合問題」を出題します。数学の基本的知識を理解しているかを確認するために、因数分解・2次方程式・関数などの分野から基本問題を出題しています。
●応用問題は大問3~4問出題しています。いずれも小問を設置することで、誘導的に次に進めるような問題構成としています。

藤澤由美子先生より出題傾向の発表
▲英語科の藤澤由美子先生。「今回から『英作文』を出題します。『英作文』は、都立の入試問題にもよく出ています。簡単な英語で自分の考えを表現する問題です。『こういうときに何がしたいのか?』ということを、英語で書く練習をしておいてください」。
英語の出題傾向

■英語 配点:100点 所要時間:50分

●①「リスニング」(約20%)②「会話文の読解」(約15%)③「短めの文の読解」(約15%)④「長めの文の読解」(約25%)⑤「文法問題」(約15%)⑥「英作文」(約10%)の6つの出題形式があります。
●会話や説明を英語で聞いて、その具体的な内容や必要な情報を把握する力をみます。
●対話文を読み、対話に必要な重要な表現を理解したり使ったりするコミュニケーションの力をみます。
●短めのエッセイ・説明文などを読み、流れや重要な情報を把握する力をみます。
●長めの物語・説明文・エッセイなどを読み、大まかな流れや大切な情報・作者の意図などを把握する力をみます。
●中学校で学習する基本的な文法力をみます。
●自分の考えを基礎的な英語で正しく表現する力をみます。

江川教頭の説明
▲私、教頭の江川からは、入試の種類、日程、そして佼成女子自慢の「入るは易く、出る才女」の最新データをご説明いたしました。特に、難関大学合格者の推移の中でご説明した、「他校と比較した難関大学合格実績の延べ数」のお話に、皆さまご興味を持っていただけたようです。
江川教頭の説明
▲さらに、本校を目指す方にとっての、「堅実校」「最適校」「挑戦校」はどこなのかを、具体的な都立や私学の校名を列挙してご説明しました。これには保護者の方から、「とても興味ある話で参考になった」とのご感想をいただけました。

偏差値で見た場合の併願校の例

「挑戦校」
都立、目黒・神代・南平・小平・調布北
神奈川県立、新城・生田・麻溝台
私立:日大鶴ヶ丘・明星学園・多摩大目黒

「最適校」
都立:広尾・調布南・杉並・雪谷・富士森
神奈川県立:岸根・上溝南
私立:明星・和光・関東国際・下北沢成徳

「堅実校」
都立:芦花・府中・府中東・若葉総合
神奈川県立:上溝・上鶴間・生田東
私立:藤村女子・戸板女子・駒沢女子

近年の有名大学合格実績
▲会場には、近年の有名大学合格実績も貼りだしてありました。
本部棟屋上のプール
▲説明会の後は恒例の、ネイティブ教員によるオール英語でのキャンパスガイドもありました。本部棟屋上のプールは、外からは見えないように、女子校ならではの配慮がなされています。
マルチメディア室
▲こちらは、最新のアプリケーションソフトも利用できるマルチメディア室です。コンピュータ教育にも力を入れています。
個別相談会
▲最後は、希望者を対象とした個別相談会です。教職員だけでなく、生徒からもいろいろと聞ける点が特長です。メディカルクラス2年生の松下友香さん(写真中央)のところにもたくさんの質問が来たそうです。

(実際にあったご質問)
Q: メディカルクラスは大変ですか?
A: 7、8時間目の授業がありますが、だんだん慣れてきて、今では平気です。

Q: 別の予備校に通う必要はありますかか?
A: 予備校の先生を招いた、大学受験用の「講習室」制度があるし、数学の勉強は7、8時間目でカバーできるので、別の予備校に通う必要はないと思います。
個別相談会
個別相談会
個別相談会
▲他にも多くの具体的なご質問をいただきました。

(実際にあったご質問)

Q: 特進文理コースに通って、クラブ活動はできますか?
A: 両立している生徒もたくさんいますので、まったく不可能ではありません。

Q: 大学受験に向けて、外の塾と校内の「講習室」はどちらが良いでしょう?
A: 物理的にも、金額的にも「講習室」がおすすめです。教科の担当教員からすると、授業と講習室で進め方の歩調が合わせられ、また生徒の情報を共有できるので、非常に効果的に受験勉強ができます。
個別相談会
個別相談会
▲留学コースの個別相談には、非常にたくさんの列ができ、皆さまの関心の高さがうかがい知れました。

(実際にあったご質問)

Q: 子どもは留学コースに興味を持ってるんですが、親としては心配で・・・
A: 親御さんのご心配はよくわかります。しかし留学に興味を持っている時点で、お嬢さんはすでに伸びる要素を持っているのです。留学クラスにはそういう積極的な子が集まるので、入学後はさらに伸びていくでしょう。最初の一歩を飛び越えるか、飛び越えないかはお嬢さんに決めさせてあげてください。それを飛び越える勇気さえあれば、あとは私たちが全力でサポートし、クラスみんなが手をつないで卒業できる体制を整えています。

Q: ニュージーランドに出発するまで、どんな準備をするんですか?
A: これまでに培った留学のノウハウに基づいて、学力面と精神面でしっかりと準備しますので、ご心配はいりません。
まず英語の面では、ニュージーランド人の先生が2人ついて、会話力から、基礎力の足りない部分を十分おぎないますし、ニュージーランドの文化もしっかり勉強します。加えて日本人の英語の先生が、週5時間、リーディング、文法、構文について教えます。
7、8時間目には、英語をつかった「情報」「数学」などの授業も、ネイティブの先生が教えています。数学などをニュージーランド式に英語で教えてもらえば、現地に行ってからもすんなり授業についていけるのです。
さらに、現地ではクラスメイトが家族の代わりとなり、一緒に困難を乗り越えてゆきますので、合宿などを通じた人間関係つくりを積極的に行っています。

Q: 現地に行っている間に日本の勉強をしなくても、大学受験は大丈夫でしょうか?
A: これまで帰国した生徒は、それぞれ希望の大学に進学しているので問題はありません。現地で英語力が身についた生徒たちは、その自信が他の教科にも派生して、受験勉強をトータルで頑張る意欲が高まるようです。
さらに来年の1月からは、国語などの教材をニュージーランドに送って、空き時間を利用して勉強してもらうなど、他の科目を補う方法も始まりました。また、帰国後の特別カリキュラムや、予備校の先生を招きいれた「講習室」の制度もありますので、大学受験においてご心配はいりません。
個別相談会
個別相談会
個別相談会
(その他、実際にあったご質問)

Q: 特進文理コースに行こうと考えていますが、もし途中で勉強についていけなければ他のコースに変更できますか?
A: システムとしては変更できますが、コースが変わるとカリキュラムが変わってくるので、そのコースで残って頑張る以上に、負担が増えてしまいます。ですからその点もよくお考えになり、コースをお選びください。

Q: 宗教的な行事はありますか?
A: ほとんどありません。廊下にクリスマスツリーが飾ってあるのをご覧いただければおわかりかと思います。ただ「人と人の交わる心を育てる」という学校の方針や、挨拶、友情、笑顔、優しさなど、情操教育のバックボーンとして、仏教的な考えを基本にしています。
個別相談会
以上です。今回も大変多くの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。少子化の時代ではありますが、本校の注目度が上昇しているのは非常に喜ばしいことです。これもひとえに、在校生とその保護者の皆さん、そして教職員の努力のたまものだと思います。これからも皆さまのご期待に答えられるよう努力していく所存です。これからの時期、受験生の学力は勉強すればするほど伸びる時期といわれています。どうか、健康に留意し、本番で最善が尽くせますようお祈りしています。

教頭(英語科) 江川昭夫