中学校説明会みなさんこんにちは。教頭の江川です。
さて先日1月10日(土)の午後、受験生・保護者の皆さまを対象にした、今年度最後の中学校説明会を開催しました。
受験直前ということもあり、外の寒さとは対照的に、私たちの説明に皆さまの熱い視線が注がれることとなりました。
それでは以下に、その内容を写真とともにレポートいたします。



説明会会場
▲今回も非常に多くの皆さまにお越しいただきました。ありがとうございました。
過去問にチャレンジ
▲今回も受験生は別室で過去問にチャレンジしてもらいました。こちらは国語の過去問に挑む受験生たち。
過去問にチャレンジ
▲国語の出題ヒントとして、「書きまちがえやすい漢字」や「同じよみ方がほかにもある漢字」などの説明をいたしました。
算数の問題にチャレンジ
▲つづきまして算数の過去問に挑戦。
算数の問題にチャレンジ
▲算数の出題ヒントとして、いわゆる四則演算の順番に注意するようアドバイス。また、「速さ・割合・角度・面積・体積」の問題を中心に、出題されることになります。
女子校の雰囲気を体験
▲この過去問チャレンジは、女子校の雰囲気を体験していただく機会でもあります。受験生の皆さんは全員、すんなりと溶け込んでおられました。
山本喜平太校長
▲一方、説明会の会場では、山本喜平太校長より保護者の皆さまへ、熱いメッセージをお届けしておりました。

「空気を読まない女子教育」 校長・山本喜平太

●皆さまご存知の通り、佼成女子はこの数年で、大学受験にも強い学校になりました。私が赴任する前はわずか「3名」だったG-MARCH(明治・青山・立教・中央・法政・学習院)以上への進学者が、昨年度はとうとう「25名」にまで上昇し、早稲田政経学部への現役合格者も出ました●しかし私たちは「頭を鍛える」以上に大切にしているものがあります。それは「心を鍛える」ことです。そして「心を鍛える」ことで、学力も向上しているのです●今の女の子たちは、親しい友だちを傷つけないよう、本当のことが言えません。一人ぼっちになることを恐れて、本音をぶつけられないのです。そしてそこから、女の子同士のギスギスした関係が生じています。社会学者の土井隆義先生は『友だち地獄 – 「空気を読む」世代のサバイバル』(筑摩書房ちくま新書、2008年)の中で、これを「予防的な優しさ」と言っています。そんな子たちは30歳を過ぎても人間関係が未熟なままで、独立できずにいるのです●これではいけないと私たちは考えます。思春期という、試行錯誤ができる貴重な時期にこそ、友だち同士で本音をぶつけ合い、人間関係を構築し、ひとり立ちの準備をしなくてはならないのです●そんな大切な思春期をあずかる私たちは、これを「学校行事」で解決します。体育祭、文化祭、合唱コンクールなどを通じ、あえて生徒同士の摩擦を生み出し、その中から「空気を読む」「ニコニコ笑って付き合う」といううわべだけの関係を解体しているのです。そして生活指導部長の片桐先生と協同で、生徒から綿密なアンケートをとりながら、絶えず生徒の心の動きに注視し進めているのです。またそのような、「友だち同士で仲良くしたか」「友だちの良いところを見つけたか」「クラスのために役立てたか」「相手の立場になって行動できたか」「自分の思ってることをきちんと伝えることができたか」という10項目のアンケート結果を元に、専門家を招いて学習会も開いているのです●その結果、だんだんと学校が変わってきました。先日もこんなエピソードを聞きました。数年前まで、大学受験に合格した本校の高校3年生は、合格した事実をなるべく内緒にしていたそうです。そうしないと、まだ合格してない人が傷つくから、という理由だそうです。とてもよそよそしい関係だったと思います。しかし今では、合格したらお互い「良かったね」と言い合い、先に合格した生徒たちは、友だちのために折鶴を作って静かに応援するそうです。友だち同士が協力し合うという校風になったとたん、生徒の質が変わってきたのです。そんな支え合いの関係は、時に想像を超えた力に変わります。それが冒頭に述べた、有名大学への進学実績につながっているのです●人と人の交わる力を大切にする佼成女子は、自信を持って皆さまのお嬢さんをお預かりいたします。
(校長談話まとめ:佼成学園女子広報室)

本校に通っている高校生3人が登場
▲つづきまして井上教頭の司会進行の下、中学から本校に通っている高校生3人に登場してもらい、インタビュー形式でご紹介いたしました。お嬢さんの3年後のイメージがご想像できたかと思います。

●高橋さん(写真右側の生徒・高校3年生・進学コース)

  • 相模原市から片道2時間かけて通学
  • 3つの部活をかけもちし、書道部では東京都高等学校文化連盟書道部門において一位を獲得
  • 佼成女子中に決めた理由は、「制服がかわいい」「高校受験をしなくても良い」など
  • 卒業後は大学に進学し、幼稚園の先生を目指す
  • 「女の子だけのクラスは、開放的で、なんでも相談できる環境でした」

高橋さんが一位を獲得した作品「飛龍」
▲高橋さんが一位を獲得した作品「飛龍」は、吹き抜けロビーに展示してあります
敦賀さん
●敦賀さん(写真中央の生徒・高校2年生・特進文理コース文系)

  • 生徒会長、吹奏楽部所属
  • 佼成女子中に決めた理由は、「新しい環境に飛び込んでみたかったから」
  • 文章を読んだり書いたりすることが好きなので、卒業後は大学に進学し、雑誌の編集者になるのが夢
  • 「中学はアットホームで、学年みんなが友だち。長所も短所も知り合ってる仲です。印象に残っている授業はやっぱり、英語の先生から教わる音楽・美術・パソコン・体育のイマージョン授業。中1のときは一緒に付いてくれる日本語の先生に頼りっきりだったけど、中3になったら英語の先生が何を言ってるのかわかるようになっていた。中3の修学旅行先ニュージーランドでも、ごく普通にファーストフード店で注文している自分にびっくり!」

西尾さん
●西尾さん(写真左の生徒・高校2年生・特進留学コース)

  • バトン部所属
  • ニュージーランド1年留学から帰国したばかり
  • 佼成女子中に決めた理由は、「ネイティブの先生から授業を受けられるから」
  • 将来は、世界中の人と交流する仕事を希望
  • 「中学時代のネイティブの先生による英語の授業が印象に残っています。英語の映画を観て、感想文を英語で書くのがあって、上手く書けたら先生がほめてくださるのがとても嬉しかったです」

教頭の江川
▲説明会の最後に、私、教頭の江川より、一部始まっている先取り教育の「6ヶ年プログラム構想」、「公立中学との違い」、「受験要項」をご説明いたしました。

【佼成女子の新機軸「6ヶ年プログラム構想」】
・本校は、中高一貫の総合的な学習を目指し、「6ヶ年プログラム構想」を策定し、充実を図っています。中学3年間での基礎学力を保証し、個性を大切に、もっているものを大きく伸ばす教育となります。
・既にスタートしている「イマージョン授業などを通じた英語の先取り教育」を中心に、数学、国語などの学力を高め、3年後の高校進学の際は、「特進文理コース」を、中高一貫生と外部生の2クラスに分かれた内容になる予定です。
【公立中学との違い】
●豊富な時間数と独自の授業
○国語 公立より8時間多い18時間
○英語 イマージョン授業により、公立の3倍、27時間。少人数の習熟度別クラス分け。「英検まつり」の実施。(『英語の佼成』として名高い本校独自の英語教育につきましては、先日発行された英検協会の情報誌『STEP英語情報』にも特集されました)
○数学 公立より6時間多い15時間で理系の力を持つ女子を育成。少人数の習熟度別クラス分け。自宅学習の習慣づけ。「数検」の実施。
●土曜日も授業
●数学にも強い女子に
今年度の中1から、公立中学では使用できない中高一貫校用の教科書『体系数学』(数研出版)を導入。その結果、数学の平均偏差値が入学時の「50」から、秋には「55」に上昇。
●充実の補習・講習
クラブに入らない子は「学習部」に加入してもらい、顧問の先生のもと、授業の予習・復習を行います。「帰宅部」にはさせません。
●中3ニュージーランド修学旅行
【受験要項】
●佼成女子中学の入試の特徴
○基本の形式(4科入試、2科入試、1科選択、AO型英語)からの選択
○独自の形式(総合力を見る「PISA型入試」を今回から導入。都立中高一貫校用の受験勉強をしている方に、受験しやすくなっています
○小学校からの書類提出は一切不要
○全体の5割の得点が合格ライン
●受験日程
○2/1(日)~2/5(木)、2/7(土)までの6日間
○午前と午後の2回
○受験料2万円。追加料金なしで全日程の受験登録ができます
○1日の午前・午後の両方は受験できませんが、風邪をひいたりして本来の実力を発揮できないケースもあります。念には念を入れた受験パターンをお考えいただき、できるだけ全日程でご出願下さい
○当日に受験をキャンセルしていただいても、連絡は不要です
○天候などの不測の事態や、他校との掛け持ちも予想されますので、25分の遅刻まで受験可能です
●「特待生」について
○優秀な成績で合格した受験生は、「特待生」として、入学金(25.5万円)や授業料(38.4万円)を免除。入学後は毎年、成績に応じて「特待生資格」が更新されます
○A特待(入学金と授業料の免除)
4科・PISA型・・・7割以上の得点が必要
2科・・・ 8割以上の得点が必要
○B特待(入学金の免除)
4科・PISA型・・・6割以上の得点が必要
2科・・・7割以上の得点が必要
○特待生合格を目指して挑戦して下さい。最初の受験日程で合格が決まった後でも、「特待生を目指して、受験を続ける」ことも大歓迎です

最後に、私、江川がオススメする、併願必勝作戦を再掲いたします。非常に実用的であると、保護者の皆さまからもご好評をいただいております。

【合格を勝ち取る併願作戦4ヶ条】
●第1条 思い切って偏差値が10以上「下」も組み入れる
・・・安全のためです!
●第2条 倍率を気にして志望校変更をしない
・・・本校のように複数の受験日の出願を推奨している学校は他にもあります。そのため、学校が公表する「倍率」は高くなってしまいます。しかし、当日受験する人数が減ってしまうと、当然に倍率は下がります。公表倍率を気にせず、信じた学校を受験してください。
●第3条 本人が受けたいところを受けさせる
・・・親御さんや塾の先生の意向もありますが、本人の気持ちを汲んであげたほうが、後に禍根を残しません。
●第4条 2月4日以降に受験できる学校も準備しておく
・・・風邪など体力的なことや、精神的なプレッシャーで、試験結果は大きく変わります。年には念を入れて、受験日を設定してください。

特に、「第3条 本人が受けたいところを受けさせる」について、本校にはこんなエピソードがございます。

昨年の入試で本校に合格されたものの、ご両親の希望で他の併願校に進学されたお嬢さんがいらっしゃいました。しかしその学校はお嬢さんに合わなかったそうで、当初より本人が気に入っていた佼成女子へ転入したいと、私に相談が来たのです。実際のところ中途からの転入はむずかしいものがあります。だからこそ、入学試験では通学されるご本人の希望は優先させるべきとの思いを新たにしました。また私たちは、6年後に「やっぱり佼成女子にして良かった」と思っていただける自信もございます。

個別相談会
▲説明会の後は、いつものように個別相談会を行いました。受験直前だけあって、ご質問の内容は非常に具体的なものでした。
個別相談会
▲ご質問の中心は「入試の内容」についてでした。お答えできる範囲で申し上げましたが、もしも引き続きご不明な点がございましたら、最後の個別相談会もご利用下さい。

●出願直前個別相談会(保護者対象)
1月16日(金) 午後6時~午後8時30分 ※施設見学も可能です
以上です。今回も多くの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。
願書受付は1月20日から始まります。インフルエンザなどにも気をつけて、万全の体調管理をお願い申し上げます。

教頭(英語科) 江川昭夫