笹倉 清則先生日時:2009年1月29日(木)⑤⑥実施
講義:ハンドボール理論②
講師:日本女子体育大学教授 笹倉 清則先生

講義の内容は以下より


【内容】運動観察と運動分析について

■運動観察とは

  1. 他者観察・・・人間の視力だけでは一瞬に行われる全ての運動を正確に見ることは不可能である。そこで、「予期図式」(予め持っている運動のイメージ)が必要となる。
    例:バットスイング→右手を使っている ×
    左手を使っている ○
  2. 自己観察・・・「運動体感」→自分のイメージと経験が合わさって運動した時に感じたものを想像することを自己観察という。実際(他者観察)と自己観察像は異なることが多いものである。
  3. 運動共感・・・人がやっている運動を見て、あたかも自分がやっていることのように感じること。
  4. まとめ・・・運動指導者は、自己観察や運動共感を行い、選手を他者観察し、指導助言を行う。選手には、自己観察を促し、主観的事実(なぜこうなるのか?を見抜く)を行い、修正するものである。

※1~4を、様々な例や実際の映像を交えて説明して下さいました。

動きを説明する笹倉先生動きを確認する生徒たち

■運動分析
例:熟練者のバレーのレシーブと、未熟者のレシーブの違いは??→これは他者観察。
自分が運動の予期図式が多ければ、他者観察能力は上がる。
実際に自分達の試合のビデオを観ながら、分析シートに記入して試合分析を行いました。
(他者観察)

説明をする笹倉先生

今回の講義では、運動を観察することが、選手にどのように役に立っているかということを学びました。
「自分がイメージして行ったプレーが、周りで見ている人には、そう見えない。」という事が、試合中でも、練習中でもよくあります。また、上手い人と自分は何がどう違うのか?ということを考える、見つけ出すにはどういう事に着目すると効果的なのかを知るとても良いきっかけとなりました。今後の練習や、試合見学などに役立ていきたいと思います。