dscf127910月7日(水)の6時間目。本校の中学1年生を対象に、佼成学園本部の酒井理事長先生から講話がありました。
今回のテーマは「親心」。
いつもは親との距離感が取りづらい思春期の生徒たちは、実話をふんだんに交えた講話を聴き、あらためて親のありがたみを感じ取っていました。

dscf1282「父母の恩は山よりも高く海よりも深い」
●母と息子の話
息子さんの手に悪性骨肉腫が見つかったため、教師でもあった母親は仕事を辞めて、名医を探しました。そして付きっきりの闘病生活を始めます。やがて完治した息子さんは、自分も外科医となり、今では多くの患者を助ける有名な医者になったのです。
●父と娘の話
幼い娘と、妻の胎内に宿る新しい命を残して、若き医師が癌で亡くなりました。闘病のため足を切断し、最後まで生きることをあきらめなかったお父さんは、娘たちのために文章を書き遺したのです。それは『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ―若き医師が死の直前まで綴った愛の手記』(井村和清・著、祥伝社・刊)という有名な本になっており、そこには次のような文があります。

「悲しいことに、私はおまえたちが大きくなるまで待っていられない。(中略)もうあとどれだけも、私はおまえたちの傍にいてやれない。こんな小さなおまえたちを残していかねばならぬのかと思うと胸が砕けそうだ。いいかい。心の優しい、思いやりのある子に育ちなさい。そして、お母さんを大切にしてあげなさい。おまえたちを育てるために、お母さんはどんな苦労も厭わなかった。そして私にも、心を尽くして親切にしてくれた。(中略)大切なものは、いつだって、目には見えない。人はとかく、目に見えるものだけで判断しようとするけれど、目に見えているものは、いずれは消えてなくなる。いつまでも残るものは、目には見えないものなのだよ。人間は、死ねばそれで全てが無に帰する訳ではない。目には見えないが、私はいつまでも生きている。おまえたちと一緒に生きている。だから、私に逢いたくなる日がきたら、手を合わせなさい。そして、心で私を見つめてごらん。」

話を聴いた生徒たちの感想文
●いつも怒られて「うざい」とか思っていたのですが、理事長先生の「父母の恩は山よりも高く海よりも深い」という話を聴いて、これからは親孝行をしようと思いました。
●私が社会人になったら、恩を返していきたいです。
●両親が最近よく、学校であったことを聞いてくるのが、めんどくさくて、すごくイヤです。ほっといてよ!と思う時もある。でも私のことを心配してくれているのだ、と思うと、とってもうれしいことだとわかりました。
●とっても感動しました。佼成女子に入ってよかったと思いました。
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▲熱心に耳を傾ける生徒たち
(まとめ 佼成学園女子中学高等学校 広報室)