中学1年生対象 理事長講話5月12日、佼成学園本部の酒井理事長による、中学1年生を対象とした講話の授業が行われました。
佼成学園の創立者である庭野日敬先生について、校訓である「行学の二道」について、そして5つの実践「あいさつ」「食前食後の感謝」「校門出入り一礼」「身だしなみ、整理整頓」「思いやり」についてなどの興味深い話に、新中学1年生たちは真剣に聞き入りました。

まずは皆さんにお礼を言いたい。佼成学園という中学を選んできてくれて、ありがとう。これから皆さんと6年間お付き合いしますが、校長先生、教頭先生、先生方や皆さんと力を合わせて、「佼成学園を選んで良かった!」と言ってもらえるような6年間になるように、一生懸命皆さんの手伝いをしたいと思っています。
現在、東京で約120校ある女子中学高校の中で、生徒数が増えている学校は二つだけ。そのうちのひとつが佼成学園です。
佼成学園の先生方はみんな一流です。私は理事長として、一流でない先生は一人も採用していない。だから皆さんは一生懸命先生の授業を聞いて、予習も復習もしっかりやっていれば、絶対に希望の大学に入れます。

■佼成学園の創立者、庭野日敬(にわのにっきょう)先生について

佼成学園を作ったのは、平成11年に亡くなられた庭野日敬先生です。大変立派な先生でした。
庭野平和賞という平和のために活躍した人のための賞があります。今年はインドのエラ・ラメシュ・バット先生という70代の女性が受賞されました。インドではマザー・テレサと同じくらい有名で、ノーベル平和賞候補にもなった方ですが、今日私はその方とお会いしてきました。40年もの間、インドの貧しい教育のない女性たちに職業訓練して、働く場所を作ってあげて、低利子で融資をしてあげて、たくさんの人を救った方です。
その賞を作られた庭野先生は、世界を代表する平和指導者でした。
この英語の雑誌に世界的に平和活動に貢献した人の名前が載っています。マザー・テレサ、シュバイツアー博士、キング牧師、マンデラ元大統領、ダライ・ラマ、サン・スーチー、そして庭野日敬先生。
庭野先生は、ニューヨークの国連本部では、世界の宗教界を代表して平和を訴える演説をしました。アフリカのケニアにも行って子供たちを物心両面で励ますという実践もした。マザー・テレサとも交流が深かった。
世界の宗教者がバチカンに集まったときも、ローマ教皇のヨハネス・パウロ二世と庭野先生だけが一段高い席に座った。それだけ世界の人々から尊敬されていたんですね。
庭野先生は、宗教界のノーベル賞である、テンプルトン賞も受賞されています。
そういう世界の人々の幸せ、平和のために世界的に活躍した人が作った学校が、佼成学園なんです。
皆さんも佼成学園女子のバッジを付けたら、庭野先生が作った学校だと思ってがんばってください。

■勉強と行いの「行学の二道」に励んでください

その庭野先生が、この佼成学園女子を作ったとき、どういう生徒になって欲しいかを考えて作られたのが、「行学の二道を励み候べし」から始まる校訓です。これは生徒手帳の最初にも書いてありますね。
行と学のうち、学のほうは、しっかりと勉強しましょうということです。これは中1からがんばったほうがいい。
行については、いくら勉強ができても、行いの悪い子はだめです。人の悪口を言ったり、泣かせたりするようなことはいけません。人を悲しませない。とくにお父さんとお母さんを悲しませないように、ちゃんと返事をしたり、お手伝いをしたりしてください。
佼成に学ぶ子は、お友達にも親切で、お父さんお母さんにも感謝できる、そういうよい行いができる子になってください。

■5つの心がけをお願いします

私は皆さんに毎年、5つのことをお願いしてます。

  1. 「あいさつの実践」
    朝起きたらお父さんお母さんに“おはようございます”。学校に行くときは“行ってきます”。学校に来たら先生や友達にも。そのほかにも“ありがとう”、“ごめんなさい”、そういう当たり前のことをきちんと言える子になってください。
  2. 食膳・食後の感謝の実践
    お食事のとき。私たちは大自然のお恵みをいただいて自分の体を養ってもらっている。だから、食事のときは“いただきます”“ごちそうさま”を感謝の心で言える子になってもらいたい。
  3. 校門出入り一礼の実践
    学校というのは遊ぶところではなく、勉強するところです。だから、校門に入るときに一礼して今日も1日がんばろう。終ったら学校にありがとう。剣道でも柔道でもそうです。礼に始まって礼に終る。これは大切なことです。
  4. 整理・整頓の実践
    使ったものは元へ戻す。汚れていたら片付けておく。身だしなみもちゃんとしたほうがいい。佼成の生徒がだらしがないというのはいけません。
  5. 思いやりの実践
    親切、思いやりの実践。人を助けられる、親切にできる子になってください。

以上の5つが、これから6年間特に行いとして心がけて欲しいことがこの5つです。
これからも時々、皆さんの顔を見に来ます。最期に目を閉じて、今聞いたことをしっかり心に刻んでください。これを瞑想といいます。
これで授業を終ります。ありがとうございました。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)