PICT0050新学年も始まり、最初の保護者懇談会が本校でおこなわれました。4月24日(土)は中学生の、5月1日(土)は高校生の保護者が来校し、午前中から授業参観などがありました。
午後は保護者の皆さまに講堂に集まっていただき、山内・新校長よりごあいさつがありましたので、その内容をご紹介いたします。

■山内校長からのメッセージ■

●市長経験を教育に活かす
本校の校長職を引き継ぎました山内日出夫です。
私はかつて、福島県会津若松市の市長として、教育の現場を良くするために働いてきました。中でも一番大きな仕事は、「地元に大学を」という市民の要請を実現させた「会津大学」の開学です。この大学はコンピュータ教育に特化した日本初の大学ですので、まずは教員の確保が大変でした。当時はまだ、コンピュータを専門に教えることのできる先生が日本に少なかったからです。そこで私たちは、外国から優秀な先生を集め、その結果、日本人教員が3割、外国人教員が7割という国際色ゆたかな大学になりました。そのおかげで、「ウィンドウズ」で有名なマイクロソフトのビル・ゲイツ氏にも高く評価していただきました。その時に得た「世界中と結びつく」という経験を、これからは本校で活かしていきたいと思います。

●校長が変わっても、変わらないこと
例えば陸上競技では、たった一人の「マラソン」と違って、「駅伝」は「たすき」を受け渡すのが特徴です。私たちの学校も同じです。私は、山本・前校長から受け取った「たすき」をつけて走り始めました。走り方やスピードは、前任者と違うかも知れません。しかし、つないでいく「たすき」は同じです。
本校はおかげさまで、「英語の佼成」と呼ばれるようになりました。それはイマージョン教育や英検まつり、留学コースなど、これまでの積み重ねた教育の結果です。また、創立者・庭野日敬先生が提唱した「心を鍛える教育」の実践として、スポーツフェスタや文化祭、合唱コンクールなどの学校行事を作り上げました。さらに「学内予備校」と呼ばれる講習室を軸に、進路実現のため一所懸命に進めてきました。
そういったことがすべて、私が受け取り、つないでいく「たすき」には込められているのです。この「たすき」を大切にしながら、改善もおこない、生徒たちのために走り続ける。これが私の務めだと考えています。

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▲市長の経験を活かした学校運営について熱く語る山内日出夫・新校長
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▲管理職と部長の紹介もおこないました

●さらなる進化を目指す
先日、朝日新聞が発行している『AERA(アエラ)』という雑誌に、大学への進路実現がとても優れている学校として佼成女子が取り上げられました(2010年4月5日号)。これもすなわち、「勉強をする雰囲気」を学校全体で作り出し、学習意欲を自然に伸ばしてきた「たすき」です。
私はこの素晴らしい「たすき」をさらに磨きあげ、国公立大学を目指す学校にしようと、教職員を交えて話し合っています。そして卒業生たちがさらに広い世界に羽ばたけるよう、環境作りに尽力していきます。これが私の新たな目標です。必ず実現させてみます。

●保護者の皆さまのご協力を
そのためには、学校と保護者の皆さまの協力がより一層必要となります。皆さまとは上下関係のない「イコール・パートナー」として、「生徒にとって何が良いのか」を考えあう信頼関係を構築したいのです。皆さま方のお嬢さまが素晴らしい未来を手に入れるために、どうか今後ともご協力をお願いいたします。

佼成学園女子中学校高等学校校長 山内日出夫

(やまうち・ひでお=福島県会津若松市、市議2期8年、市長2期8年、計16年を務める。公立大学法人「会津大学」の開学に尽力。その後、市政から離れ、「人づくりは教育から」の思いを胸に高崎経済大学に入学し、地歴・公民の教員免許状を取得。2009年1月に本校顧問、4月に副校長に就任、2010年4月1日付けで校長に就任。)

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)