22年度創立記念式典9月7日(火)、今年も晴天の下、佼成学園の平成22年度式典が行われました。
会場は「吹奏楽の甲子園」として名高い普門館。この会場に女子校及び男子校の生徒、保護者、来賓、教職員の約2000人が集いました。
記念式典後の記念講演では「私が一番受けたいココロの授業」の著者、比田井和孝先生による熱いライブ授業が行われ、全員が熱心に耳を傾けました。

年一回、女子校、男子校の生徒及び教員が一堂に会し、建学の精神を確認する創立記念式典。創立56周年となる今年も、全日本吹奏楽コンクールの会場として知られる普門館にて式典が実施されました。

女子校と男子校の生徒会長2名による司会進行で、まずは奉献の儀。男女両校の吹奏楽部による演奏にのせ、宗教委員会の委員たちがおごそかに献花を執り行いました。
続いての佼成学園創立者、庭野日敬先生のVTR上映に続き、学園長庭野日鑛(にちこう)先生の論告、そして学園歌斉唱で式典はつつがなく終了しました。

名誉学園長 庭野日敬(にっきょう)先生の映像による語りかけは、親孝行について。「佼成学園は親孝行を大事にする学校」、「親孝行できるひとは幸福になれる」「私どもの学校に入った生徒には、親に心配をかけない人になってもらいたい」という言葉にうなずいた方も多かったのではないでしょうか。
続く庭野日鑛先生は、校訓である「行学の二道を励み候べし」の行と学は、単に学問に励むということに留まらず、私たちの人間性、心、魂を磨くのだということから、磨くための方法のひとつとして、日本のお稽古事の段階についてお話しいただきました。

最初はお師匠さんのやり方を問答無用でまねる「序」、自分のスタイルを確立する「破」、自分の道を進む「求」。その人の作品や芸が人々に感動を与えたり幸せにしたりするまでにこれだけの段階がある。人に喜びを与え、信頼される人になるためには、まずは問答無用の「序」が第一歩であり、この期間なくしては最後の「求」には至らない。これは学園で勉学に励む生徒たちにとっても大いに参考になることであるとのお話でした。

庭野日鑛先生

▲建学の精神を説かれる庭野日鑛先生
比田井和孝先生

▲講演台を降りて生徒たちに語りかける比田井和孝先生

毎年好評の記念講演ですが、今年の講師は、ベストセラーとなった「私が一番受けたいココロの授業」著者の比田井和孝先生による「ココロの授業 佼成学園バージョン」。著書の内容は将来の目標対策が主ですが、これは単に目標の仕事に就くことでなく、むしろ就職した後の姿勢や人として大切なことを教える本だと評判を呼んでいます。

今回は、「どんな心構えで、どんな思いで、何のために」といった心のあり方をベースに、比田井先生ご本人も実践したら大きく道が開けたという「与えるものは与えられる」というテーマで、90分お話いただきました。トルコのエルトゥールル号の遭難、ディズニーランドのもてなしの心といった具体的な話から始まる熱のこもったライブ授業に、生徒たちは時に笑い、時には涙を見せていました。

最期の「母の貯金」というお話は、式典で故庭野日敬先生がビデオの中から提唱された「親孝行の心がけ」というテーマとも大きく重なり、出席者全員の心にしみたのではないでしょうか。講演終了時にはハンカチを握りしめている女子生徒たちの姿が多く見られました。

文面ではすべてをお伝えできなくて残念ですが、式典に参加された生徒、保護者の方々には、お話いただいたお三方の共通のテーマ、「親孝行」「人間を磨く」「感謝の心」「人を幸せにする」といったキーワードから何かを感じ取っていただけたかと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)