山内校長の【和顔愛語】皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。これから毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語(わげんあいご)】」として、当ホームページで発信していきます。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。第1回目の今回は、「佼成女子の三本柱」と題してお伝えします。

(今回は、中学・高校保護者懇談会の全体集会でお話をしようと思っていたことを書きます。震災によって講堂が一部破損し、全体集会の開催が困難となったためです)


新学期が始まって1カ月。生徒たちは頭を鍛え、身体を鍛え、心を鍛えています。
佼成女子では昨年度、「生徒育成像のプログラム」を定め、今年度からこれに沿って計画的に教育活動を行っています。
このプログラムの中心になる三本柱は、ひとつに「英語の佼成」。そして「行事が人を創る」。さらに「進学の実績」です。
山内校長の【和顔愛語】
(1)「英語の佼成」
グローバル社会に対応できる生徒を育成するために、本校は英語に力を入れてきました。その結果、世間の皆さまから「英語の佼成」と呼ばれるまでにいたりました。
山内校長の【和顔愛語】

▲2010年11月に来校されたニュージーランドのジョン・キー首相(写真・右)
ご存知の通り、年2回の「英検まつり」では、英検取得級の目標を設定し、英単語・英熟語を中心に英語力をしっかりと付けています。また「ニュージーランド留学」「英語圏への修学旅行」も活発になっています。
これらのことをバックアップするために、この春から専任の先生が3名赴任しました。また、ネイティブの先生方の充実にも努め、校内では常に英語を意識できる環境が整っています。
昨年度はニュージーランドのジョン・キー首相が来校(左写真)されるなど、ますます躍進する「英語の佼成」。今年度もこの流れを継続・発展させていきます。
(2)「行事が人を創る」
私たちの人生は困難にあふれています。しかし、心を鍛え、お互いの心が通じていれば乗り越えることが出来ます。建学の精神にある「心を鍛え」「心を成長させる」ために、本校では行事をとても大切にしています。それは行事を通して「心を鍛える」ためです。
これから体育祭・スポーツフェスタ(SF)の合宿(4月27、28日)が行われます。体育祭の準備のための合宿をする学校は珍しく、中学2年生から高校3年生まで、各クラスから応援リーダーたちが参加して一生懸命知恵を絞ります。またSFでは、ほとんどが団体競技です。クラス、部活ごとの全員で話し合いを行いながら、練習を積み重ねていきます。そこでは、お互いの気持ちがわからず、まとまるまでにいさかいもあるでしょう。しかし人と人が交わることで、お互いの心のヒダにあるさみしさや悲しみ、喜びや優しさがわかるようになり、心が鍛えられていくのです。
そこで生まれた連帯感は、やがて「勉強もみんなで頑張ろう」という雰囲気に変化し、「頭を鍛える」ことにもつながっていくのです。
山内校長の【和顔愛語】
(3)「進学の実績」
本校では、生徒たちがつかんだ「ありたい姿」「夢」を実現させるために、「頭を鍛え」「知識を成長させる」プログラムを実行します。まずは自分の将来をイメージさせ、それを実現させるための進路へと導くのです。
平成22年度は「お茶の水女子大」をはじめ、国公立、早慶上理、G-MARCH、三大女子大へたくさんの生徒たちが合格しました。これらを可能にしたのは、第1番目は本人の努力です。さらには本校の先生方の指導と、進路指導部の下にある「講習室」の活動の賜物なのです。
以上のような三本の柱で、「生徒育成像プログラム」を進めていきます。これらのプログラムを通じ、生徒たちの「夢」実現に向け、私たち教職員はこれからも最大限の努力を続けてまいります。
また、このことを可能とするには生徒自身の努力も必要となります。4月の始業式の際、私は生徒たちに、「勉強も部活も『全ては時間が創る』のです」と言っておきました。


例えば知識は1日で出来上がるものではありません。また初めから優秀な人もおりません。1時間多く勉強すれば、それだけ知識は1時間多く身に付きます。学力は時間をかけた者たちが得るものなのです。これはクラブ活動にも当てはまることです。


そしてそれは「自分の夢」を、「自分のありたい姿」を、手に入れる最良の方法でもあるのです。
私は新年度も「懸命」に、そんな生徒を後押ししていきます。
(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)