Heart被災者の皆様へ 心よりお見舞い申し上げます。

震災体験の中、スポーツフェスタ、乙女祭の準備が始まりました。「行事が人をつくる」が合言葉の佼成女子は、こうした行事を通して生徒の心の成長を図ってきましたが、生徒たちの震災体験はこれらの行事に対する取り組みにも変化を与えています。

今年に入ってからの1月2月のオーストラリアの史上最悪の天災、2月のニュージーランド大地震と、立て続けに佼成女子とご縁のある土地での災害が続きました。その都度、本校では生徒会が窓口となり、生徒たちが自分たちにできることを考え、実行してきました。

しかし、この3月11日の東日本大震災は、生徒たちも現実に大きな地震に恐怖を感じ、帰宅するにも困難な体験をしました。身近に被災された方もおられたり、テレビや新聞での連日の報道を見たりで、被災地の方々と比ぶべくもありませんが、生徒たちの心の中の震災体験も決して小さくないものです。一方で、世界中から差し伸べられた支援の手やメッセージに、生徒たちは今まで自分たちが世界の被災地に向けてやってきたことを、逆の立場で実感したのではないでしょうか。


卒業式や入学式を中止せざるを得なくなった学校も少なくないなか、本校では震災後の中学校の卒業式、4月の中学校、高等学校の入学式を無事に終えることができました。計画停電の中止や列車の運行の平常化など、生徒たちの通学圏では通常の生活に戻りつつあります。「いつもどおりの生活を取り戻すことも復興支援のひとつ」と信じ、教職員一同は生徒たちの安全対策を最優先しながらも、決して教育活動は止めないという決意を持って学校生活を運営しています。今後とも、ご協力をお願い致します。


大震災の日は、ちょうど5月のスポーツフェスタ(SF)に向けて実行委員たちが合宿をする日でした。そのため、カフェテリア(食堂)が開いていて、帰宅ができなくなった生徒たちに暖かい食事を出すことができるというありがたい偶然がありました。SFのテーマは「一闘入魂」。地震が起こる前に決まったものではありますが、みんなでひとつになろうという意味にもとれ、不思議な偶然を感じています。5月のSFでは、みんなが本当に元気になってくれればと願っています。


9月に行われる学園祭(乙女祭)は、震災後の3月24日にテーマを決定しました。
今年度のテーマは、『ACTION!!!~世界の愛を原動力に』


「東日本大震災の被災地に対して佼成女子として行動したい」
「こういう年だからこそ、(普段の生活に)感謝できるようにしたい」
「日本を世界が支援し、注目していることに応えたい」
「被災地の復興と世界の(恵まれない人々の)ために役立ちたい」
「『もったいない』・『エコ』・『環境問題』への意識を高めたい」
「小さな力が集まれば大きな力となることを実感したい」
「『佼成』から『世界』へ・グローバルな視野に立った文化祭にしたい」
「文化祭で上がった収益金は被災地への義援金として役立てたい」
「『絆』『つながり』『助け合い』が実感できる文化祭にしたい」
「未来への『希望』が持てるような内容にしたい」
「文化祭での出し物は全て世界を意識したものに!」


これらはすべて、世界中の国が支援をして助けてくれたことに対して私たちも何かしたい、何かしなくちゃと、実行委員の生徒たちが半ば涙ぐみながら語り合ったことです。例年以上に熱のこもったミーティングは、生徒たちの純粋さと、また世界の視線が向けられた日本をきちんと意識していることを実感させられた時間でした。


佼成女子の募金活動も生徒会主導でまた開始しておりますが、被災地に対する物心両面の支援は1回すればよいというものではなく、支援をし続けるのが大事なことです。今まで当たり前に不自由なく生活してきた生徒たちが、そうした生活に感謝と被災地に対する想いを持ち続け、それを表現できるような乙女祭になればと思います。保護者の方々にお願いすることも出てくるかと存じますが、どうぞご協力お願いいたします。生徒たちの行事に対する想いは、またご紹介させていただきたいと思っています。


なお、この乙女祭のテーマは、中学受験スタディブログ(http://www.study1.jp/wordpress/?p=5597)でも紹介されました。併せてご覧ください。


東日本大震災に、佼成女子のできることは(その1)
(佼成学園女子中学高等学校 広報室)