理事長講話4月11日(月)、新高校1年生に、理事長の講話が行われました。東日本大震災がちょうど1ヶ月前の3月11日、東日本大震災が起こりました。全員で目を閉じ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしてから講話が始まりました。



募金活動「皆さん、高校入学おめでとうございます。
たくさんある私立高校の中で本校を選んでいただいたことを嬉しく思います。
東日本大震災では、いろんなことがありました。本校でも、被災地に家族がいる生徒が終業式の日に辛い思いの中で校内放送で話をしてくれ、さっそくその日から募金活動が始まりました。

私のところにも、卒業生のお母さんから、大学3年生になった娘がいち早く仲間と募金に立ち、被災地のボランティア登録も行ったとのメールをいただきました。
佼成学園の設立母体である立正佼成会も、地震の起こった翌日に対策本部が立ち上がり、ボランティアを派遣し、緊急支援金として5億円を寄付しました。庭野日鑛学園長も被災者の方へのお見舞いメッセージのほか、26日には直接現地に出向かれ、亡くなった方の冥福を祈り、被災者を励ましました。

今回の震災では、胸の痛くなるような人間の本当の姿を見せていただきました。
大船渡市の中学校卒業式では、校長先生が着の身着のままで集まってきた卒業生に向かって、「人の役に立つ人間になってください。被災した君たちはわかってくれると思う。みんな助け合っていたではありませんか。そして大人になっても人の役に立つ人間になってください」と伝えました。
生徒はインタビューを受けて、こう語りました。「人間は一人では生きていけないことがわかりました。家族がいてくれるありがたさがわかりました。食料など、お互いに分かち合って生きていかなければ生きられないことがわかりました」
3人の子供を亡くしたお父さんは、長女が小学校卒業式に着せるために買った洋服を、棺の中にそっと入れ、「私は子供を支えに今日まで生きてきました。私はこれから何を支えに生きていけばよいのでしょうか」と涙ながらに語られました。

このほかにも、いろんな胸の痛くなるような家族のドラマがあちこちで起こりました。
皆さんにも、お父さんお母さんが君たちの事をいつも気にかけてくれていること、家族のいることのありがたさ、元気で入学式ができたありがたさをかみ締めながら、一生懸命元気に生きていってもらいたいと、私はそう思ったのです。」

■校訓「行学二道を励み候べし」
学業は生徒の本分ですから、しっかり励んでください。
しかし、いくら勉強ができても、人を悲しませたり、両親に心配をかけるような行いのよくない生徒であってはなりません。
学業の道と行いの道、これをしっかりと学校生活やこれからの生活の中で心がけてください。これがこの学校の校訓であります。

去年、千歳烏山の駅で佼成女子の生徒に親切にされたという妊婦の方からお手紙をいただいたことがあります。その方は、お礼と共に、生まれた子供が女の子だったら佼成女子にお世話になりますとおっしゃってくださった。
こうして行学の二道を実践している生徒の話を外の方から聞くことは、私にはとても嬉しいことです。

学の道のほうでは、すばらしい成果をあげています。5人の先輩が国立大学に合格し、早稲田、慶応、上智、東京理科大といった難関大学にはなんと15人合格しています。

このように行学の二道を先輩方は実践しています。新入生の皆さんも、先輩に続いてもらい、佼成女子のすばらしい歴史を築き上げてもらいたいと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)