1学期終業式7月22日(金)、台風6号の影響で予定より2日遅れとなった終業式が行われました。
東日本大震災以来、例年よりも簡素な入学式から始まって、さまざまなイレギュラーなことを経験してきた1学期でしたが、それでも全校のスポーツフェスタ、高1のヤングアメリカンズ、高2のオーストラリア修学旅行、中学生たちのイングリッシュサマーキャンプ、英検まつりなど、すばらしい成果を上げることができた1学期でもありました。

■山内校長講話
「皆さんと同じ日本の女性であるなでしこジャパンは“あきらめない”心をもって、世界中に新しい力、希望と夢を与えてくれました。これからさまざまな世界に巣立っていく皆さんも、この“あきらめない”という言葉を心に留めて活躍することを祈っています。

この春も新入生を迎えましたが、震災の影響で、高校生は体育館、中学生は大教室と別れて簡素な式典を上げざるを得ませんでした。在校生もそれぞれの教室で、校内放送での始業式でした。余震も続き、勉強もクラブ活動も不安な中でせざるを得ない環境が続きました。しかし皆さんは、1歩1歩着実に確実に自分の目標に従い、歩んできました。また、生徒会では、生徒から募金を募り、義援金を被災地の方々に届けてくれました。こうした皆さんの行動は、校長としてとても誇りに思います。

随筆家で物理学者の寺田寅彦 は、10万人もの人が亡くなった1923年の関東大震災の調査にあたったあと、「天災は忘れられたる頃に来る」という言葉を残しました。これは、人間は人間として忘れてはならないことがあるということです。皆さんが大震災によって受けた1学期の経験の重さは、生涯の中でも忘れてはならない重さがあり、それは皆さんが将来の人たちのために伝える役割を担っていかなければならないとういことでもあります。

1学期にはすばらしかったスポーツフェスタをはじめとして、たくさんのことがありました。新学年のスタートですから、新しいクラス、新しい仲間、新しい先生のなかで、緊張し、苦しんだり悲しんだり悩んだり喜んだり、いろんな気持ちを味わってきたでしょう。そのひとつひとつが、皆さんを大きく成長させて、自分を伝える力や、相手を理解する力が心の中に養われてきたはずです。これは将来とても役に立ちます。

明日から夏休みが始まりますが、勉強にしてもクラブ活動にしても、夏休みに最善を尽くせば必ず結果はついてきます。これは、皆さん方の将来を作っていくためのハードルです。2学期、また元気な顔でお会いしましょう。」

■各種表彰
この日は新生徒会役員の認証が行われました。新生徒会が担当する最初の行事は乙女祭です。すでに、試験休み中に乙女祭実行委員との合宿を行い、この日はポスターの選定など決定事項の発表もありました。
恒例の、学校行事やクラブ活動、生活態度などの優秀者の表彰も行われました。

  1. 中学学力テスト
    中学校で各学期1回行われている標準学力テストの結果、成績優秀者である3科目の首都圏偏差値60以上の生徒が中1で30%、中2で45%、中3が40%というすばらしい結果でした。代表として各学年1名の代表者の表彰が行われました。
  2. 英検まつり
    英検まつりの英単チャレンジの優秀生徒および優秀クラスの表彰を行いました。
  3. 第22回「おーいお茶新俳句大賞」
    3名3句が佳作入選しました。今年は中学生全員が取り組みます。
  4. ハンドボール部
    6月19日に行われた平成23年度東京都高等学校総合体育大会全日本高等学校ハンドボール選手権大会都予選優勝、2年ぶり9回目のインターハイ出場(7月29日~)が決定しました。
  5. 書道部
    第27回高野山競書大会 特別賞成田山賞 受賞(高1 浮田明日香)
    第35回高等学校総合文化祭 東京都代表として推薦(高2 鴨志田千秋)

■壮行会
インターハイに出場するハンドボール部、高校総合文化祭に出場する書道部の壮行会も行われました。
ハンドボール部はインターハイのほかにも、夏の日本と中国と韓国のジュニア交流競技会の選手に1名、秋の国体の関東ブロック予選の選手にも高3から7名、高2から1名が選ばれています。

また、高等学校総合文化祭に出場する書道部の2年B組鴨志田さんからは、「予定されていた福島県郡山市での開催は、会場がいまだ被災者の避難所となっていることから書道部門は審査のみの開催となってしまい、残念な気持ちではありますが、しかし作品制作に関しては地震が起きる前はあいまいだった作品への重いが私の中ではっきりと決まりました。全国で作品を発表し、見ていただいた方々に1人でも多く元気を与えることができるようにと、気持ちを込めて作品を書き上げました」との言葉がありました。

その他、遅刻が少なかったクラスの発表も行われました。

猛暑が予想される夏ですが、暑さに負けず、夏休み明けには全員が生き生きした元気な顔を見せてもらいたいと思います

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)