風船皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第7回目の今回は、 “Stay Hungry. Stay Foolish.”と題してお伝えします。

グローバルその日、ニュースは世界中に配信されていました。
本国アメリカでは、オバマ大統領が「スティーブ・ジョブズ(MacやiPhoneの生みの親)は米国で最も偉大な革新者の一人であり、人と違う考えを持つ勇気と世界を変えられると信じる大胆さ、それを実行する才能の持ち主だった・・・」と追悼の談話を発表していました。
日本でも銀座アップル社の前に、誰彼となく悔やみの花束を置く姿がありました。
「スティーブ・ジョブズ」。例え彼の名を知らなくとも、オバマ大統領が彼を称したように、コンピュータを「個人」のものに、インターネットを「ポケット」に入るものにしてくれた彼の功績によって、現在、世界中の人々の生活が成り立っています。
キャンドル2005年6月アメリカ・スタンフォード大学の卒業式で、この様な語り掛けをスティーブ・ジョブズは卒業生たちにしています。
「私は17歳の時に『毎日それが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる』という言葉に出会ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。『もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか』と。『違う』という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです」と。
更に、自身を振り返り、卒業生たちに問いかけます。
「自分で築いたアップル社から一時追い出された時には、ぼう然としていました。しかしゆっくりと何か希望がわいてきたのです。自分で打ち込んできたのが、やはり大好きだったのです」と。

ハート学生時代は、小学校であれ、中学校であれ、高校であれ、大学であれ、自分の将来にふさわしい「何か」を見つけることができる時間を過ごしています。それは、大人になっては得ることのない(よほどのことが無い限り)貴重な「時間帯」です。
「何か」を掴(つか)むかは本人自身の問題ですが、その環境が「何か」を掴むにふさわしく整えられているかは、環境を提供している側の問題です。
私たちの学校は「心を鍛え」、「心を成長」させ、そしてそのエネルギーをもって「頭を鍛え」、「知識を成長」させる。その繰り返しを行いながら、個々人の「将来(夢)」を描いていく学校なのです。
環境を提供する側として、日々、将来にふさわしい「何か」を発見する「場」であり、「何か」を掴む「場」であり続けたいと考えています。
スティーブ・ジョブズの様に「大好きだ」と言えるものを、生徒たちには見つけ、掴んで欲しいのです。

“Stay Hungry. Stay Foolish.”(ハングリーであれ、愚か者であれ)は、スティーブ・ジョブズが愛した言葉でした。

(佼成学園女子中学校高等学校校長 山内日出夫)