乙女祭毎年9月に行われる「乙女祭」は、たくさんの卒業生たちが「いちばんの思い出」と語っている佼成女子の文化祭です。
今年のテーマは、『ACTION!!!~世界の愛を原動力に』。毎年、実行委員会が中心になって決めています。これには、東日本大震災の時に日本を物心両面で支援してくれた世界中の国に対する感謝、世界の目が日本に向いているという意識、そして東日本に対して自分たちができることを問いかけ続けるという意味が込められていました。

ACTION!!!~世界の愛を原動力に乙女祭を運営するのは乙女祭実行委員会。前年から踏襲できる部分もあるとはいえ、右も左もわからない新メンバーが新しいものを一から作っていくたいへんさは、毎年のことながら並大抵のものではありません。また、乙女祭の準備期間は、高1のときには受け身でいられた高校2年生たちが、自分たちが主体でやらねば物事が進まないのだと自覚し、積極的に動くようになっていくための成長期間でもあります。
そんな手探り状態から始まって、『ACTION!!!~世界の愛を原動力に』が生まれたのですが、これこそ自らの手で佼成女子の今年の乙女祭を盛り上げていこうとする意気込みが感じられました。アジア・アメリカ・ヨーロッパという地域にそって各クラスのプログラムを作りあげるというアイデアも出てきました。
例年、5月のスポーツフェスタ終了後から準備を始め、夏休み前の合宿、夏休み中のミーティングを経て、9月に入ってから一気に準備が加速します。今年は台風による休校で大事なラストスパートの3週間のうち3日が使えないなどのアクシデントがありました。実行委員も、またクラス発表を作り上げた生徒もみんなが活躍しました。

アメリカゾーン世界を意識しての乙女祭は初めてのこと。例え不完全な部分はあっても、新しいものにチャレンジするという姿勢がすばらしいと感じられる文化祭だったのではないでしょうか。もちろん準備途中での失敗もいくつかありましたが、その原因が話し合いの足りなさや考え不足であることを自覚し、そこで気持ちを切り替えてまた作業に取り組んでいくという心の成長の様子がそこかしこに見られました。みんなで困難を乗り越えたのです。

これは、実行委員会だけでなく、クラスごとにステージ、アトラクション、屋台などに取り組んだ生徒たちも同様です。クラス一丸となって一つのことをやり遂げる過程で、普段の学校生活では味わえない様々なことを経験し、感じることができたのではないかと思います。

「こういう年だからこそ、(普段の生活に)感謝できるようにしたい」
「日本を世界が支援し、注目していることに応えたい」
「『もったいない』・『エコ』・『環境問題』への意識を高めたい」
「被災地の復興と世界の(恵まれない人々の)ために役立ちたい」

これらは、乙女祭のテーマを決めるミーティングの際、実行委員たちから出た言葉の一部です。
普通の生活ができていることに感謝し、クラスのみんなで頑張れたことを喜び、乙女祭の2日間を思いっきり有意義なものにする。世界の目が日本を見ていることを意識してこれからの行動を考える。乙女祭という晴れの舞台であっても日頃の節電は継続し、ご来場の方々にもご理解をいただく。
この成果は、生徒たち一人一人の胸に生きていると信じます。ご来場の方々のご感想はいかがでしたでしょうか。

募券箱今回は「募券箱」という工夫をしました。乙女祭で利用できる金券の残券を集め、換金するという方法です。知恵を出し合い、世の中に貢献することを学んでいます。
ご協力いただきました方々には、感謝申し上げます。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)