高2対象 理事長講話1月10日の3学期始業式の後、高校2年生対象に酒井理事長からの講話が行われました。12月に1年間の留学を終えて帰国したKGGS特進留学コース7期生たちも、久しぶりの理事長先生のお話に熱心に耳を傾けていました。

先日、私は皆さんの先輩の結婚式に呼ばれました。
彼女は岡崎さんといい、中学2年生のときにお父さんのお仕事で滞在していたイギリスから帰国され、佼成女子に編入されました。
帰国子女ですから、最初は国語や社会に苦労したようですが、学校の素晴らしい指導でめきめきと成績を伸ばし、現役で早稲田大学に進学しました。

岡崎さんは、2002年の同時多発テロの翌年、国連で子供特別総会が開かれ、
学校推薦で日本の代表団の一人として、日本を代表して平和のためのスピーチをしています。
私も同行し、ツインタワーにも一緒にお参りをしました。

また、京都の国際会館で世界の平和運動家600人が集結して平和のための会が開かれたとき、
大学生となっていた岡崎さんは海外の方々の受け入れのボランティアをしてくれました。
そのとき、その場にいらしていたエルメスのオーナーの次男の方にお願いして、
ボランティアの青年たちの前でお話をしていただきましたが、
その通訳をしてくれたのも岡崎さんです。

こうした岡崎さんのボランティア精神からなる活動のお話を結婚式でお話しさせていただいたところ、
私の隣の席の男性から話しかけられました。
男性は、岡崎さんの会社の社長さんでした。
「入社した時から岡崎さんは、新入社員の中で一番素直で
人のことをよく考えてくれる素晴らしい人だった。
私は今までこんな素晴らしい子がどうやって育ったのかと不思議に思っていましたが、
酒井先生のお話でその疑問が解けました。
彼女はいちばん多感な中高時代に、佼成女子という素晴らしい環境で育ったのですね。
いまどき、そういう教育に力を入れている学校はありませんよ。
今日は感動しました」

その後、乾杯の音頭を取られたその社長さんは、佼成女子の行学二道に触れ、
「これからぜひ佼成女子の卒業生をわが社に採用したい」とおっしゃったのです。
また、他の来賓の方々も私に次々に話しかけて、
ぜひ周りの子供たちに佼成女子を勧めたいと言ってくださいました。
嬉しくもありがたい、結婚式でした。

12月に佼成女子はNHKのニュースにも取り上げられ、
私がいただいた年賀状にもそれを見て
「素晴らしい学校になっていますね」と書いてくださった方もおられました。
学業のほうでも、すでに国立大学に4名、早慶上智に4名が合格しています。
クラブ活動のほうも、吹奏楽部や書道部等、素晴らしい成果を上げています。

佼成女子は、素晴らしい学校に成長している。
これは、皆さん一人一人の日ごろの努力の成果だと、私はとても感銘を受けています。
しかし、それだけではありません。
先日、校長先生のところに感謝のお手紙が届いたそうです。
お手紙の主は64歳の方で、佼成女子の東側を自転車で走っていたところ、転倒してしまった。
そのとき、10メートルも先にいた佼成女子の生徒3名が走ってきて、
大丈夫ですかと声をかけ、散乱した荷物を全部拾ってくれたというのです。
その方は佼成女子の生徒たちの思いやり、
人が困っていたらすぐ助けるという姿勢に感激されました。
この生徒たちの親切を通して、その方もほかの方に何かをしてあげようと、
すぐに東日本大震災の被災地に物資を送る手配を始められたそうです。

佼成女子には、今までにも外部の方から、佼成女子の生徒にこんな親切を受けた、
という感謝のお手紙をいただいていますし、
人知れず通学路のゴミを拾うなどの行いを続けている生徒もいます。
私はそのたびに感動して、日本の各地だけでなく海外でも、
佼成女子の生徒はこのように素晴らしいのだという話をしてきました。

学業に励むと同時に、優しい思いやりをもって、周りの人を助け、人の役に立つこと、
世の中の役に立つことを進んでできる生徒になっていこうという行学二道の精神。
やがて社会人になり、周りに幸せを分け与えてあげられるような人間に成長していく。
その佼成女子の教育の象徴的な姿が、先日の結婚式の岡崎さんの姿だったように思います。

どうか高校2年生の皆さん、
あと1年間の努力をして、悔いの残らない最後の学年を過ごしてもらいたい。
先輩たち以上に、行いの面でもまた勉強の面においても、
素晴らしい成績を残して旅立ってもらいたいと願っています。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)