書道部作品佼成女子の終業式で必ず表彰を受ける書道部。今年度もすでに19の大会で入賞しています。
これは、本校書道部が毎年たくさんの大会にチャレンジしているから、ということもありますが、特筆すべきは特定のメンバーだけが入賞しているのではなく、8割近くの部員が上位入賞経験ありということ。
つまり、書道部全体のレベルが高いのです。
そんな書道部の活動について、顧問の櫻井先生にお話を伺いました。


第24回東京都高等学校文化連盟書道展 受賞者東京都高等学校文化連盟書道展では第1席と東京都教育委員会賞等を獲得、「書の甲子園」と呼ばれる国際高校生選抜書展では優秀賞と入選。スポーツにおけるインターハイ的な位置付けの来年度の全国大会(全国高等学校総合文化祭)へ出場決定するなど、今年度も華々しい活躍の佼成女子書道部。
ちなみに全国大会への出場はここ15年で8回目、実に4年連続です。
書道大会がたくさんあるため、中には応募する大会を絞っている学校もありますが、佼成女子書道部の場合は全員が年間20以上の全国規模の大会にチャレンジするのが決まりです。

部員は中高合わせて17名。
書道歴は様々で、初心者で入部する生徒も多くいます。しかし1年くらいたつまでには実力も拮抗してきて、部内では「全員が入賞をめざす!」という雰囲気だそう。

佼成女子書道部の特徴は先生がお手本を書かないこと(高校生や中学生の一部)。
古典作品のすばらしさを読み解き、それに迫ろうとする「臨書(りんしょ)」という分野では、古典の原本を手本とし、創作では言葉選びや表現方法の選択から制作を始めます。
「嘘がない作品づくり、本物を追求し、本物の書道で感動を表現する」が櫻井先生の方針です。嘘がない作品づくりとは、先生のお手本を真似するのは臨書でも創作でもない、自分で古典と対話するのが臨書であり、一から作り出すのが創作であるという意味。つまり、部員一人一人それぞれが自由に書を表現しながらも作品と本気で向き合うことで自分を成長させているのが、佼成女子書道部の特徴と言えます。
その結果、部員たちはみんな「生き生きとしていて個性豊か」(櫻井先生評)な人たちばかり。

書道部書道の作品はサイズが大きいものが多いので、ほとんどが書道室内で書き上げられています。制作には1枚を書き上げるのに数分で終わるものから1週間以上かかるものまで。それを大会の締め切りギリギリまで書き込みます。年間で大きな画仙全紙(70×135センチ、53×230センチ)の紙は1000枚以上、半切(35×135センチ)のサイズは1500枚以上、半紙も5000枚以上を用意して使い切ってしまうほどの練習量。
広くはない書道室の中で、部員たちは自分が得意とするジャンルの書き方で上手に場所を使い、集中力で書き上げています。書くことに慣れてくると、リラックスして楽しくおしゃべりしていても、いざ紙に向かうと瞬時に集中に入れるそう。

「大会に合わせて書き上げるために必要な目標設定、スケジュール管理能力、集中の仕方、この3つを身につけることで、受験はもちろん将来に必ず役に立ちます」(櫻井先生)。

そして、いちばん大事にしているのはチームワーク。
書道は個人競技のように思われがちですが、お互いの作品を見て、理解して、刺激を受け、高めあい、励ましあうことでみんなが伸びていきます。良い仲間がいるから努力を続けることができるのです。また、中高生区別なく笑いが絶えないほどの仲の良さは部の自慢です。

「4年連続で違う部員が全国高等学校総合文化祭に出場しますが、これもチームワークで力がついた成果だなと感じています」(櫻井先生)

パフォーマンス書道そのチームワークが最も発揮されるのがパフォーマンス書道。テーマや言葉から話し合いを重ね、ほとんどを生徒たちで作り上げます。練習も、最もハードです。
本校書道部のパフォーマンス書道は、学校説明会やオープンスクールなどでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
昨年の乙女祭では吹奏楽部との見事なコラボで、拍手喝采を受けました。

パフォーマンス書道は、作品の構成、書く順番などは事前に決めてはいますが、部員一人一人の得意不得意、書くスピードなどに合わせて本番までにどんどん変化させていくとのこと。
動きもハードで運動部並みの運動量ですが、個人作品とは全く違った楽しさがあり、部員たちもパフォーマンス書道が大好きです。

平成24年度へ向け新たに部員たちの目標の1つに加わったことは、さらに上をめざし、「全国トップレベルになる」ということ。
そんな部員たちの作品は、本校の管理棟1階にいつも展示されていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
常にチャレンジを続ける書道部員たちを、ぜひ応援してください!

今年度の書道部実績

  • 第46回高野山競書大会 特別賞 8名、団体努力賞
  • 第35回全国高等学校総合文化祭ふくしま大会 東京都代表として出品
  • 第39回全国学生比叡山競書大会 推薦 1名
  • 第60回大正大学全国書道展 書道研究部奨励賞 1名
  • 第20回国際高校生選抜書展(書の甲子園) 優秀賞 1名、入選 1名
  • 第6回全日本小学生中学生書道紙上展 中学2年ベスト100受賞 1名
  • 第24回東京都高等学校文化連盟書道展 第一席 東京都教育委員会賞 1名(この受賞により2012年度全国高等学校総合文化祭富山大会へ東京都代表としての出場が決定)
    第二席 高文連賞 2名、第四席 会長奨励賞 1名
  • 第30回道風の書臨書作品展 秀作賞 1名
  • 第9回和洋女子大学競書大会 審査員奨励賞 1名
  • 第48回全日本書き初め大展覧会 東京都議会議長賞 1名
  • 第17回全日本高等学校書道コンクール 全日本高等学校書道研究会賞 10名、団体優秀賞
  • 第9回日台青少年文化交流スカラシップ 佳作 2名     他多数

※書道の大会は他の競技の大会とは異なり、金賞銀賞といった賞よりも賞名が入ったほうが上位になる大会がほとんどです。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)