合唱コンクール佼成女子の三大行事である合唱コンクールも、今年で6回目を迎えました。生徒たちは9月24、25日の乙女祭が終わってからみんなで選曲をし、早朝と放課後を利用してコツコツと練習を重ねてきました。
10日前のリハーサルの段階では、まだまだ練習の余地があると言われていたクラスもありましたが、最後の追い込みでどんな舞台を見せてくれるのでしょうか。
当日は、保護者の方々もたくさんお見えになり、いっぱいとなった講堂は二階席まで埋まりました。

合唱コンクールは高3を除いた全クラスが参加します。乙女祭が終わってから約4か月の時間があり、それぞれのクラスで計画を立てて曲を決め、練習をしてきました。
しかし、中3は11月のニュージーランド修学旅行、高校の2年F組は12月に留学から帰国したばかりと、全クラスが同じ時間を使えたわけではなく、また、クラスによって人数も違います。
それぞれの事情の中でがんばってきた生徒たち。発表前のクラス代表のスピーチでは、「歌詞についてクラスで話し合ってイメージを一つにまとめました」「笑顔で語りかけるように歌います!」など、抱負を伝えてくれました。
受験の真っ只中である高3は合唱コンクールには参加しませんが、すでに進路が決まった生徒たちは二階席で後輩たちを見守っていました。

司会進行は生徒会役員

司会進行は生徒会副会長音田さんと会計監査の成田さん。トロフィーの隣にはまだ白紙の賞状が書き込まれるのを待っています。
山内日出夫校長

山内校長「皆さんは、思いやりや支えあいで一つの歌を作り上げてきたのだと思います。その人と人との交わりの中で、相手を思いやり、自分自身を成長させてきたはずです。どうか存分に成果を発表してください」
前半の中学の部は課題曲の「A Whole New World」と各クラス選曲の自由曲、後半の高校の部は自由曲のみ。

審査の観点は、

  1. 声、ハーモニーは美しいか
  2. 感情表現は豊かか
  3. クラスとして一体感はあるか
  4. 歌唱態度(入退場・服装等の風紀面)

です。また、予備審査として先生方が各クラスの練習時の態度などもチェックしています。この日は審査員として、佼成学園男子校の榎並校長、音楽講師の草分先生にもおいでいただきました。
各クラスとも、発表前には代表からのスピーチがあり、会場の期待を盛り上げました。

出番を待つ生徒たち

出番を待つ生徒たち。このときの態度も重要な審査対象なのです。
伴奏者の楽譜

伴奏者の楽譜に書き込みがいっぱい。練習のあとが見て取れますね。
合唱部

「証」、「小さな恋うた」
指揮者:ステファン先生
伴奏者:鈴木圭子先生
中学の部の審査を待つ間、合唱部によるステージがありました。

引き続き行われたステファン先生の講評は通訳なしの英語スピーチ。「中1は少人数クラスなのにとてもパワフルで元気、2年生は去年より力強くなり、3年生は修学旅行もあったのに、みんなよく頑張りました」。
中学生たちも先生の英語をしっかり聞き取り、喜んだり拍手したりしていました。

前半の中学の部では、2年2組がみごと金賞を勝ち取りました。2年2組は乙女祭の舞台発表でもダンスで中学1位を獲得しています。「そこで会得した表現力は、今回のステージでも大いに役立ちました」と担任の井上先生が語ってくださいました。
1年2組も、1年生ながら銀賞に入る大健闘。少人数なのに、とてもよく声が出ていました。朝の練習にもいつもほとんど全員がそろって、一生懸命練習したそうです。
中学の担任の先生方もクラスの舞台を心配そうに見守り、終わったときには素晴らしい出来に涙ぐむ先生もいました。

【結果発表】
中学の部
金賞 2年2組「YELL」
銀賞 1年2組「大切なもの」
銅賞 3年2組「栄光の架け橋」
最優秀指揮者賞 2年2組 笹川真優
最優秀伴奏者賞 3年2組 宮迫真理佳

2-2

金賞と指揮者賞の2年2組。「乙女祭の舞台発表での1位で自信がつきました!」
1-2

中1で銀賞と大健闘の1年2組。少人数なのに、とてもよく声が出ていました。
3-2

銅賞と伴奏者賞の3年2組。発表前には練習をがんばった仲間と先生に感謝の言葉が。

休憩をはさんで高校の部。保護者席も、中学生から高校生の保護者の方々に代わっていただきました。

高校の部の講評は、審査委員長でもある佼成学園男子校の音楽科の草分先生。
「どのクラスも歌い方も表情もとてもよかった。今日までの日々でたくさんの苦労をしたり、辛かったり、クラスメイトとぶつかったりしながら、今日の合唱を完成させて来たんだなと、とても感動しました」(草分先生)

高校の部 講評

草分先生は出すのが難しい高音の発声を教えてくださいました。来年にぜひいかしたいものです。
高校の部では2年E組が金賞を獲得。曲は、NHKの合唱コンクールで中学の課題曲であった「証」。2年C組も証を選曲しており、さらに合唱部も歌ったために、思わぬ「証」対決となりましたが、今回はE組に軍配が上がりました。
銀賞は12月に留学から帰ってきたばかりの2年F組。どのクラスよりも短い練習期間でがんばりました。スピーチでは、留学時代の思い出をからめて「あるとき立ち止まって今日の合唱を思い出し、このクラスで出会った幸せをかみしめたいと思います」。そして受賞した時に、どのクラスよりも感情表現豊かにみんなで喜び合っていました。

【結果発表】
高校の部
金賞 2年E組「証」
銀賞 2年F組「虹」
銅賞 1年D組「きみにとどけよう」
最優秀指揮者賞 2年F組 田口愛
最優秀伴奏者賞 2年E組 村井清花

2-E

金賞と伴奏者賞の2年E組。高音がとても豊かに美しく響いていました。
2-F

銀賞と指揮者賞の2年F組。胸に迫る表現力がありました。ソロも見事。
1-D

銅賞の1年D組。パフォーマンスでアピール!高校は他クラスもいろんな工夫が。
表彰式

表彰式。入賞したクラス代表はトロフィーを手に誇らしげです。
曲のタイトル

個性的で楽しい曲のタイトルは各クラスの自作。クラスに持ち帰ります。

「予備審査で各クラス見ていますが、この3日間の仕上がりにみんなの凝縮したパワーを感じました」(井上教頭)というくらい、各クラスの最後の追い上げはすばらしいものがありました。
リハーサルの時は声が小さかったクラスの歌声が力強くなっていたり、歌詞の解釈ができたためか聴く人の胸に迫ってきたり、わずかの間にたいへんな進歩がみられました。たとえ賞から漏れても、その努力に対して大きな拍手を送りたいと思います。
特に高校の部は、どのクラスも発声が豊かで、順位は僅差だったと感じます。
伴奏をCDに焼いて教室で何度も練習したり、録音した合唱を聞き返してみんなで改善点を話し合ったり、そうやって目標に向かって一致団結していったその時間こそが宝物でしょう。

お子様たちの練習を陰から支えて下さり、また早朝から観覧にいらして下さった保護者の方々、本当にありがとうございました。お子様方の成長を少しでも感じ取っていただけたら、嬉しく思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)