折鶴平成22年3月11日の東日本大震災から1年がたちました。今年のこの日、東京で政府主催の追悼式が行われ、テレビやラジオでも追悼や復興をテーマにした番組が流れ、14時46分には全国の方が黙とうしました。
佼成女子の設立母体である立正佼成会でも「東日本大震災犠牲者慰霊並びに復興祈願法要」が行われ、この日のために佼成女子の生徒たちも慰霊のための折鶴を作りました。
大震災1年の節目に、犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

「東日本大震災から間もなく1年になろうとしています。復興はなかなか進みません。被曝の心配も消えません。被災された方々が1日も早く平和な暮らしに戻れるよう、心からお祈り申し上げます。この震災を通して、私たちは日常生活が送れることの幸せを感じることができました」
3月8日の卒業式で、卒業生代表の東狐佳穂さんの答辞の冒頭の言葉ですが、これは、卒業生だけでなく佼成女子の生徒たちの全員の気持ちでもあろうと思います。

募券箱大震災以来、本校の生徒たちは、募金活動、今も続けている節電など、様々な活動を続けてきました。佼成女子の卒業生たちが現地にボランティアに行った話なども聞こえてきました。
この1年間、中学生、高校生に今すぐできることは限られており、歯がゆく感じる生徒もいたようですが、「大学に入ったらボランティアに行ってみたい」「人の役に立つ仕事をしたい」という声も聞かれ、生徒たちの意識も変わっていったように感じます。生徒会の活動も予定通りに進みませんでしたが、生徒たちが知恵を出し合って、たくましく前進していくところが見られたのは頼もしい限りでした。

昨年2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで大地震が起こり、日本人留学生を含む185人が亡くなられました。今年のこの日、クライストチャーチでは国を挙げての追悼式典が行われました。倒壊した語学学校の建物にいた、留学中の富山の語学学校のご家族も参加され、現地でも報道されていたそうです。留学中の本校生徒39名も、留学先で追悼の意を表し、黙とうをささげました。
本校と縁が深く、かつて来校されたこともあるキー首相の追悼式典でのスピーチは「ニュージーランドにとって最も暗い日の一つだったが、われわれは力を共有し、前に進んでいける」という力強いものでした。
クライストチャーチはショッピングモールが整備されるなど、徐々に復興に向けて活気を取り戻しているそうです。

ニュージーランド大地震の直後、本校からは義援金とお見舞いメッセージをお送りさせていただきました。その翌月に起こった東日本大震災では、今度は世界中から支援が届けられました。この経験を通じて、世界は身近なところで繋がっている、という意識が生徒たちにも芽生えたように思います。本校のNZ留学生5名からの2月22日現地情報をお伝えします。

■Rikako (Napier Girls’ High School, Napier)
In New Zealand, Many documentary programs were broadcasted on TV on that day.

■Kie (Te Aroha College, Tauranga)
I found some Japanese on television on the day and they said that their friends had died in the earthquake. They were the students from Toyama, Japan.
We had a time to be quiet during the class for two minutes at 1:05 on the day.

■Misaki (Bethlehem College, Tauranga)
I saw the news that everybody closes their eyes to do ‘mokutou’. And l also
watched the names of the dead people in the earthquake. And newscaster
interviewed a crying person whose family had died in it.

■Moe (Tauranga Girls’ College, Tauranga)
On February 22, when I came back home, my mother was watching news on TV. In Christchurch, people held a memorial service and the news interviewed some people. One of the people who accepted the interview was a Japanese. Probably, his friend was killed in the earthquake. The news said about many Japanese students who had learned English at the school died
Many scenes which showed the broken building were broadcasted many times. I could see some people crying. But I didn’t hear of anything about the news at home, and my host family didn’t talk about it at all.

■Chikako (Waikato Diocesan School for Girls, Hamilton)
I don’t remember so much what I did on the day, but I really felt sad to know that.
My school has a chapel and we often go there to sing or pray.
On that day, we prayed for the victims of Christchurch earthquake.
I also watched some news about Christchurch.
People in there threw so many flowers as I could not count. They stopped every working for 1minute at the right time when the earthquake happened.
I could hear Japanese a little because some of the victims were Japanese, who just came to NZ to become a nurse. Half of the students were killed in the earthquake.
I couldn’t stop crying and at the same time I remembered the earthquake in Japan.

折鶴3月11日、佼成女子の設立母体である立正佼成会では「東日本大震災犠牲者慰霊並びに復興祈願法要」が行われまました。生徒たちも、犠牲となった方々のご冥福と、被災地の復興を願い、各クラスで慰霊の言葉を書いた折鶴を生徒が一人ひとつ心を込めて作り、式典で奉安されました。

この1年で、本校生徒たちのボランティア活動に対する気持ち、また将来に対する意識は大きく変わったと実感しています。
昨年9月の創立記念式典の記念講演で、世界の支援活動を行っている非営利活動法人ジェン(JEN)の石巻のスタッフで被災者の杉浦さんの言葉は「被災地のことを忘れないでほしい。時々思い出して、伝えて、今後につなげてほしい」でした。
忘れないこと。将来に語り継ぐこと。直接のアクションができなくても、これだけは生徒たちには忘れないでいてほしいと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)