中学卒業式平成24年3月22日(木)、本校講堂にて佼成学園女子中学校の卒業式が行われました。保護者の方々と教職員、中1、中2の後輩たちに見守られ、計52名の中学3年生全員が卒業証書を受け取りました。
皆さん、卒業おめでとうございます!

中学卒業式

暖かい春の日差しを感じるこの日、中学3年生たちの卒業式が行われました。
緊張の面持ちの卒業生は、吹奏楽部の演奏の中、万雷の拍手で迎えられました。
卒業証書授与

担任の先生が一人一人名前を呼び上げるなか、1組26名、2組26名の全員が、校長先生から卒業証書を受け取りました。
保護者の方々、中1、中2の後輩たちも見守っています。
山内日出夫校長山内校長は、「能力」についてお話して下さいました。

「人は時として、最初から能力の有無をいう場合があります。しかしそれは大きな間違いです。人としての能力の違いは、自分から進んで本気でやる気になるかならないかの違いです。校長室で皆さん一人一人と面談したとき、皆さんは私に、たくさんの夢や希望を話してくれました。その実現のためには、本気で夢や希望にむかってやる気になることです。そのためには、今という期間を大切に心を込めて本気で使ってください。勉強にもクラブ活動にもお友達との付き合いにも本気になることで、皆さんのこれからの高校生活はとても素晴らしく充実したものになります。高校生活で何かに突き当たって思い悩んだとき、そこに本気の自分がいるかどうか確認しながら、今という時間を大切に、心を込めて前に進んでいただきたいと思います」

酒井理事長は、「感謝」についてお話をしてくださいました。

「先日、気仙沼で行われた東日本大震災の追悼式で、高3の三浦美咲さんが追悼の言葉を述べました。三浦さんは8人家族の7人を失いました。家族がいて友達がいて明日がくる。すべてを失ってみて、その当たり前であることがいかに幸せであるかがわかったと、涙ながらにお話しされていました。皆さんはこうして今日、家族に見守られてお友達と一緒に卒業式を迎えることができた。そして高校に進んでいける明日がある。幸せなことです。三浦さんはお父さんやお母さんにお礼を言えなかったことを悔やんでおられました。今日皆さんは、たくさんの方からお祝いの言葉を受けます。皆さんからはぜひ、家族の皆さんに感謝の言葉を述べてほしい。恥ずかしいかもしれないけれども、家に帰ったら勇気を出して、お父さんお母さんありがとうと言ってください。そして新しい高校生活をスタートしていただきたい」

学園長賞
賞状授与。学園長賞の武市祥保里さんのほか、皆勤賞、運動で活躍した生徒が表彰されました。
送辞在校生代表の中川愛摘さんからは、先輩方との思い出と感謝の「送る言葉」を。

「先輩方と過ごした時間は、私たちの中学生活の大切な思い出となっています。新入生歓迎会で、笑顔で声をかけて下さったこと、どの行事においてもまっすぐな気持ちで取り組む姿勢を見せて下さったこと。私たちは努力を積み重ねることの大切さや、1つの物を目指して作り上げることの素らしさを学びました。部活動では一人一人と真剣に向き合って、1年生の夏にふざけてばかりだった私たちを、本気で叱ってくださいました。そのおかげで本気で物事に取り組み、その先にある楽しさを自分たちで作り出そうという気持ちになることができました。4月からは私たちがこの学校を引っ張っていく番です。先輩がたが作り上げてきた伝統を受け継ぎ、より良い学校を築くために頑張ってまいります」

答辞卒業生代表の岡崎真由美さんの「卒業生の言葉」。3年間の思い出と学んだことを、ていねいに伝えてくれました。

「入学したばかりの不安を解消してくれた青梅のオリエンテーション、SFの台風の目では必死で練習してチームワークで1位を取りました。中2のときはちょっとしたことでイラつき、担任の先生にいっぱいご迷惑をかけました。今考えれば自分たちの考えが幼くて、でもクラスの絆が強まっていったのも2年生だったと思います。3月11日には忘れられない東日本大震災がありました。交通手段が断たれ、帰宅することができませんでしたが、学校はおいしいカレーやふわふわの毛布を準備して下さり、私たちはとても安心できました。後になって事の重大さに心が震え、命の尊さ重さを痛感しました。
中3では、乙女祭前日の下校時間ギリギリまで準備をしたお化け屋敷。振付を考えたり教えあいながら練習したダンス。そして何といっても進路を決めるにあたり、大きな影響を与えてくれたニュージーランド修学旅行。オークランドで班ごとに支給された携帯電話が壊れ、公衆電話がうまくかけられず、ニュージーランドの方が助けてくれました。
合唱コンクールでは初めて指揮をやりましたが、思うように練習が進まず、思い切って自分の気持ちを正直にみんなに伝えてみました。私はこうしてほしいと相手に要求ばかりしていて、相手を認めて受け入れていないことに気が付きました。私にとって一緒に悩み、一緒に考え、一緒に行動してくれた友達の存在は大きいものでした。中学最後の行事でみんなが一つになれたと実感しました。
中学1年生、2年生の皆さん。私はこの学校が好きな理由の一つは、みんな笑顔で挨拶ができることです。この伝統を絶やさず、後輩にも伝えていってください。
今日まで私たちのことを暖かく見守り、丁寧にご指導して下さった先生方、いつもどんなときもそばで応援してくれた家族に感謝しています。
そして、私がこの3年間を充実して過ごせたのは、いろんなことで相談に乗ってくれ、仲良くしてくれた中3のみんなに出会えたからだと思います。みんなと中学の時の思い出を作ることができて、本当に幸せです。ありがとう。みんなのおかげでたくさんのことを乗り越えることができ、今の自分があるのだと思います。
私達52名は今日無事に卒業できることに感謝し、これからも出会いを大切にしたいです。中学で学んだことを活かし、すてきな高校生になりたいと思います」

中学卒業式

全員で「旅立ちの日に」を歌ったあと、卒業生たちは拍手で送られていきました。
チューリップを手に退場してきた卒業生たちの目には涙がいっぱいでした。でもカメラを向けたらすぐ笑顔!
書道作品

この日、管理棟の書道作品スペースには、中3坂野さんの書道部作品が。これはまさに高校生となるみんなの気持ちでしょう。タイトルは「素直な自分」。

閉会の辞で井上教頭の「とても立派な卒業式でした」との言葉がありましたが、本当に心にしみる卒業式でした。
3年前の入学式での、小学校を卒業したばかりのほんの子供だった頃を思い出して、涙された保護者の方々もいらしたのではないでしょうか。「皆さんは本校で頭と体を鍛え、何よりも心を鍛えてきました」と山内校長がおっしゃったように、行事や勉強や部活動を通じて、しっかり成長してくれたなと感じられる式でした。
中学を卒業した皆さんには、高校から入学した新しいたくさんの仲間との出会いが待っています。どうかすてきな高校生になってくださいね。

卒業生各種受賞者一覧

  1. 内部表彰
      

    • 学園長賞 1組 武市祥保里
    • 3ヵ年皆勤 1組 小林慧織子、中井志帆、2組 櫻本亜紀、宮迫真理佳
  2. 外部表彰
      

    • 日本私立中学高等学校連合会長賞 1組 壬生綾乃
    • 東京都体育協会中学校体育連盟賞 1組 武市祥保里
    • 東京都私立中学高等学校協会 第八支部保険体育研究会賞 1組 中井志帆

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)