7月20日(金)、1学期の終業式が行われました。
4月に中学高校ともに新入生を迎え、全校のスポーツフェスタ、高1のヤングアメリカンズ、高2のオーストラリア修学旅行、中学生たちのイングリッシュサマーキャンプ、英検まつり、などを経験し、学習成果を上げると共に、クラスの親睦や団結を深めた1学期でした。

山内日出夫校長■山内校長講話
1学期の終業式を迎えることになり、たくさんの事柄を思い出しながら終業式を迎えられた人も多いのではないでしょうか。中1、高1にとっては、本校での学園生活が初めてという方が大部分であり戸惑いも多くあったのではないかと推察されます。
皆さんと同じような気持ちで過去にスタートした先輩が、朝日新聞出版のAERA(アエラ)という雑誌の7月16日号に写真入りで大きく掲載(「AERA(アエラ)」に本校の特進留学コースが紹介されました 2012/07/09)されています。昨年卒業した、現在早稲田大学国際教養学部1年生の、青山由里杏(ゆりあ)さんです。今日は、改めてその記事を皆さんに紹介します。
「英検2級で高卒程度の英語力という英検で、最高レベルの1級に現役高校生が合格するのはまれ。しかも成績上位者に与えられる個人賞「オーストラリア賞」も受賞した。将来の夢は通訳。卓越した英語力を持つ青山さんだが、その力は高校入学後に培った」(AERA)。
青山さんは公立中学から佼成女子に入りましたが、実は第一志望の高校は他にありました。そこに落ちて、負け犬のような気持ちで佼成女子に入ったそうです。
1級合格した今年の3月、青山さんはホームページにこんな一文を寄せてくれました。「しかし、家に帰ってオリエンテーションで出された膨大な英語の課題をやりながら、不思議と元気が出てきました。基礎的な問題集なのにわからないことばかりで、私は自分が今までの勉強の中でやるべきことを全くやらずにきたことを思い知りました。勉強というのは地道な努力しかないのだというメッセージが聞こえてきました。そして佼成女子の先生方は私のことを理解してくださっているし、何より上に引っ張り上げてくださろうとしているのだという確信を持ちました。今度こそ、時には苦しいことも選び取って努力していくのだと入学式の頃には固い決意ができていました」
青山さんのおうちは、母子家庭です。妹さんもいらっしゃいます。特進留学コースで留学の道を選んだものの、「経済的にも精神的にも大きな犠牲を払わせるので、直前まで『本当に行っていいのだろうか』と悩みました。でもその母が、『お互い、苦しい道をあえて選ぼう』と言って、送り出してくれました」(AERA)と言って、ご家族の支え、お母さまとの強い絆をインタビューで答えています。
青山さんは本校に入ったとき、「自分自身が負け犬のような無価値な人間」だと感じていた。
しかし先生や友人と触れ合うことで、彼女はこういう答えを出していきました。「勉強というのは地道な努力しかないのだ」
私たちは、成功するときもあります。失敗するときもあります。失敗をするときのほうが私たちは多いのかもしれません。いくら努力しても、失敗するときもあります。私自身も、自分の人生が順調だったとは言い切れません。たくさんの失敗をして今この場に立っています。
ですから、失敗した時、困難な時に、どのような思い出でそのことに立ち向かっていくか。青山さんのように答えを見つけ出すということが私達には求められています。
例えば、ジャンプをするとき、身体を縮めて折り曲げて、身体のバネを使って思いっきり飛び上がります。それと同じように、失敗した悔しさ、困難な時の涙する気持ちも、心のバネを使って思い切り飛び上がる。そうしたことが私達には必要だというふうに思われてなりません。
青山さんのインタビューからくみ取れる心のバネ、私達にはそういったものが与えられています。皆さんには、クラブ活動での試合、勉強での試験、経験、これから数多くのチャンスが与えられています。その時には、しっかりした心のバネを使って、大きく挑戦して、ジャンプをして飛び上がって下さい。
明日から夏休みが始まります。自らの将来像を描いた中で、夏休みを過ごしてほしいと思います。2学期には元気な顔で会いましょう。

各種表彰■各種表彰
この日は6月13日の生徒会役員選挙で選ばれた、7名の新生徒会役員の認証が行われました。さっそく新生徒会及び乙女祭実行委員会よる乙女祭に関する連絡事項もありました。

  1. 中学学力テスト
    中学校で各学期1回行われている標準学力テストの結果、成績優秀者である3科目の首都圏偏差値60以上の生徒の表彰が行われました。中学生たちはとてもよく努力をし、本日は57名の生徒が表彰を受けました。
  2. 英検まつり
    英検まつりの英単チャレンジの優秀生徒および優秀クラスの表彰を行いました。次回の英検まつりは、10月2日からです。
  3. 書道部
    第6回全国高校生大作書道展にて、入賞(高2 浮田明日香)
    第36回高等学校総合文化祭 東京都代表として推薦(高2 浮田明日香)
  4. バトン部
    第25回関東バトントワリングコンテスト 全国共通規定演技ソロトワール部門 中級5名 初級5名、合計10名が金賞を受賞。今年度初めて上級にチャレンジした小俣さんも表彰されました。
  5. ソフトボール部
    中学校夏季ソフトボール地区大会において6位に入賞。この結果、都大会に15年以上ぶりに出場することになりました。
  6. バレー部
    東京都高体連バレーボール春季リーグ戦 4勝1敗でリーグ2位となり、春季1部大会の出場を果たしました。

壮行会■壮行会
夏休みに全国大会に出場することになった書道部とハンドボール部の壮行会が行われました。
全国高等学校総合文化祭富山大会に都代表として出場する浮田さんより、「この大会は、文化部に所属するすべての生徒が目指す唯一の公式大会です。私が出場する書道部門は、47都道府県の代表者作品が約300点が展示されます。私の作品は、平安時代の香紙切(こうしぎれ)という古筆(こひつ)を 篆書したものです。作者を感じながら魂を込めて書き上げた作品です。大会では、多くの作品を見たり、他校との交流を通し、今後の部活動や人生に行かせるよう、多くを学び、吸収してきます」との挨拶がありました。
山内校長からも、「書道部は毎年連続して全国大会に出場しており、心強く誇りに思っております。また、パフォーマンスの部門でも書道大会の全員の方々が全国大会に出場が決まっております。今までの実績を踏まえ、すばらしい成果を発揮して下さい」との激励の言葉がありました。

2年連続10回目のインターハイ出場が決定したハンドボール部の壮行会では、出場選手全員が紹介され、インターハイ出場までの1年間をまとめたスライドショーも上映されました。
インターハイの他にも、8月に本校で行われる国体関東ブロック予選に出場する東京都選抜チームに11名が選出され、監督して石川先生、コーチとして安藤先生も出場。8月16日よりモンテネグロで行われる第4回世界ユース選手権に出場するアンダー18日本代表に3名が選出され、コーチとして石川先生も出場。韓国で行われる文部科学省主催の日韓中ジュニア交流協議会に出場する全国日本選抜チームに、1名が選出されています。
「インターハイの予選のとき、いつも冷静な監督の石川先生が、試合が終わったとき応援席にかけつけて、『勝ちました!』と言った。それだけ、皆さん方は素晴らしい試合をしました。私たちの学校から、国体、アジア大会、世界大会、に出場する選手が選ばれた。こんな素晴らしいことはありません。あなた方の中からオリンピック選手が出るだろうという想いもあります。私たちも一生懸命応援します。がんばってください」(山内校長)
選手代表からは、「昨年のインターハイでは第3位と言う成績を納めましたので、今年も出場するぞと1年間やってきました。出場できることになり、本当にうれしく思います。支えて下さった多くの方々のおかげです。がんばってまいります!」との力強い挨拶がありました。

最後に井上教頭より、「ハンドボール、書道部、男子校も甲子園を目指して勝ち抜いています。1学期の試験が終わってからの高2の修学旅行、高1のYA、みんなのいろんな姿、行動を見ていると、佼成女子の生徒ってすごいな、みんなのパワーってすごいなと思います。この夏も、いろんな場面でいろんな人が活躍します。当事者になった人は、その時その時を一生懸命生きること、やることが大事だと思います。何かの役割を果たす人、支えられる人、想いを一つにして、この夏を乗り切ってほしいなと思います」

暑い夏になりそうですが、健康に気を付け、みんなが当事者として、地道な努力で、それぞれの役割を果たして行ってもらいたいと思います。
そして2学期には、元気な顔を見せてください!

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)