吹奏楽震災から1年5か月近くたちました。しかし、時間は経過しても、いまだ仮設住宅に住んでいる被災者の方々も多く、被災地ではいまだボランティアを必要としています。
最近では、生活支援型ボランティアとして、集会所でのサロン活動などが喜ばれているとのことで、佼成女子では夏休み中に吹奏楽部生徒による「吹奏楽キャラバン」を行うこととなりました。キャラバンでは、吹奏楽部有志35名が岩手県釜石市の仮設住宅に伺い、炊き出しと吹奏楽の演奏を行う予定です。現在、吹奏楽部では高齢の方やお子さんにも喜んでいただけるよう、演歌とアニメメドレーを一生懸命練習中です。

東日本大震災以後、佼成女子では募金活動による義捐金寄付、千羽鶴のお届けなど、その都度できることを探りつつ、学校内で可能なできるだけのことをしてきました。
現地でお手伝いがしたいという生徒たちの声もあり、佼成女子としても、現地での活動の可能性を探っていましたが、このたび佼成学園の設立母体である立正佼成会「心ホットプロジェクト」の要請及び協力もあり、「吹奏楽キャラバン」が実現の運びとなりました。佼成女子では初の現地ボランティア活動となります。

今回のキャラバンでは、佼成女子の吹奏楽部有志35名が岩手県釜石市の仮設住宅を訪問し、被災者の方々への炊き出しと音楽演奏を行います。有志を募集したところ、吹奏楽部の高3の受験生以外全員がすぐに手をあげてくれました。趣旨をご理解いただいた部員の保護者の方々にも感謝申し上げます。

日程は8月18日(土)から20日(月)。19日は仮設住宅で焼きそば、たこ焼きなどの炊き出し及び、生徒たちの吹奏楽演奏を行います。いまだに何かとたいへんな生活をされている現地の方々に、「少しでも癒しになれば」という気持ちです。演奏のあとは、現地の子どもたちとも触れ合う予定です。
翌20日には陸前高田市に移動します。陸前高田は、街の9割が津波にのみこまれたところであり、岩手県の中でも最も多くの方が亡くなられています。いまだに200名以上の方が行方不明であり、警察が定期的に捜査にあたっています。
がれきは片づけられつつあるとはいえ、まだ被災の生々しさが残っているこの地で、キャラバンは陸前高田の海に向かい、亡くなられた方々の鎮魂のために献花、黙とう、演奏を行います。

Colorful Love Heart Kites「ボランティアは、世間の関心が薄れてきてしまう2年目3年目が大切。そして、押し売りであってはならないと、生徒たちには伝えています」と、吹奏楽部顧問松本先生。
生徒たちは、中学・高校生である私たちが被災地のために何かできることがあるとすれば、今の生活が恵まれていることに感謝すること、被災地を忘れないことであろうという気持ちで生活してきました。ようやく被災地に行ける機会を得て、「私達には、被災地の方々の悲しみの一部もわからないだろうから、少しでも役立てるよう、せめて来てくれて嬉しかった、楽しかったといっていただけるように、一生懸命演奏します」(吹奏楽部一同)。

現地での様子は、ホームページにてご報告させていただきます。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)