Fireworks17日間にわたって世界最高の戦いを見せてくれたロンドンオリンピック。
日本は、金7、銀14、銅17、計38個という史上最多のメダル数。長い努力の末にメダルを勝ち取った選手たちの笑顔、喜びの涙、そして思うような成績を残せなかった選手の悔しさ、テレビ観戦していた生徒たちも、選手たちからいろんなギフトを受け取ったかと思います。

今回のオリンピックは、女性の活躍が目立ったオリンピックでした。最初の金メダルが女子柔道で、結果的に金メダルの数が男子3に対し女子は4、旗手が女子レスリングの吉田沙保里選手であり、さらにオリンピック3連覇を成し遂げたのが女子レスリングの2名、サッカーや卓球などの人気の団体競技で女子がメダルを取ったことで、その印象は強まりました。また、世界に目を向ければ、女性が全競技に参加した初めてのオリンピックでもありました。

Team Joining Hands団体競技といえば、個人で金メダルを取った体操男子の内村航平選手が、個人成績よりもこだわっていたのが団体での金メダルだったこと(結果は惜しくも団体銀)。そして個人では今回無冠に終わった水泳の北島康介選手が、競泳男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得し、第3泳者の松田選手が「ほかの3人で『康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない』と話していた。(日本競泳陣全員の)27人で取ったと思います」と語っていたのが印象的でした。
サッカー女子「なでしこジャパン」のキャプテンである宮間選手は「この仲間と戦えたことを誇りに思う」と語り、卓球団体女子の3人は手を繋ぎ、晴れやかな笑顔で表彰台に立ちました。
他にも団体では、フェンシング男子フルーレ団体、バトミントン女子ダブルス、バレーボール女子、競泳女子400メートルメドレーリレー、アーチェリー女子団体が、本来の実力と素晴らしい集中力を発揮して、メダルを取りました。
選手たちは仲間と強い絆で支えあってオリンピックの舞台に立ち、この結果を勝ち取った。インタビューや表彰台では、仲間に感謝し、お互いをリスペクトし合っている気持ちが伝わってきて、見ている私たちまで、応援してよかった、ありがとうという気持ちにさせてくれました。

この「仲間と一緒だからがんばれた」「仲間のためにがんばった」という団体戦の強さは、日本人の美しさの一つと感じます。日本代表解団式では、「チームメイトに恵まれた」(卓球女子団体平野選手)「メダルに向かって一丸となり、みんなの思いがつながった」(バレーボール女子荒木選手)、「今あるのは先輩たちのおかげ」(サッカー女子宮間選手)。まさしく、団体戦が強かった今回のオリンピックを象徴するかのようでした。そして、コーチ、監督、家族、周囲の人たち、応援してくれる人たち、そういう人たちに支えてもらってこそのメダルだという感謝の気持ちを持ち続けている人たちだからこそ、オリンピックに出られるまでの一流の選手になるのだなと感じました。

8月14日掲載の「山内校長の和顔愛語〜ひたむき」でも取り上げられていましたが、ちょうど柔道女子57kg級の松本選手が素晴らしい気合で金メダルを獲得した日は、高校三年生たちの勉強合宿の初日でもありました。

佼成女子高校今回のオリンピックの中で、佼成女子の学園生活を連想させる要素がたくさんありました。
この佼成女子のホームページで「団体戦」という言葉を検索すると、たくさんの記事がヒットします。佼成女子では、「受験は団体戦」というポリシーがあるからです。佼成女子の生徒たちは、同級生たちと競い合い、励ましあって、受験を乗り越えてゆきます。「仲間と一緒だからがんばれた」。これは、受験を終えた高3たちから毎年聞かれる言葉でもあります。
また、日本は当初の予想よりも金メダルの数は少なかった。しかし、結果的に銀、銅メダルの数を取り、史上最高のメダル数となりました。全体的にレベルが高く、今回は惜しくも金を逃したけれども、次のオリンピックで金メダルを取る可能性がある人がたくさんいるということでしょう。
佼成女子も、難関大学への合格実績が年々上昇しています。また、英検にしても、昨年度は、オリンピックでいえば金メダルの1級合格者が3名出ましたが、全体を見ると2級の合格者数も上がっており、受験にしても英検にしても、学校全体のレベルが上昇気流にのっているところです。
メダルは運とも言われますが、がんばってきた自分の力を信じ、どんな場面でも負けない集中力を発揮し、あとは共にがんばってきた仲間の顔を思い浮かべることができれば、どんな結果が出ても納得がいくのではないでしょうか。受験勉強もそれは同じです。

「トレーニングにしても、勉強にしても、仕事にしても、懸命に、本気で何かに立ち向かっていれば、一瞬、何かを突き抜ける瞬間があります。新たな世界を自分のものにできる、分かる瞬間です」(「山内校長の和顔愛語)より」。
そんな瞬間を、生徒に持ってもらいたい。そして、オリンピックに限らず、この感受性が強い時期に、見たもの、感動したこと、経験したことを、自分の血肉にしてもらいたい。そんなことを感じつつ、見入ったオリンピックでした。

選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました!

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)