冬休みも終わった1月8日(火)、講堂にて3学期の始業式が行われました。
高3は受験のラストスパート、中学生び高1、高2は今月26日の合唱コンクールのための練習が本格的に始まります。留学生の出発及び高3の卒業をひかえ、本年度全校生徒が集まるのは、この3学期始業式が最後。この日は留学に出発する1年E組の壮行会も行われました。

■校長講話
「私の出身地である福島県の会津若松市は、150年前に日本国内を二分するような戦争があった街です。会津藩の時代に、薩摩藩(鹿児島県)、長州藩(山口県)の両藩を中心とする政府とのぶつかりあいから、戊辰戦争が勃発しました。会津藩は鶴ヶ城に立てこもり、最後まで戦いましたけれども、最終的には敗れ去りました。この鶴ヶ城の中に、皆さんと同じような年頃の山本八重、後の新島八重という女性がいました。その新島八重を主人公にしたNHKの大河ドラマが始まったところです。この時代の女性としては、津田塾大学を作った津田梅子、大山捨松といった女性がいます。
今なぜ、新島八重という女性に光が当たるのか。新島八重は、江戸幕末の動乱期から明治、大正、昭和と時代を前向きに生きた女性です。会津藩の武士の娘として生まれ、兄の山本覚馬から砲術の指南を受け、戊辰戦争においては男性と同じように狙撃兵として戦い、敗戦ののちには覚馬を頼って京都に移住し、明治時代にはいち早く英語を学び、新島襄と結婚しています。そして同志社大学の前身となる学校を作り上げ、育て、運営をしてきた女性です。関西の名門、同志社大学の礎となった人物の一人であり、新島襄が亡くなった後には、日本赤十字社の中心人物となり、社会福祉に貢献しました。日清日露戦争においては、戦地に赴き、傷病兵を看病した女性でもあります。
なぜ新島八重はこのような生き方ができたか。武家の娘、明治時代の新しい女性、従軍看護師として生きてきた女性、ましてや当時は男尊女卑と言われる封建主義の時代です。ひとつ言えるのは、「私はこうする」という明確な意思を持って生きたからこそ、このようなことができたのでしょう。
新島八重は、「美徳以為飾(美徳を以て飾りと為す)という言葉を残しています。皆さんも女性ですから、将来美しく着飾ることは大切なことです。しかしそれ以上に大切なこととして八重が教えているのが、美徳を以て飾りと為す。美徳ですから、善い行いをすること。それによって女性はさらに光り輝くと、新島八重は自らの人生を振り返って言い残しています。
中学生の皆さんは、高校に行くとどのコースに進むか決断をしなければならない時が来ます。高校生は、大学や学部学科を選ぶ際に、どこに行くか判断しなければなりません。
ましてや、就職活動をする際にも、社会に出て活動する際にも、新島八重と同じように「私はこうする」という明確な気持ちが求められる時が来ます。
皆さんが、右に行くか左に行くか真ん中に行くか悩んだときに、一人一人が問われることは、「私はこうする」という明確な意思を自分の中に持っているかどうか、これが最終場面で問われます。ぜひ、自分の心持の中に、私はこうするという明確な意思を持てるようになって欲しいと思います。」

■1年E組壮行会
1年E組壮行会KGGS留学コース9期生である1年E組29名は、約1年間のニュージーランド留学のため、1月19日に日本を出発します。
代表して小林さんから留学プログラムの内容紹介、担任の先生よりニュージーランドの現地高校紹介及びその学校に留学する生徒が一人一人紹介されました。
ニュージーランドに到着した留学生たちは、4日間のオークランドでの研修の後、2~3名でニュージーランド北島の3地区、14校の学校に分かれ、ホームステイをしながら留学生活を送ります。ニュージーランドは4学期制であり、1月末の1学期から11月の4学期までを終えた生徒たちは帰国直前にクラス全員が再度オークランドで研修をしてから、12月に帰国します。
留学生代表の石垣さんからは、在校生に向けて英語と日本語でのあいさつがありました。
「たくさんの人に支えられ、ついにニュージーランドに行く準備ができました。私たちはとても優しくていい生徒だと言われてきましたが、それはお互いに本音で話さなかったからです。しかし、乙女祭合宿を通して、私たちは少しずつこの問題を解決し、まわりの人に常に正直でいることがどんなに大切かを気付きました。今、たくさんの期待と少しの不安をかかえていますが、先生方、友達、支えて下さったすべての人たちに感謝したいです。私たちは期待以上に成長し、ニュージーランドで最高の時を過ごしたといって帰ってきたいと思います。」
9期生である1年E組の充実した留学生活を祈るとともに、帰国時には、先月帰国した8期生のように、在校生や先生方に達成感に満ちた誇らしげな顔を見せてもらうことを期待したいと思います。

■各種表彰
各種表彰

  • ハンドボール部
    • 平成24年度東京都高等学校体育連盟主催春季大会予選 優勝(全戦全勝)
      関東選抜大会に出場決定。
    • 平成24年度第11回ニューイヤー高等学校女子ハンドボール大会 東京都フランチャイズカップ 優勝
  • 吹奏楽部
    • TAMAアンサンブルフェスタ 銀賞
    • 第36回高等学校アンサンブルコンテスト 
      管楽八重奏 金賞 
      金管八重奏 銀賞

■ハンドボール部壮行会
ハンドボール部壮行会関東高等学校ハンドボール選抜大会に出場するハンドボール部の壮行会も行われました。この大会には、6年連続17回目の出場となります。
出場選手紹介のあと、生徒会長、体育部代表の応援の言葉、校長先生から激励の言葉をいただきました。
選手代表からは、「目標を一つ一つこなしてきました。次の目標は関東選抜大会の優勝です。まだまだチームとして個々の努力が足りないところがありますが、チームのみんなで補い、総力戦で戦いたいと思います」との力強い言葉がありました。

この日、生徒会から来年度のSF実行委員及び乙女祭実行委員募集のお知らせがありました。どちらも毎年希望者が多く、在学中に1回はやりたかったという声の多い委員。来年度の行事も動きはじめます。
また、今年度の生徒会が新たな取り組みとして始めた「授業マナーの強化運動」の2学期の成果も報告されました。この運動は3学期も引き続き行われます。

1月は合唱コンクールの練習及び本番、3月はすぐに学年末試験と、油断しているとあっという間に終わってしまう3学期。ひとりひとりの3学期「私はこうする」に期待したいと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)