Hand Holding Heart Shaped Cloud皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第22回目の今回は、「心情」と題してお伝えします。


新しい年を迎えると、学校内は一斉に「入試」の雰囲気が漂います。
中学校と高校受験そして大学等の受験と「迎える立場」、「送る立場」とふたつの面からの対応を、それぞれ行っていきます。
いきなりこの場面が訪れるのではなく、様々な取り組みの積み重ねを行うことで、初めて迎えることができる瞬間でもあるのです。

例えばその積み重ねには・・・・・・・・と多くあります。
学校説明会もそのひとつです。
今年度(昨年6月から)の中学校説明会では、私からは「学校って何でしょう」をテーマに毎回(6回)話をしてきました。
話す時間は10分間余りと限られていますから、凝縮した内容を伝えることに、如何に意を用いるかがポイントとなります。
佼成学園女子中学校初回は「未来を創るところ」、そして次回からは「生き方(価値観)をつくるとこ
ろ」、「達成感(成功体験)を得るところ」、「友だちをつくるところ」、「勉強するところ」と「題」して話をしてきました。
そして最終回はまとめとして、本校の「建学の精神」の中から、生徒たち自身が、日頃から取り組んでいる「心の成長」と「知識の成長」を取り上げ紹介致しました。
「学校って何でしょう」をテーマにした理由は、説明会にお越しになられる保護者や受験生本人にも「学校って何だろう」を、この受験を機に、改めて考えて頂く機会にして欲しいからです。
そうすることで、学校に対して明確な「目的意識」が持てるようになり、学校生活もひと味(「心情」)違ったものになると思えるのです。

高校説明会も、単に本校のPRのみに陥ることのないように心がけています。
中学校説明会同様に、保護者や受験生に考えて頂く機会にも、また外部からの客観的評価も交え伝えています。

学習また、もうひとつに授業の延長上に「講習」があります。
「講習」について特に高校三年生ではその一貫として、教科毎の勉強合宿を校内で行っています。センター試験直前には、一月の連休を利用して、今期最後の七回目の勉強合宿を行い、恒例の「総括」で締め括りました。
生徒たちひとり一人がこの一年間を振り返りながら、受験に向かう決意を述べるのです。
生徒からの一言に『「支えてくれる人のために勉強する」という、勉強があるということを知りました』とありました。
これから言えることは、受験勉強という困難で厳しい間(だからこそ)に、生徒たちは人としての「心情」にある深い部分までも自分のものにしていたということです。

さらには中学三年生(本中生)の「校長面接」もあります。
高校へ進むために、最終の「校長面接」を、本中生の中学三年生に課しているのです。
当日は、緊張した面持ちで校長室に入り、自己紹介した後、面接を受けます。
「本校での中学三年間で得たものは、何ですか」と聞きますと、「行事等、厳しい練習やクラスの友だちとの色々意見の違いもあったけれど、それらを乗り越えて出来たときはとてもうれしかった」と言い、「達成感」が何にも増して「心」に残っていると言います。

「迎える立場」、「送る立場」に立った時、様々に生徒たちの「心情」を思い描くことになります。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)