ニュージーランド留学高1の3学期から、約1年のニュージーランド留学を経験する佼成女子の特進留学コース。日本を離れることで語学力はついても受験対策が遅れるのではないかなど、興味はあっても不安に思う方も多いと思います。しかし毎年、留学コースの生徒たちは、そんな不安を吹き飛ばす結果を見せてくれています。
KGGS留学コース7期生の3年の安達美樹さんは、先日お知らせした国際教養大学に引き続き、東京外国語大学言語文化学部トルコ語学科に合格しました。語学の最難関大学二つに合格を果たした安達さんに、留学生活、その後の受験生活のことなど話してもらいました。

「大学受験も終わり、合格通知もたくさんいただけて、ほっとしているところです。
ニュージーランドのホストファミリーにも、メールで合格を知らせましたので、喜んでくださると思います。
ニュージーランド留学私は英語をちゃんと勉強し始めたのは高校受験の時で、それまで英語は得意でさえありませんでした。
ニュージーランド留学も、最初はリスニングやスピーキングの力がなくて、本当に授業がわからなくて辛かったです。
ホストファミリーの家では1対1ですし、今思えばわかるようにゆっくりしゃべってくれていましたが、授業は先生方が現地生徒に合わせて話すので、聞き取れなくて。授業がわかるようになってきたのは、ようやく半年くらいたった頃でした。
ニュージーランドでの留学生活はとても楽しくて、ホームシックにもならなかったほど。ホストファミリーのお宅では鶏を飼っていて、私は毎朝、朝食用の卵を拾いに行く係でした。野菜をたっぷり使ったおいしい料理を出して下さったので、ホームシックにならなかったのはそのおかげだと思います(笑)。
ニュージーランドでの授業は、とにかく書くことが多く、テストでもエッセイを書きます。日本のように一問一答ではなくて、これについて書きなさい、説明しなさいといった記述式の解答を求める問題が多いのです。英語で書く力は、ここでかなり養われたと思います。留学から帰った後に、英作文の授業でほめられましたから。
ニュージーランドでは、学校の勉強の他に、佼成女子からの宿題もありましたので、ちゃんと勉強はしていたはず。でも、世界史は帰ってきたら全部忘れてしまっていて、これは仕方なくはじめからやりなおしました(笑)。

留学の時は、受験を意識するどころか、まったく実感がなく、気にならないというよりも、目の前のことで必死だったのでそんな先のことは考えられなかったですね。一緒に留学していた同級生たちもそうだったと思います。
留学では、英語力と人間力が高まると言われます。私自身、それを期待していていました。そして、そういう点で変化があったかと聞かれると、自分のことは正直よくわかりませんが、同級生たちの変化はわかりました。
毎日英語のためにすごく努力をしたり、発音に気を使ったり、自分なりにノートを作ったり。日本にいるときはそうでもなかったのに、留学したらすごくがんばるようになった人もいます。そういう姿を見て、自分もやらなきゃという気持ちになったのを覚えています。

英語学習留学から帰ってからの受験対策としては佼成女子の講習の他、東京外大コースのある塾にも週に2回通いました。学校内の講習は充実していて先生方も良く教えて下さるので、塾は必要ないくらいのなのですが、あえて塾にも通ったのは学校の外での自分のレベルも知りたかったからです。ここでも週1回、英語のエッセイを書いていました。
私の受験対策は高2の終わりからでしたが、英語で文章を書く練習だけは早く始めた方がいいと思います。私も最後は毎日英語の小論文を書いていました。
国際教養大学も小論文中心で他の大学とは違いましたが、東京外大の問題も同様で、問題の量も多く文章も難しいので、過去問をやっていても、時間以内に終わらないくらいでした。
そしていざ入試のときに受験会場で驚いたのは、問題の傾向が変わっていたことです。従来の日本語の文章を英語で200字に要約し、それについての意見を書くという問題が、今年は英語の講演を聞いてそれを要約し、自分の意見を書くという問題になっていました。つまり、日本語から英語にするのでなく、英語の講義を聞いてそれを英語で要約する問題になっていたのです。
私はもともとリスニングが得意ではないので、留学生活がなかったらこの試験はできなかったと思います。それでも時間が足りなくて、書き終わったのが終了の2、3分前。解答を見直すことも文字数を数える時間もありませんでした。なので、合格できて本当に嬉しかったです。

佼成女子では、先生方がとても親身になって下さいました。気軽に話しかけたり質問できる方ばかりでしたし、先生方にはたいへん失礼ですが、遊び感覚で先生方と接することができましたから、しっかり受験対策できたと思います。高校受験の時、実は佼成女子は第二志望でした。でも、私はこの学校に入って本当に良かったと思っています。」

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安達さんには、後輩たちの参考になる体験談を、とお願いし、受験シーズンを終えて、ほっとしているところでお時間をもらいました。ありがとうございます。
留学コースの体験談ではありますが、3年間のその瞬間瞬間を精一杯過ごしてきたという点においては、留学コース以外の生徒たちにとっても感じるところは多いのではないでしょうか。
高校時代の3年間をがんばった結果を受け取る。それが大学受験です。今年、希望の大学に合格できなかった人もいるでしょう。実力はあっても今回は不運だったとがっかりしている人もいるでしょう。
しかしこれが人生の結果ではありません。与えられた次のステージでは、また新しい様々な刺激があるはず。それを活かすも殺すも自分次第です。
3月16日の卒業式で巣立っていく高3たち。時々は元気な様子を知らせてくださいね。佼成女子は、皆さんの活躍と幸せを見守る永遠の母校でありたいと思っています。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)