Wooden Toy blocks皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第24回目の今回は、「つみき」と題してお伝えします。

春三月は「人生のくぎり」のシーズンです。
卒業もあれば、定年退職もあり、また入学前のオリエンテーションがあれば、入社をひかえての事前研修があります。
街角や電車内では、それとおぼしき風景が繰り広げられています。
袴姿の女子大生たちが華やいだ雰囲気で連れ立って歩き、そうかとおもえば今度は男女共に黒いスーツを身に付けた新入社員とおぼしき若者の一団が足早に通り過ぎていきます。
街は、いつもより「エネルギー」に満ちている様な気がします。

学校も、いつもより忙しさが教職員誰彼となく表れています。
中学校・高校の入学生向けのオリエンテーションがあり、学年末の試験があり、中学校・高校の卒業式があり、三学期の終業式があります。
さらにそこへ新年度や入学式に向けた準備も加わります。
それでも忙しさの中心にあるのは、送り、迎える生徒たちの「輝く笑顔」なのです。

Tulip Field生徒たちも同じ様に、これらに合わせて忙しそうです。
オリエンテーションでは、教務部、生徒指導部、進路指導部等々からの説明や制服の採寸等があり、入学生たちは緊張の中にも心は春、四月に飛んでいるようでした。
新聞委員会の生徒たちは、卒業者向け新聞発行で、原稿集めに各教員たちを追いかけていました。
また学年末試験を終え、終業式を迎えるだけとなった生徒たちはクラブ活動にいそしみ、新・高校三年生たちは、大学受験に向け「講習室」主催の出陣式に臨んでいます。
そして五月に開催される「スポーツ・フェスタ」では、すでに実行委員の校内合宿が行われ、企画や運営方法の話し合いが進められています。
校内も、グラウンドも、「春の息吹」です。

前段にある「エネルギー」、「輝く笑顔」、「春の息吹」をコンセプトにした様な冊子が、生徒会から、この時期、年一回発行されています。冊子名を「つみき」といいます。
すでに、今年で第44号を数えるまでの歴史を持っています。
内容は、生徒会活動記録、委員会活動記録、行事結果報告、部活動報告、クラスページ、先生紹介ページ等々、多岐多彩に渡り、楽しく編集されています。
生徒会長談として「この1年間を振り返ったり、どの部活や委員会に入ってみたいなど・・・・・・役立ててもらえたらうれしいです。・・・・・学校生活を全校生徒で充実したものにしましょう」とあります。

Fresh Fruit私は、今回「初心」と題して以下のような文を載せておきました。

―初心―
世界中の人が使用している「携帯デジタル音楽プレーヤー」、「スマートフォン」、「タブレット」等を開発したアメリカ人スティーブ・ジョブズは、生前この様なことを言っています。
『仏教には「初心」という言葉があるそうです。「初心」を持っているのはすばらしいことだ。』と!
この様に「世界を大きく変化させた」と評される「彼」を突き動かしてきたのは「初心」です。
私たちは、入学した時に、進級した時に、部活を始めた時に、友を得た時に・・・・・・等々、「何か」を始めた時に、必ずと言ってよいほど「思い立つ心」を得ます。
つまり「初心」です。
「つみき」からは、それが見えるのです。
この「つみき」を手にして、あの時の「自分」と今の「自分」を振り返って見て下さい。
そこには、「初心」を持ち続けるあなたがきっといます。

生徒たちと教職員の「春」が始まります。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)