図書館中学では昨年度から、高校は今年度から実施されている新学習要綱ですが、特徴的なのは、日本の伝統や文化に関する教育が重視されてきていること。
佼成女子にはもともと、中学での茶道授業、カルタ大会など伝統文化に触れる土壌があり、さらにコンクールやテレビ、雑誌等での書道部の大活躍や、乙女祭における茶道部のおもてなしなど、生徒が興味を持つきっかけはたくさんあります。
それだけでなく、佼成女子には日本独特の文化を英語でレポートにする「英語の佼成」ならではの授業も・・・。そのとき、みんなが頼りにするのが図書館です。

中3でのニュージーランド修学旅行、高2のイギリス修学旅行、中期留学、そして留学クラスの1年間のニュージーランド留学。
佼成女子の生徒たちが海外に行くときは、現地の人たちの前で生徒が日本独特の文化を説明するプログラムがあります。その準備のため、生徒たちは事前にグループでテーマを決めて、英語や総合の授業の時間を使い、1か月ほどかけて英語でレポートをまとめます。その期間は、図書館でも司書の先生が資料になりそうな本を用意したり、生徒から相談を受けて本を探し出してくださったりしています。
今年は百人一首、歌舞伎、狂言などの本も増えました。

図書館生徒たちが選ぶレポートのテーマはなかなかユニーク。
今まで「駅弁」「着物の帯」「忍者」などがありましたが、昨年は「トイレ」を選んだグループがあり、これは資料があまりなく、トイレの歴史などの本から苦労して英語にしてレポートにまとめたこともあったようです。
そうやって事前にきっちり準備し、英語の先生に指導も受け、生徒たちは修学旅行に出かけていきます。

大人であっても、海外旅行先で知り合った現地の人に日本文化について質問され、うまく答えられなくて残念な思いをするケースは多いものですが、生徒たちはどうかというと、「こうして準備をしていった生徒たちであっても、例えば留学コースから帰ってきた高校生たちからは、日本の外に行ってみて初めて日本のことを知らなさすぎるのに気付いた、というような発言も聞かれます。でもそれは、気付いたことできっと次の機会に活きると思いますね」(図書館司書の貞方先生)。

さて、4月に入学したばかりの新入生たちは、図書館の使い方を教わり、さっそく本を読み始めている様子。特に中1たちは、小学校の図書館の蔵書とは小説などを見ても傾向が異なり、また中高校生向けの両方の本がそろっているので、いろいろ物珍しく見たり読んだりしている様子です。

図書館が発行している「一冊の本」も、最新の20号が発行されました。先生方や図書委員のおすすめセレクションや、新しく入った本も紹介されており、これを見て次に読む本を決めて図書館にやってくる生徒も。
国語力を身につけるには、何といっても10代の読書量がカギです。佼成女子には朝読書の時間もありますから、このまま順調に読書を習慣にしてくださいね。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)