sun in the sky皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第28回目の今回は、「夏休み」と題してお伝えします。


ひまわり一学期も終業式を迎え、いよいよ生徒たちは夏休みです。
この時期に入ると思い出す歌に吉田拓郎の「夏休み」があります。夏休みになると自然に口ずさみたくなる歌です。(今の人たちは知らないでしょうね・・・?)
きっとフォークソング世代のしっぽに、しがみついたような世代だから、「この歌」かも知れません。

『麦わら帽子は もう消えた 田んぼの蛙は もう消えた それでも待ってる夏休み
・・・・・・
西瓜を食べてた 夏休み 水まきしたっけ 夏休み ひまわり 夕立 せみの声』

随分と以前に、どこか、コマーシャルにもあったような気もしますが、歌詞から描けるイメージは、なんとも、のどかな田園風景に囲まれた田舎道と風に飛ばされた麦藁帽子が、青空に舞い上がっていく姿です。

夏休みは、今も昔も思い出深いものです。
生徒たちは、この夏休みクラブ活動に勉強にと幅広い活動を行うことになります。
クラブ活動では、文化部も体育部も各種大会に向け、練習に余念がありません。
ハンドボール部は、インターハイ東京都代表として、7月末から8月初めにかけて佐賀県で行われる全国大会に出場、その為の練習と調整に明け暮れています。
練習場所となっている本校講堂からは、選手たちの激しく競り合う体全体からの軋(きし)み、運動靴と床板のまさつする独特のキュと鳴る音、そして掛け声等々が、閉ざされたドアを鋭く通り抜け外へと聞こえてきます。

吹奏楽部は8月中旬の吹奏楽コンクール東京支部大会へと臨みます。毎年の様に、その評価が高まってきており、生徒たちそれぞれから、今年こそ本大会へというひたむきさが伝わってきます。
個人、パート、全体と練習場からは「熱心な音」が学校全体へ流れています。
そして今年も3月11日震災の地へと8月20から日8月22日にかけてキャラバン演奏に赴きます。今回は宮城県です。(昨年は岩手県)
甚大な被害を出した大川小学校、南三陸町防災対策庁舎、仮設住宅等々を訪問、癒しと追悼の演奏を行ってきます。その時には全校生徒たちが祈りを込めて折った「千羽鶴」を奉げてきます。
代表的なクラブの活動を記しましたが、他のクラブも教室で、体育館で、グラウンドでと合宿をしながら若さを謳歌しています。

また勉強では、中学生や高校生たちは将来の大学進学に備え、本校教員と外部スタッフによる講習を受講、頭を鍛え、知識を成長させる取り組みをします。
高校2年生での希望者は、本校と提携しているイギリス・ブライトンの語学学校に1ヵ月余ホームスティしながら、短期留学をします。そこでは、午前、午後と時間をフルに使いながら受講し英語力を鍛えてきます。
特に高校3年生は大学受験を控え、朝9時30分から夕方6時30分まで開講されている講習を受講、加えて、本校内で行う「勉強合宿」に参加をしながら、同級生たちと共に暑い夏を「熱く」乗り越えていきます。

Friends Holding Handsそしてこの夏初めての取り組みが行われます。それは、本校の生徒たちとスリランカの青少年たちとの交流を、現地スリランカの各地で行うのです。
スリランカは、内部対立の民族紛争が長年続き、近年、和平交渉が進展、平和国家へと「歩」を進ませています。
その各民族の青少年が一同に会し、本校の生徒たちとスポーツと文化交流をするのです。
本校の設立理念は「国際社会で平和に貢献する人材育成」ですから、今回の青少年交流はその理念と最も合致する活動となります。

夏休み、生徒たちの心に残る「歌」が、出来る夏休みであれば「いいね」と願っています。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)