日本スリランカ青少年交流プログラム8月22日~29日の8日間、佼成学園を代表して女子校、中学2年生2名、3年生3名、高校1年生10名の計15名と太田教会の中学生男女5名の計20名でスリランカに行ってきました。
このプロジェクトの主な内容、目的は日本とスリランカの学生がスポーツやお互いの伝統芸能を披露し、お互いの文化を理解しあうことです。
また、スリランカの世界遺産の観光にも行ってきました。
3名の生徒が3つの分野にわけて報告をします。


■スポーツ交流、文化交流

ネットボールスポーツ交流では、スリランカの代表的なスポーツである「ネットボール」というものを行いました。
ネットボールは1チーム7名で、バスケットボールに似た競技ですが、ルールが少し難しいものです。
佼成学園の生徒は現地で初めてネットボールを行いました。
初めはネットボールのルールさえわかりませんでしたが、スリランカの学生が優しく教えてくれました。
日本とスリランカでは言語が異なるため伝えたいことが上手く伝わらず、混乱することもありました。
しかし、たとえ言語が異なるとしても笑顔と挨拶を忘れずにいれば、スリランカの学生が話しかけてくれ、仲良くなることができ、友達になる事だってできるということをスポーツを通してわかりました。
なので、日本でも笑顔と挨拶を忘れずにいたいし、ここに居る皆さんにもそうあって欲しいと思いました。

東京音頭次に、文化交流では日本の伝統芸能としてソーラン節、東京音頭、書道パフォーマンスを行いました。
東京音頭では実際に浴衣を着て踊ったので、現地の方々はとても喜んでくれました。
ソーラン節では自分たちが踊ることにより、自分たちも日本の文化を再認識でき、また、スリランカの人々にも伝えることができたかなと思います。


書道パフォーマンス書道パフォーマンスでは内出さん(1E)が披露してくれました。書道パフォーマンスで書かれた作品はスリランカの学校に展示されました。

一方、スリランカの学生も踊りを披露してくれました。スリランカの踊りは女の人がインドの民族衣装のようなものを着て踊り、男の人が太鼓のような楽器を演奏するという形式が多いように思いました。
メロディーは明るいものが多く踊りは可愛らしいものでした。
文化交流を行った中でスリランカの学生が披露してくれた踊りや音楽、その時に着ていた衣装は日本とは全く違うもので、そこに文化の違いを感じました。

私は今回の体験の中で学んだことが沢山あります。
その中で一番強く思ったことは、異文化を理解しあうことがどれだけ大事であるかということです。
それとスポーツや文化交流とは違いますが、他にも感じたことがあります。
街中で日本なら働いているような年代の男の人が、子どもである私たちに「お金をください」と話しかけてきました。
それは日本では考えられないことですが、これも文化の違いでありスリランカでは普通のことであるので、これこそ文化を理解するということなのかなと思いました。

(1C 久保)

■世界遺産の見学

涅槃仏今回、私達は交流以外にも6つの世界遺産を見学してきました。
多くに共通していたのが横たわっている仏様がいること。
横たわっている仏様を涅槃仏(ねはんぶつ)といい、釈迦の入滅する様子を表した仏像のことです。

1番印象に残っているのが「シギリヤロック」という1800段もの階段がある宮殿です。
父である「ダトセーナ王」を殺し王権を奪い、異母弟「マガラーナ王」の復讐を恐れ11年間、「キャパサ王」が暮らしたと言われています。
螺旋階段を登るとフレスコ画の石窟があり、そこにはたくさんの女性の絵が描かれていました。
スリランカにはタミル人やシンハラ人など複数の民族がいます。
強い信仰をもつ民族同士の紛争の中で、たくさんの寺院や仏様が壊されました。
紛争の跡が今でも残っています。
今では、他の民族の言葉を勉強したりとお互いを認め合っています。長い対立の中での現在のような経済発展というのはとてもすごい事だと思いました。

今回の交流で、日本がどれだけ恵まれていてどれだけ幸せか分かりました。
このことを忘れずに毎日生活していきたいと思いました。
またスリランカと日本が今まで以上に良い友好関係を築けると良いなと思います。

(1C 加藤)

■笑顔で挨拶

スリランカこの1週間は大変でしたが、楽しくてあっという間でした。
私は英語が苦手なうえ、一緒に行くメンバーも学校内で話したこともない人たちが多く、さらに大田教会の人たちは初めて会ったばかりで大丈夫かなと不安に思っていました。
現地に着いてからも、スリランカの方々に私は自分から声をかけることができませんでした。
でもせっかくスリランカまで来たのに私が積極的に行動しないと何も変わらないと思い、勇気を出して自分から声をかけ、笑顔で挨拶をしようと決め、心がけました。
すると相手からも笑顔で話かけてくれたり、私の名前を覚えて呼んでもらえたりと、とても嬉しかったです。
頑張って声をかけて本当に良かったなと思いました。
挨拶はとても大事で、笑顔は言葉の壁を越えて伝わるということを身をもって体験できました。

スリランカにはシンハラ人、タミル人そしてムスリムという3つの民族があり、異なった文化、宗教があります。
言葉や考え方の違いで民族対立が起こり26年にもわたる内戦があり4年前の2009年に終結しました。
このことも正直に言うと不安でした。
でも実際にスリランカの方々に会うとお互いに違うところを認めあおうと努力していることが分かりました。
この努力の1つには笑顔と挨拶も入っていることと思います。

スリランカそこで、今回一緒に行ったメンバーにも笑顔で挨拶を心がけました。
するといつの間にか、学年やクラス、学校の壁を乗り越え、みんな仲良くなっていました。
皆さんにも少し苦手だなと思う人がいるかもしれません。
でもその人のいいところを見つけたり、挨拶をこちらからしてみるなど自分から行動する、自分から変わっていくと、きっと何かが変わっていくと思います。
このことを私はスリランカに行って学びました。
このような素晴らしい経験をさせて頂いたのは理事長先生を始め、引率の橋谷先生、お土産の絵をかいてくださった美術部のみなさん、戸延先生などたくさんの方々や両親のおかげだと思い、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
できることならもっと多くの人々がスリランカに行き、私のように素晴らしい経験を是非して欲しいと思いました。

(1B 柏木)

(全体の文責:国際交流部 橋谷)