始業式9月2日(月)、夏休みを終えた生徒たちの元気な顔が集まり、始業式が行われました。
夏休み中の部活動の表彰、本校から12名の国体東京都代表が選出されたハンドボール部の壮行会、吹奏楽部の宮城県追悼ツアー、スリランカ青少年交流プログラム、ゆめポッケ発送式及びボランティア隊報告など、内容充実の始業式となりました。


【山内校長より】

今日は、目標ということについてお話いたします。
先日、私は本校ホームページの連載「和顔愛語」に、本校卒業生の3つの話を書きました。
まず一つ目は、高2の修学旅行生の帰りの飛行機での出来事です。
この夏、高2たちの修学旅行及びそれに引き続いての短期留学が行われましたが、帰りの飛行機で思わぬ出会いがありました。それは、搭乗したヴァージンアトランティック航空のキャビンアテンダントの方が30年前の本校の卒業生だったのです。その卒業生の方はとても喜んで、自己紹介をしてくださいましたが、なんと井上教頭、江川教頭の教え子だったとのことでした。

次に「フェアトレード(公平な貿易)運動」に関わっている卒業生の話です。本校の修学旅行先であるイギリスは、フェアトレード運動の先進地です。フェアトレードとは、アフリカ、アジア、中南米等の発展途上国との貿易の際に、適正な価格で継続的に購入し、その国の生産者労働者の経済を支える貿易のことを指します。日本でも大学内にフェアトレードに関するクラブや委員会が設置されていることが多くなっていますが、そうした日本の大学の代表となって活躍したのが、立命館アジア太平洋大学に進んだ皆さんの先輩です。その先輩は、今はバングラデシュとの貿易の仕事をしている会社に入り、フェアトレードの仕事をしているそうです。

この春、宝塚の宙組からデビューを果たした先輩もいます。宝塚は学校での成績によって重要な役が付くそうですから、52人中3番の成績で卒業した先輩は、これからめざましい活躍してくれるものと楽しみにしています。
この3人の先輩方は、明確な目標を持ち、それに向かっていったから、今現在、自分自身の世界をきちんと持っておられるのでしょう。

目標というと、それを達成するために我慢をし、自分自身を追い詰めるものであると思われる人もいるかもしれませんが、それは目標のとらえ方が違っているのではないか。長い間我慢をすると、目標という重圧感に押しつぶされかねないのではないかと、私は思います。
目標はそういうものではなく、自分自身を創りあげていくものです。皆さんが目標に近づけば、そこには今までにない新しい自分がいます。さらに目標に近づけば、また新しい自分がそこにいます。そこには、自分自身しか知ることができない世界、自分自身にしか見ることができない世界があります。

私は趣味として山登りをします。山登りをしない人から見れば、重い荷物を背負って山を登って苦しい思いをして、いったい何が楽しいんだろうと思われているでしょう。しかし、苦労をして山の頂上にたどり着けば、そこに立った人しか知ることができない、見ることができない世界がそこにあります。
目標を持ち、そこに1歩1歩近づいていけば、見える世界は素晴らしいものに変わっていきます。皆さんにはぜひ、自分自身しか知ることのできない、見ることのできない世界を持つ人になって欲しいと願います。

【表彰】

  • 吹奏楽部
    • 第53回東京都高等学校吹奏楽コンクール 高等学校A組ゴールド金賞(2年連続)
    • 金賞受賞校の上位12校に選出され、9月21日に実施される東京都大会に出場予定。
  • 書道部
    • 国際高校生美術展 第10席23位奨励賞
    • 高野山競書大会 第6席2名 10席2名 11席1名 12席2名 13席3名、団体奨励賞受賞
  • ハンドボール部
    • 全国高校総体 結果 ベスト16
    • 9月7日よりタイで行われる第5回女子ユースアジア大会(9月7日~) 日本代表として2名選出 チーム監督として石川先生就任
    • 第21回日韓中ジュニア交流競技会 日本代表として3名出場 第2位
    • 東京都私学大会(1、2年チーム出場) 優勝
  • ソフトボール部
    • 中学の部 
      夏季ブロック予選大会 3位
      中学女子ソフトボール大会七夕カップ サマーカップ 共に準優勝
      世田谷大会 3位
    • 高校の部
       東京都私学新人大会 東京私学ベスト16
       八支部大会 総合体育大会ソフトボール部 優秀選手賞受賞
  • バトン部
    • 東京都バトン協会バトントワーリングコンテスト 目黒区大会 金賞受賞(入門1名、初級4名、中級2名)、銀賞受賞(上級1名)

【ハンドボール部壮行会】

10月3日より開催される第68回国民体育大会のハンドボール競技において、東京代表として本校から12名選出され、生徒会長鈴木さん、体育部代表山口さん、山内校長から激励の言葉が送られました。
ハンドボール部選手代表からは、「今年の国体は50年ぶりに東京で行われます。地元の国体で優勝するために、私たちは練習や合宿をしてきました。東京都代表ではありますが、佼成女子の代表であることも忘れず、悔いの残らない大会にしたいと思います」との力強い挨拶がありました。

【夏休みの活動報告】

■吹奏楽部の宮城県「追悼の演奏ツアー」

吹奏楽部では昨年の夏、岩手県に「吹奏楽有志のボランティアと追悼のツアー」を実施しましたが、今年は宮城県にて吹奏楽部46名が「追悼の演奏ツアー」を行い、全校生徒で7月に折った折鶴もお供えさせていただきました。

吹奏楽部代表からそのツアーの報告がありました。
「8月20日から22日にかけて、私たち吹奏楽部は宮城県へ演奏のボランティアに行かせていただきました。東日本大震災から2年5か月の月日が経った被災地で私たちが見たものは、まだ取り壊しのされていない建物が点々とした、何もない土地でした。青い空の下、ただ雑草の緑だけがひたすら広がっていく宮城の地を目の当たりにし、復興というものがどれほど進んでいないかをひしひしと感じました。また、ここに町があり、人々が住み、学校があり、子供たちの声が響いていたと思うと、何とも言い表すことのできない心の痛みがありました。
少しでも私たちが被災された方を思う心が伝わってほしいと思いながら、追悼演奏をさせていただきました。そして仮設住宅やお世話になった立正佼成会石巻教会・仙台教会でもミニ演奏会をさせていただきました。皆さん最後まで演奏を聴いて下さり、温かな心で私たちと接して下さって、私達の方が元気づけられた場面もありました。
宮城県の人々に笑顔が戻るまで、私たちは震災のことを忘れず、そして失われた命の分を私たちがしっかり生きていくべきだと思います。
3日間という短い時間でしたが、自分の存在を見つめ直す大切な機会となりました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました」

■日本スリランカ青少年交流プログラム

8月22日~29日の8日間、佼成学園を代表して女子校の中学2年生2名、3年生3名、高校1年生10名の計15名がスリランカに青少年交流プログラムに参加し、その報告が行われました。(日本スリランカ青少年交流プログラムのご報告
なお、今回はスリランカの学校へのおみやげとして本校美術部の皆さんが描いた8枚の日本の風景画を持参し、たいへん喜んでいただいたことも報告されました。

■ゆめポッケ運動発送式及びゆめポッケボランティア隊体験発表

春休みに全校生徒に協力したゆめポッケ運動ですが、今年は24袋のゆめポッケが出来上がりました。これは来年の春、アゼルバイジャン、アフガニスタン、英国北アイルランド、スリランカ、パレスチナ・ガザ地区、レバノンなどの国々の子供たちに、本校代表の中学生が直接お届けすることになっています。
始業式ではこの発送式と、また今年3月にアゼルバイジャンにボランティア隊の一員としてゆめポッケを届けに行った生徒の体験発表がありました。詳しくは改めてホームページで発表させていただきます。

最後の諸連絡では、美化委員会より、1学期の「エコキャップ運動」で1万4190個集まり、累計4万1387個となって、39.3人分のワクチンとなったとの成果報告がありました。この運動はこれからも継続していきます。

さて、次の行事である乙女祭は9月21、22日。あと3週間を切りました。「来場者の方々に喜んでもらえる、感動してもらえる乙女祭に」を目指して、これから全校一丸となって準備をしていきます。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)