合唱コンクール1月25日(土曜日)、本校講堂にて今年度最後の行事、合唱コンクールが行われました。
高3と高1留学クラスを除いた中高の全クラスが競い合うこの合唱コン。8日前のリハーサルの段階では厳しい評価を受けていたクラスもありましたが、果たしてその後、どこまで追い上げてきたのでしょうか。

「ここ2週間、校内ではあちこちで歌声が響いていました。歌声で本校は花盛りでした」(山内校長)というくらい、この時期の佼成女子は歌声であふれています。合唱コン1週間前からは、校内放送で各クラスのPRも行われ、とうとうこの日がやってきました。いよいよ合唱コンクールの始まりです。
司会進行は、生徒会役員の有山さんと沼田さん。「どうぞ最後まで楽しんでください」
開会宣言は生徒会長鈴木さん。「今日は今までで一番良い合唱ができるようにどのクラスもがんばりましょう!」

審査の観点は、以下の4つです。

  1. 声、ハーモニーは美しいか
  2. 感情表現は豊かか
  3. クラスとして一体感はあるか
  4. 歌唱態度(入退場・服装等の風紀面)

審査員として、昨年に引き続き二期会所属の声楽家である白川恭子先生、そして酒井理事長にもお越しいただきました。

前半は中学の部。課題曲の「Believe」と各クラスで選んだ自由曲の2曲を歌います。
8日前のリハーサルでは初めての講堂での合唱に声が響かず苦労していましたが、当日はどのクラスも別人のように大きく歌っていました。特に合唱コンが初めての中1のリハーサルと本番の違いに、みんなの努力を感じました。

金賞と最優秀伴奏者賞は「手紙」を歌った3年2組。クラス目標の「1人1人が歌詞について深く考え理解して、三年間の集大成を」の通りに、歌を伝えようという気持ちが伝わってくる合唱でした。「とても共感できる部分がたくさんあり、涙を流して練習したことも」というこの手紙という歌を、全員がとても表情豊かな顔で歌ってくれました。

銀賞は「栄光の架け橋」を歌った2年2組。高音がきれいに出た元気な合唱を聴かせてくれました。合唱前のスピーチでは、ずっとサポートしてくれた担任の先生に最大の感謝の言葉が贈られていました。

銅賞と最優秀指揮者賞は「友~旅立ちの時~」の3年1組。舞台の前に円陣を組んで気合を入れて元気いっぱい。「今日の朝、やっとみんなの気持ちが一つになりました!」と、気持ちの入った指揮に、豊かな声量で聴かせてくれました。

結果発表では、先に受賞クラスの自由曲がピアノで流れてきます。全員が耳をすます瞬間です。残念ながら受賞を逃した中1にも、講評の音楽のステファン先生からは「授業では静かすぎるくらい静かなのに、今日の中1はガッツがあった。すばらしいデビューでした!」との言葉がありました。

中学の部合唱
音楽のステファン先生
中学の部 表彰
【中学の部 結果発表】
金賞 3年2組「手紙」
銀賞 2年2組「栄光の架け橋」
銅賞 3年1組「友~旅立ちの時~」
最優秀指揮者賞 3年1組 立田絢子
最優秀伴奏者賞 3年2組 丹野紗矢香
中学の部の審査の集計を待つ間に合唱部のステージ。進路の決まった高3部員も加わって、「花は咲く」「君とみた海」「空も飛べるはず」。

この日は、早朝練習のために朝早く家を出るお子さんを見守って下さった保護者の方々にも、たくさんのご来校をいただきました。高校の部の前の休憩時間の間に、保護者席も中学から高校の保護者に交代。客席が足りずに2階のギャラリー席も解放となりました。ご協力ありがとうございます。この短い休憩時間の間にも、直前練習の歌声があちこちから聞こえていました。
暗譜する人、楽譜に書きこむ人、スタイルはそれぞれですが、合唱と呼吸を合わせるのはみんな一緒。練習期間中は、ピアノの前で伴奏者と指揮者が話し合う姿をよく見かけました。

合唱部
高校の部金賞と最優秀指揮者賞は、「走る川」を歌った2年C組。「2Cらしくたっぷりと歌い上げます」と言った通りに、難しい歌をしっかりものにし、語りかけるところはていねいに、訴えるところは盛り上げ、何より歌にも顔にも表情がありました。

銀賞は「虹」の1年C組。トップバッターのプレッシャーにも負けず、1年で銀賞という快挙。美しいソロを交えて、歌う喜びが伝わってくるいい合唱でした。

銅賞は「いのちの名前」を歌った2年F組。昨年12月に帰国した留学コースです。この歌と留学を重ね合わせて、楽しかったこと、辛かったことを思い出しながら練習してきたとのこと。全員が指揮に集中している様が印象的で、歌っているときの笑顔もすてきでした。

高校の部の合唱の講評は、二期会の白川恭子先生。白川先生は昨年もコンクールでの選曲について有意義なアドバイスをしてくださいました。今年は専門家の視点から、ご自分の審査基準でもあり、それらが自分たちで練習をするときのポイントであることをはっきりと明言されました。来年にも活かしてもらいたいものです。

  1. 子音を立てて歌うと小さい声で歌うときも歌詞がわかる
  2. 早く歌詞とメロディを覚えて口ずさむくらいのレベルになる
  3. 楽譜に書いてある小さな注意書きにも忠実になることで歌が輝く
  4. 練習の段階で録音して客観的に聴いてみる
  5. 視覚から入る印象も考える。身体を音楽に合わせてゆらしたり、笑顔で歌ったりすると、より音楽との一体感も生まれる
白川先生
高校の部合唱
白川先生の講評の通り、歌が完全に入っているクラスとそうでないクラスの差は、表情に表れていました。指揮者の指揮に全身で合わせ、歌を伝えようとすると自然に体にも顔にも表情が出て、口角が上がり、声も出る。そんな相乗効果を感じました。

酒井理事長も、「合唱は歌詞をしっかりかみしめて、楽しく心から歌うことが必要だなと、改めて思わせていただきました」との講評をいただきました。

高校の部 表彰
【高校の部 結果発表】
金賞 2年C組「走る川」
銀賞 1年C組「虹」
銅賞 2年F組「いのちの名前」
最優秀指揮者賞 2年C組 中嶋彩乃
最優秀伴奏者賞 2年E組 近桃音
佼成女子の3大行事の中でも、合唱コンクールはクラス全員で合唱するという最もシンプルな行事です。歌が好きな人も苦手な人も関係なく全員が歌うというシンプルさは、みんなの気持ちがまとまるまでが大変であり、みんなで心を合わせて歌うのがすごく楽しい!という状態に持っていくための過程が“心を鍛える”のです。各クラスのスピーチでも、「最初は歌がバラバラでどうなるかと思いましたが、やっとみんなの気持ちが一つになりました!」と語るクラスが多かったのが印象的でした。

「それぞれのクラスが選んだ歌に心を込めて、大きな命を吹き込みました。その歌声がしっかりと私達に伝わってきました。すばらしい合唱コンクールでした」(山内校長)の言葉の通り、会場の皆さんにも歌が伝わるコンクールができたと思います。練習にずっと付き合ってきた担任の先生方も満足そうな表情でした。
最後に、早朝からご来場いただきました保護者の方々、本当にありがとうございました。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)