Flower Heartこのたび、世田谷区が大規模災害時の「妊産婦と乳幼児のための避難所」を設けるにあたり、佼成女子もそのお手伝いをさせていただくこととなりました。
東日本大震災では、赤ちゃん連れのお母さんが避難所で肩身の狭い思いをしていたり、妊婦さんが無事に出産できるか不安な思いをしたり、という話も聞かれました。その経験から、文京区がいち早く災害時用の妊産婦専用避難所を開設し、世田谷区もそれに続きます。

2月12日に世田谷区と学園が調印をし、既に朝日新聞23区版でも報道されていますが、2月19日付の日本経済新聞に「妊産婦・乳幼児用の避難所 世田谷区、災害備え 私立2校と協定」という記事が掲載されました。これは、世田谷区が大規模災害に備えて、妊産婦や乳幼児専用の避難所を設けるという内容で、大規模災害時に子供が生まれそうになったら公立育成医療研究センターが妊産婦を受け入れ、さらに妊産婦や乳幼児専用の避難所として戸板中学校・戸板女子高校と本校が協定を結んだという内容です。

平常時でも、妊婦さんや赤ちゃんのいるお母さんには不安なことが多いものですが、さらに精神的に不安定になる避難所では、赤ちゃんの泣き声で周囲とのトラブルが発生することもありますし、また妊婦さんの心身にかかるストレスによって、早産や流産となってしまう可能性も考えられます。
また、赤ちゃんとお母さんたちが同じ避難所にいれば、粉ミルクや離乳食、紙おむつといった必需品の配布や、母子の健康チェックなども効率的に行えます。お母さんも、赤ちゃんの泣き声に気を使わずにすむでしょう。
この妊産婦用の避難所については、区役所で冊子が配布される予定で、4月からは母子手帳にも同封されます。

本校は世田谷区に校舎をかまえて60年になります。世田谷区からこの依頼があったとき、地域の皆様に長年の恩返しができるチャンスと、喜んで引き受けさせていただきました。
もちろん災害が起きないのがいちばんですが、いざというときには、地域の皆さんが頼りにしてくださる佼成女子でありたいと願っています。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)