藤皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第37回目の今回は、「文と武」と題してお伝えします。


この春、私たちの学校には、大きな出来事がふたつありました。
ひとつは、何といってもハンドボール部が、参加校1000校を超える全国大会で、昨年に引き続き二度目の優勝を果たしたことです。
それも、決勝戦は相手校が地元というアウェー・ゲームを制しての優勝でした。選手たちの心の強さが光った試合でした。

もうひとつは、文部科学省より全国の進学校の中から、グローバルリーダーを育成する研究校、「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」として指定されたことです。
指定された学校数は全国で56校。その内、東京からは10校です。
さらにその中で、女子校数は東京からは4校、全国で6校という数です。
いかに狭き門であったかを、理解頂けるものと思います。その中に本校が入ったのです。

Global Connections今回、文部科学省に提出した企画申請書で、私たちが考え、目指す「グローバルリーダー像」は、「日本人としてのアイディンティティを認識しつつ異文化を理解する能力」と「異文化とコミュニケーションをし、影響力を及ぼす能力」を身に付けた自立した女性です。
この様なグローバルリーダーを育てるためにグローバル人材に必要な「知的基盤の醸成」を目標に、教育課程や指導方法などを、元国連事務次長の明石康さん等々、多くの方々の支援を頂き、「外部の知的資源」と共同で開発することを目的としています。

そのために、本校ではモデルクラスとして「グローバルクラス」を平成26年度募集し、平成27年度に立上げます。
このクラスでは、大きく言えば、高校1年では「英語コミュニケーション力」、「国際知識」、「社会行動能力いわゆるスキルとコンピテンシー」の基礎を身に付けます。
高校2年では恵泉女学園大学やチェンマイ大学と連携、1年での基礎を活かしてタイでの「異文化研究」と「フィールドワーク」を実践します。
そして、さらに「英語コミュニケーション力」、「国際知識」、「社会行動能力いわゆるスキルとコンピテンシー」に磨きをかけます。
高校3年では、ロンドン大学SOAS校と連携、英国にて研究課題をより深くリサーチして「プレゼンテーション」につなげます。
そして、「長期的なキャリア形成」を実現し、高校卒業後も継続、国際的活動も支援する仕組みを構築します。
この3年間で生徒たちは、課題発見力と問題解決能力を身に付け、グローバル系の大学や海外大学を進学先にしていきます。

またこのグローバルクラスで開発された「国際知識」や「社会行動能力いわゆるスキルやコンピテンシー」の教材や指導方法の成果は、広く全校的に行き渡らせていきます。

私たちの学校は、今年、創立60周年を迎えます。
設立理念は、「国際社会で平和に貢献できる人材育成」です。そして校訓は、「行学二道」です。
この春、「文と武」、そろい踏みを致しました。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)