制服着こなしセミナー4月10日(木)、新入生歓迎会のあと新入生たちは講堂に残り、「制服着こなしセミナー」を受講しました。新入生たちは、今年度からリニューアルされた佼成女子の制服の一期生。この日は制服のモデルチェンジを手掛けていただいた日本メンモウ株式会社のご担当の方をお招きして、講演をしていただきました。

この4月から、本中生をのぞいた新入生は全員が新制服。新しい制服は機能的で、コーディネイトのバリエーションも増えましたので、先輩たちはこれからちょっとうらやましく思う場面が多くなるかもしれません。
シルエットもきれいで、ゆとりを持って大きめの制服を着ている中1ではちょっと違いがわかりにくいですが、高1の生徒たちの着姿だとシルエットの違いがよくわかります。
ところで、制服はただの洋服ではありません。制服というのはきちんとした社会的な意味があり、かつ、生徒たちが意識をすればいろんなことを教えてくれる教材のような存在でもあります。
フォーマルタイプの制服を着た新入生たち
フォーマルタイプの制服を着た新入生たち。始業式、終業式といった儀式ではこの組み合わせです。
今回、そんな制服着こなしセミナーをしてくださったのは、日本メンモウ株式会社のデザイナー、平野さん。本校の先生方と何度もミーティングを重ねて、今までの制服の伝統や気品を受け継ぎつつ、機能的でおしゃれで着心地のいい制服を作って下さいました。
平野さんのお話は、新制服のポイントと着こなしだけでなく、制服という存在の意味など幅広く、新入生たちにも自覚の芽生えがあったようです。
講演内容をかいつまんでご紹介します。
新制服
バリエーション豊富な新制服(中学生)
まず新制服について。佼成女子の今まで受け継がれてきた伝統、気品を受け継ぎ、着用者である生徒のことを第一に考えた、着心地を高めた機能性を重視した新制服になりました。
ジャケット型となりましたので、暑い時は脱いでブラウス姿になることもできます。
また、チェック柄のスカートやリボンも追加され、襟も白にできるなど、コーディネイトが広がりました。さらにグレーのカーディガン、クールビズ用のポロシャツも追加。体温調節がしやすく、快適なデザイン、素材を使っています。
着こなし方のポイントとしては、ジャケットのシルエットをしわやポケットに入れたもので崩さないこと、ブラウスが清潔で汚れていないこと。
気になるスカートの丈は、長すぎて靴下とくっつくとやぼったく、短すぎて太ももが見えると足が太く見えます。脚の中で一番細いのが足首、二番目は膝ですから、膝のところでスカート丈が終ると、足がいちばん引き締まって見えます。
そして、ジャケット1に対してスカート1がいちばん品のあるバランス。全身を鏡に映して確認してみて下さい。
着こなし方のポイント
そもそも制服とは、その人の属している団体や職業がわかることが役割の一つです。また、制服にはその人の安全が確保される一面もあります。アメリカでは、制服によって所属をはっきりさせることで、犯罪件数を減少させる役割を果たしたという例もあります。

また、服というものは大きくプライベートウェア(普段着)、フォーマルウェア(正式な場での服装)、オフィシャルウェアの3つに分けられます。これらは、TPO(時、場所、場面)によって着分けることがルール。プライベートウェアは自分が好きなファッションを着ればよく、自分の目が判断基準。これに対してフォーマルウェアは冠婚葬祭などでの服装のことで、きちんとしたルールがあり、他人の目から見てどう思われるかが判断基準です。オフィシャルウェアは社会的な意味のある制服などの服装です。これも他人の目が判断基準です。
皆さんの制服は、この3つの中のオフィシャルウェアです。佼成女子の制服を着ることで、周囲の人に佼成女子の生徒だと認識されます。これが制服の持つ役割です。そうすることで皆さんの安全面が確保され、皆さん自身も佼成女子の生徒という自覚が芽生えます。
また、私服と制服を着替えることで、普段と学校というオンとオフの切り替えのTPOを学ぶ教材にもなります。これが制服の意味です。
佼成女子の制服の印象を良くするか悪くするかもあなた次第。学校外での行いがそのまま学校の評判へとつながり、学校の評判が同じ制服を着るお友達への評判につながります。つまり、同じ制服を着ている以上、あなたの姿はお友達の姿になり、その逆にもなるのです。

平野さんは、「皆さんの着ている制服には非常に想いがあります。この制服を少しでも好きになっていただきたい」ということで、講演では品のあるすてきな着こなし方について、さらに具体的にお話して下さいました。
佼成女子としては初めての試みでしたが、新入生たちには制服について考えるとてもいい機会になったと思います。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)