ハンドボール部佼成女子の生徒の中で、最も海外に滞在する時間が長いのは留学コースの生徒たちです。
しかし、最も多くの国の人と交流しているのは、ハンドボール部の部員かもしれません。
毎年大会で活躍した本校の選手たちは、女子ユースアジアハンドボール選手権等のメンバーに選ばれ、海外の試合を経験しています。

佼成女子のハンドボール部は、2年連続全国選抜大会で優勝しました。そしてハンドボール部員の一部は、日本代表に選抜されて海外の試合にも派遣されています。
河原畑祐子さんは、1年生の時にヨーロッパのモンテネグロで行われた世界選手権、2年生の時はタイで行われたアジア選手権に日本代表として出場しています。ハンドボール部祝勝会の時に少しお話を聞かせていただきました。

― 海外の試合は、どんな感じですか?

大会に行くと、だいたい1日1試合あります。相手のチームはすごく体格が良かったり、スピードもすごいので、1試合やるだけで体中にあざができて、体力的にもきついです。アジア選手権の時も、韓国にスピードでやられて2位でした。世界のクラスのチームとなると、私たちの“普通はこうだろう”というセオリーを余裕で越えてきます。ここではシュートを打たないだろうというところで打ってきたり、これだけ当たっているのに打ち切られてしまう。日本の試合とは、選手の体格、スピード、シュート力、すごく差があります。

― 若いうちから世界を知っているって、すごいことですね。

ありがたいというか、感謝しなきゃいけないなと思います。私が一昨年の世界選手権に行ったときは、一番若い世代が経験を積むために行ったのですが、ベンチから見ていてもわかるくらいのすごい迫力で先輩方が試合をやっているのを見ました。すごく貴重な経験を若い時からさせてもらっているなと思っています。

― 海外の選手との交流は?

向こうの選手とはホテルが同じなので、食事の時などはあいさつします。ヨーロッパは1度行っただけなのですが、韓国人の選手とはアンダー16の世代がユースの選手となったりするので再会する機会もあって、お互いに久しぶりだねなどと話したりもします。

― それは英語で?

それが、自分たちも韓国語で挨拶できますし、向こうの選手たちも日本語けっこう覚えているんですよ。なのでお互いに、相手の国の言葉をしゃべってますね(笑)。

河原畑さんの言葉にもあるように、軽く日本のセオリーを超えるプレイを経験させてもらえるのは、本当に得難い経験です。
また、言葉が最初はできなくても、試合を経験するうちに海外の選手たちと知り合いになり、相手の国の言葉でコミュニケーションを取れるようになるというのも、素晴らしいことです。
もともと度胸のある彼女たちではありますが、世界の舞台で、日本と同じパフォーマンスを出すためには、文化の違いも乗り越えてしっかり自己表現できなくてはなりません。
その時に武器になるのは、やはり語学、なかでも世界の人たちが使う英語でしょう。ハンドボール部のメンバーもそれを意識しているのか、洋書をたくさん読む「多読チャレンジ」に挑戦したり、最近は英語の先生には英語で話しかけたりしているようです。

ハンドボール部
写真右から
斗米 菜月
河原畑 祐子
八木 晴菜
大沢 アビ直美

佼成女子ハンドボール部の中で、海外での試合を経験している4人。全員が、昨年と今年の選抜大会で、最優秀選手や優秀選手に選ばれているメンバーです。
2020年には、彼女たちはじめとした佼成女子の選手たちの、東京オリンピックでのプレイが見られるかもしれませんね。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)