インターハイ優勝の祝勝会9月13日(土)、本校カフェテリアにて、今年8月にインターハイで優勝した佼成女子ハンドボール部の祝勝会が行われました。佼成学園の創立60周年という節目に、昨年に続く春の選抜優勝、そして27年ぶりの夏のインターハイ優勝の2冠という偉業を成し遂げたハンドボール部を称えるために、この日は100名以上ものご来賓、ハンドボール部講演会、保護者の方々が駆けつけて下さいました。

8月7日、佼成女子ハンドボール部は全国高校総体(インターハイ)にて、27年ぶりの優勝を成し遂げました。その決勝の日、佼成女子からは多くの生徒や教職員が応援に駆け付け、歓びを分かち合いました。山内校長を始めとして、翌日の朝刊各紙を買い占めた関係者も多かったことと存じます。
今年はインターハイとマケドニアで開催された世界女子ユース選手権が重なったために、インターハイ直前まで石川監督と主力の3名の選手が1か月近くの不在。3選手の帰国はインターハイ初戦前日で、選手たちは帰りの飛行機の中でユースのドクターから教わった時差ボケにならない方法を実践しつつ帰国するという、「肉体的にも精神的にもきつかったと思う」(安藤コーチ)試合となりました。そしてユースの監督として選手よりも帰国が遅れた石川監督に代わって安藤コーチが最初の2試合の指揮官を務め、素晴らしい結果を出したのです。大会の優秀選手にも八木、斗米、冨永、河原畑の4名が選ばれました。

インターハイ優勝の後も、ハンドボール部は合宿や国体予選など忙しい日々が続き、ようやくこの日、庭野学園長夫妻にもおいでいただき、関係者全員でお祝いの席を設けることができた次第です。

まずは、インターハイ初戦から応援に行って下さった酒井理事長から、日頃ハンドボール部がお世話になっているたくさんの方々にお礼の言葉がありました。
庭野学園長からは記念品の授与とお言葉をいただきました。記念品を代表して受け取った部長の江島さんとキャプテンの斗米さん。

記念品授与
加藤昌雄先生
ハンドボール部のアドバイザーである加藤昌雄先生は、選手にお祝いの言葉をかけると共に、「コートには立てなかったけれども、コートで活躍した選手を支えた部員の人々が素晴らしかった。私がいちばんおめでとうと言ってあげたいのは、そういう人たちです。」
ここで、安藤コーチより、佼成女子ハンドボール部全37名のコメント付き紹介がありました。負傷で競技生活を断念して選手のサポートにまわってくれている部員、親元を遠く離れてハンドボールに打ち込んでいる選手、後輩たちへきめ細かな指導を熱心にしてくれている選手など、一人一人のハンドボールに向き合う気持ちが伝わってくるようでした。
選手紹介
選手代表としては、2名が壇上に上がりました。
インターハイ直前の女子ユース世界選手権にも出場した副キャプテンの河原畑祐子さん。
「私たちが不在の22日間、チームのみんなは不安だったと思いますが、マケドニアにいた私たちはなぜか、チームのみんなならうまくやってくれているという絶対的な信頼感があり、世界選手権では14位という少し残念な順位ながら、世界でも通用するという自信を持ってインターハイに挑むことができました。プレイが合わずにはらはらした展開にもなりましたが、去年の先輩方の悔し涙を思い出し、みんなでがんばることができました。今大会を通じて、自分自身の心の持ち方や、仲間を信頼することの大切さを学び、佼成学園の伝統を受け継いで、一番幸せな時代に素晴らしい先生方や最高の仲間とハンドボールができて良かったと思いました」

副部長の大畠虹帆さんは、サポート役の仲間への感謝の気持ちを伝えてくれました。
「昨年のインターハイでは悔しい思いをしたため、今回は優勝する、優勝しなければ意味がないと自分自身に言い聞かせ、厳しい練習に耐えてきました。そして今回、強い気持ちと共に、試合ができる喜びを感じながらコートに立ちました。それは何か嬉しく、楽しく、今までの苦しい思い出が懐かしく感じられるという感覚でした。ユニフォームを着られずにチームのサポート役に回ってくれた仲間の分までもしっかりプレイしなくてはならないという使命感も強く感じていました。3年生のみんなも同じ気持ちを持っていたと思います。優勝して1か月経ちましたが、そうした仲間への感謝の気持ちが日に日に大きくなっていきます。この場をお借りして、改めて一緒に頑張ってくれてありがとう、という思いです。

現在は国体に向けて練習する選手と、11月の東京都大会に向けて練習する新しいチームの2つが一緒に練習しています。石川先生からは、常日頃から”部活動の意義は、自分の成長と、仲間の成長を手伝える人間になること”だと教えていただいています。今は、国体も大切ですが、新しいチームになり毎日鍛えられている後輩たちに、できることは何でもしてあげたいと思っています。それは、先輩たちにしてもらったことでもあり、私たちが結果を残せたのも、後輩たちがついてきてくれたおかげだからです。こんな気持ちに自分がなれるとは、1年前には全く想像ができませんでした。最後まで後輩たちの見本となるよう、国体でも頑張らせていただきます」

河原畑祐子
副キャプテンの河原畑祐子さん
大畠虹帆
副部長の大畠虹帆さん
ビデオ映像
歓談タイムでは、インターハイ決勝の富岡東戦、そして佼成女子ハンドボール50年史のビデオ映像が流れ、ご来客の方々の関心を集めていました。モノクロ写真時代から始まるこの貴重な映像は、コーチの安藤先生が集めて下さったもの。OGである安藤コーチも登場していました。
祝勝会も終わりに近づき、最後に安藤コーチ、石川監督からご挨拶がありました。
「石川先生不在での公式試合の経験は今回が初めてでした。意外にもあまり緊張せず、ワクワクした思いを感じたのは、事前に石川先生と何度もチームのこと、選手のこと、ゲーム構想などたくさんミーティングし、試合展開のプランをいくつも考えて臨むことができたからだと思っております。ユース組不在の練習は、1人1人の自覚と責任が芽生えた期間だったと思います。初戦はとても硬かったですが、試合を重ねるごとにチームは段々融合し、これが私たちの最高のパフォーマンスとは言えませんが、おかげさまで優勝することができました」(安藤コーチ)
安藤コーチ
石川監督
「勝って奢らず、負けて腐らずという言葉を、3月の選抜、そして8月のインターハイが終った瞬間に、ずっとつぶやいていました。皆さんからは、勝ったときくらい選手をほめてやれよ、選手がかわいそうだろうとだいぶお叱りを頂きまして、本当にその通りだなあと、毎日反省の日々でございます。選手の皆さんすみませんでした。(会場笑)。選手も言っていましたが、私もいろんなことを悩み成長させていただいた期間でした。このような素晴らしい先生方、環境、選手、素晴らしい保護者の方々に囲まれまして、今以上進歩するように努力を重ねていきたいと思います」(石川監督)
最後に山内校長からの閉会の挨拶で、祝勝会はお開きとなりました。
ハンドボール部の次なる目標は、10月の長崎国体。石川監督、安藤コーチも出場し、「国体優勝で3冠!」を目指します。代表選手の10名です。

今回、ハンドボール部のためにお忙しい時間を割いて駆けつけて下さった皆様、本当にありがとうございました。コートに立った選手も立てなかった選手も、裏方に徹してくれた部員たちにも、全員に光が当たる会となりました。そして3年生たちのここ1年間の、技術だけでなく心の成長にも目を見張るものがありました。これからも、佼成女子ハンドボール部にご期待ください。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)

代表選手