パンパスグラス皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第42回目の今回は、「2020年・東京オリンピック」と題してお伝えします。


転居先探しをしています。
何故に!
突然、現在住んでいる賃貸マンションが、「東京外かく環状道路」の工事にかかることになったのです。
「突然」とつけたには「訳(わけ)」があります。

国土交通省のHPを見ますと、この道路の説明には抜粋ですが、この様に載っています。
『昭和41年に都市計画が決定され、関越道、中央自動車道、東名高速道を環状に連絡する道路であり、首都圏の渋滞緩和、環境改善や円滑な交通ネットワークを実現する上で重要な道路です』と。

ジャンクション住まいしているマンションは、丁度、この東京外かく環状道路と中央自動車道が重なり、中央ジャンクション(JCT)ができるところに位置していました。
以前から、たまに郵便受けに反対のチラシが入っていましたから、何とはなしに道路が通るものだとは受け止めていました。
しかし同じマンションの敷地に住んでいる大家さんに、時折お会いした時にこの話しを向けても、切迫感のある返答などは無く、他人事のようでした。
それが今年に入り、ある日「突然」に膨大な予算が付いて、一斉に立ち退き話が上がったのです。
あれよあれよという間に、マンション付近では、家屋や作家「松本清張」が描いた世田谷の雑木林は、すでに工事現場に様変わりしています。

この様に一気に進む「突然」の「訳(わけ)」は、うがった見方ですが、意外にも2020年に決まった東京オリンピックが膨大な道路予算の計上を後押ししたかもしれません。
何故その様なことが言えるのか。
それは、この東京外かく環状道路が都市計画決定されたのが昭和41年。東京オリンピックが行われた昭和39年の翌々年にあたります。
当然、いきなり計画もなしに決定には至りませんから、昭和39年の東京オリンピックが終了した後に、検討が始められたことが推測できます。
東京外かく環状道路は、二度の東京オリンピックという「奇縁」に後押しされてきた道路とも考えられます。

先日、本校ハンドボール部の全国選抜大会並びにインターハイ、春・夏全国優勝二連覇達成の祝賀会が和やかに開催されました。
選手の中には、世界女子ユース(U-18)等々に選ばれ、日の丸を背負い活躍をしている選手たちもいます。
そして全国優勝の経験は、選手たちを堂々たる精神の持ち主に育て上げました。
祝賀会が盛り上がってくると、佼成女子ハンドボール選手の中から2020年の東京オリンピックのコートにぜひ立って欲しいという声が、だれかれなしにあちらこちらから出ていました。

2020年、東京オリンピックの「年」、どのような東京が創られているのでしょう。

そしてその「年」、佼成学園女子校は、オリンピック・コートと応援席にOGと生徒たちが立っているような「突然」の思いに駆られました。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)