2014年9月24日(水)~30日(火)にかけ、山内校長、宍戸SGH推進事務局長兼国際交流部部長、出射(いでい)SGH推進事務局員が研修地であるイギリス・ロンドンを訪問しました。
2017年から5年間にわたるロンドン大学SOAS校とSGH事業の業務提携と、来年度より新設されるスーパーグローバルクラス(以降SGクラス)のロンドンプログラム研修地の視察が目的です。
初日、イギリスへ向け出発。2日目の午前中はロンドン大学SOAS校とSt Giles Central Collegeを訪問しました。SGクラスの生徒達は、ロンドン大学で講義を受ける前に、アカデミックライティングの基本や予備知識などをSt Giles Central Collegeにて学び、午後にロンドン大学SOAS校にて論文指導やプレゼンテーション・ディスカッションスキルの指導を受けます。両校は徒歩圏内に位置しているため、移動距離も少なく行き来しやすい立地となっています。ロンドン大学SOAS校の学部長Graham Davies先生はSGH事業に大きな関心を示し、調印式は滞りなく終了しました。今後さらに協議を重ねてプログラム内容や費用を確定していくことになりました。校内見学で印象に残ったのは図書館で、広大な図書館にはアジア・中近東・アフリカ関連の書籍を中心に120万冊以上の蔵書数があると説明を受けました。生徒がリサーチを進めるのに十分な環境でした。
St Giles Central Collegeはブリティッシュカウンシルの認可を受けた語学学校で、English UK加盟校です。教室数は45室、5階は宿泊施設になっていて、全キャンパスに無線LANが完備されています。課外授業プログラムも充実しているので、希望すれば本校だけのオリジナルプログラムも作ることができるそうです。
午後は本校の創立者庭野日敬先生が1979年第7回テンプルトン賞受賞した際に記念講演を行ったギルドホールも視察しました。

調印式の様子

SOAS校図書館

St Giles Central College 授業の様子

ギルドホール内
午後はバーミンガムへ移動しNishikam Schoolを視察しました。“Nishikam”とは「無我」という意味で、異なる宗教を受け入れる学校です。校内ではシーク教やイスラム教、キリスト教の生徒が一緒に授業を受けていました。互いの宗教や文化を受け入れ、生徒たちの人間性・生きとし生けるものへの仕える心・情け深い人間になることを奨励しており、非常に感銘を受けました。

コヴェントリー大学外観

高美穂先生と一緒に

Nishikam School

Nishikam School授業風景
5日目は高校2年生の修学旅行研修地であるナショナルギャラリーやピカデリーサーカス周辺を視察しました。ナショナルギャラリーには宗教画や風景画・近代画が多くあり、高校2年生の修学旅行のみならず、SGクラスの見学候補地に挙げることにします。

カンタベリー大聖堂内

ナショナルギャラリー内
(文責:SGH推進事務局長兼国際交流部部長 宍戸崇哲)