葉牡丹皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
毎月1回、校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」として、当ホームページで発信しています。学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。
第46回目の今回は、「一同」と題してお伝えします。


三学期が始まりました。
本校では他校と違い、二学期終業式と三学期始業式だけが、全ての生徒たちが揃い、一同に会する機会なのです。
それは、留学コースの生徒たちの出入りがあるからです。
留学コースは、一年生の三学期1月から二年生の二学期12月までニュージーランド(NZ)の各校に留学をしていますから、この期間は、本校に不在となります。
久々に一同が揃い会する機会は、式を行う講堂が狭く感じられ、演台に立って講話をするとき等は、演台の手前まで生徒たちの姿が迫ってきています。

三学期始業式には、二団体の壮行会が行われました。
ひとつは、関東選抜大会に臨む「ハンドボールチーム」でした。生徒会長、体育部会長、そして私が激励の言葉を述べました。
春・夏全国制覇を達成したチームの後を引き継いで、試合に臨んでいく訳ですから、プレッシャーがかからないようにと言っても無理からぬところがあると思われます。
しかし壇上に勢揃いした選手たちからは、闘志みなぎるものが伝わり、激励の言葉に頷く姿は、先輩たち同様に堂々たるものでした。

そしてもうひとつは、NZに留学する第11期生40名の生徒たちです。
受け入れ先のNZの学校毎に生徒たちは紹介され、代表が英語で挨拶を致しました。
流暢なもので、入学してから9カ月間余りの事前学習の成果が、スピーチの端々に出ていました。

二団体の生徒たちは、生徒、教職員たちから大きな拍手を浴び、顔を上げ、真正面を向き、壇上から降り立ち進む姿は、ひとつの目標をしっかりとらえていました。

富士山私たちは、未来を見通すことはなかなか困難なことです。しかし未来を創り出すことはできるのです。
ハンドボールにしても、留学コースにしても、他のことでも、「これをする」といった決断さえ出来れば、そこから未来が開けていきます。
壮行会の挨拶で留学コース保護者が、「私に『娘の年代(高校生)でNZに1年間留学するか』と問われれば、『とても難しい』と答えるでしょう」、そして「そのような“決断”をした娘を誇りに思います」と話されたことが強く印象に残りました。

年に二度(二学期終業式・三学期始業式)、佼成女子が一同に揃う機会は、お互いが未来を創りだす「決断」に触れ合う機会でもあるのです。
それぞれが在籍するコース[特進、進学、留学、SG(スーパーグローバルクラス/27年度)]が違っても、同じ仲間から伝わる刺激は、自身の心を鳴動させていきます。

何かが始まる2015年です。

(佼成学園女子中学高等学校校長 山内日出夫)