合唱コンクール1月24日(土)、今年度最後の行事、合唱コンクールが本校講堂にて行われました。
高3と高1の留学クラスを除いた全クラスが、乙女祭後からコツコツと練習を重ねてきた成果を見せるステージです。この日はお天気にも恵まれ、たくさんの保護者の方々にもお出でいただき、2階のギャラリーの立ち見席まで埋まりました。

先週行われたリハーサルでの講評で、改めて気合を入れ直した各クラス。最後の1週間は朝、昼、放課後と練習を重ね、当日の朝も、各教室から練習の歌声が響いていました。

いよいよ合唱コンクールがスタート。インフルエンザ流行中で、この日は来客や保護者の方も含めた会場の全員にマスク着用をお願いしました。司会は生徒会役員の宮川さんと瀬戸さん、開会宣言は生徒会長の三木さんです。昨年から取り入れた電子黒板の使い方も上手になりました。

開会宣言
「今年度最後の行事の合唱コンクールが始まります。皆さん、後悔のないように全力を尽くしましょう!」(三木さん)
審査は、以下の4つの観点から行われます。

  1. 声、ハーモニーの美しさ
  2. 感情表現の豊かさ
  3. クラスとしての一体感
  4. 歌唱態度(入退場・服装等の風紀面)

外部審査員として、二期会所属の声楽家である白川恭子先生をお招きいたしました。白川先生には3年連続で審査員としてご来校いただいており、いつも来年度につながるありがたい講評をいただいております。

前半の中学の部では、課題曲の「Go the Distance」と各クラスで選んだ自由曲の2曲が歌われます。どのクラスも、リハーサルの時とは別人のように、合唱が大きくなり、舞台での態度も堂々としていました。また、ずっと練習を見守ってきた担任の先生も、自分のクラスのステージを見守るときには身体で一緒に歌っているように見えました。

3年2組
3年2組
金賞と最優秀伴奏者賞は「空駆ける天馬」を歌った3年2組。3年になってクラス編成も担任の先生も変わったことで最初は大変でしたが、2学期が経過して今は力を合わせたらどんなことでも頑張れるクラスになったと、担任の先生へ感謝の言葉がありました。歯切れよく、かつ、ていねいに歌ってくれました。

銀賞は「ハナミズキ」の2年1組。これは9.11のメッセージソングであることもあり、みんなで歌詞の深いところまで読み込んで日々練習したとのこと。メロディのソプラノがとても気持ちの良い歌唱でした。

銅賞は「COSMOS」の1年1組 合唱コン初体験の1年生が、見事銅賞を取りました。たくさん練習して「22人のすべてをかけて心を込めて歌います」との言葉の通り、とてもまとまったかわいらしい合唱でした。

講評はステファン先生が英語で。
「中1は最初のコンテスト、5か月ハードな練習をして、力強いデビューでした。中2は真面目ですがシャイなので心配しましたが、今日は素晴らしいパフォーマンスだったと思います。中3は修学旅行などでとても忙しかったのに、最後の2週間とてもよく頑張って、100%のエネルギーを出し切りました。みんな素晴らしいことをやり遂げました!」

【中学の部 結果発表】
金賞 3年2組「空駆ける天馬」
銀賞 2年1組「ハナミズキ」
銅賞 1年1組「COSMOS」
最優秀指揮者賞 1年2組 小島佐和子
最優秀伴奏者賞 3年2組 宮﨑真衣

ステファン先生
ステファン先生
合唱部
中学の部の審査の集計を待つ間に、合唱部の模範ステージ。
進路の決まった高3部員も参加して、曲目は「桜の季節」「アスナロウの木」「麦の唄」。
高校の部では、「今年はレベルが高かった」(井上教頭)との声を裏付けるように、金賞が2クラス出るという初の出来事が。しかも金賞と銀賞は1点差と聞いて、会場はどよめきました。

金賞は「春よ、来い」の2年A組。講習などがあってほぼ朝練のみの練習での金賞は、クラスが意見を出し合い、この最後の行事を最高のものにしたいという気持ちの成果でしょう。

2年A組
2年A組は全員が髪におそろいのリボンをつけ、豊かなハーモニーを聴かせてくれました。
2年B組
2年B組「最後の合唱コンをこのクラスでこの曲でやれて本当に嬉しい」(ステージ前のスピーチより)。
同じく金賞の2年B組。発表曲の「証」は、前日みんなで涙を流しながら歌ったことで、証の歌詞の本当の意味がわかったという言葉の通り、言葉をはっきり大切に聴かせてくれました。

銀賞は2年C組「はじまり」。「とてもさわやかに音が取れていて、歌も歌えていてよかったです」と、講評の白川先生に褒めていただきました。なんと、2位と1位はたったの1点差でした。

銅賞 1年A組「あなたへ」は、途中で4つのパートに分かれるという難しいコーラスにチャレンジ。「4つのパートは本当に難しいので、みんながんばって練習して音を取ったんだろうなと感じました」(白川先生)。

白川先生の講評では、入賞クラスそれぞれのいい結果が出た理由と、全体的に気付いた点を教えて下さいました。
「指揮者が、最後にまだピアノや合唱の余韻が残っているのに、あわてて終わらせてしまうのはもったいないです。また、ピアニストと指揮者の意志疎通が舞台上でできるともっと一体感のある合唱になります。そして、今どのパートがメロディを歌っているのか、誰が主人公なのかを考えて曲の構成をするのも大切なことです」。

【高校の部 結果発表】
高校の部
金賞 2年A組「春よ、来い」
金賞 2年B組「証」
銀賞 2年C組「はじまり」
銅賞 1年A組「あなたへ」
最優秀指揮者賞 2年C組 蒲田美波
最優秀伴奏者賞 2年A組 儘田彩花

白川先生
白川先生、今年もアドバイスありがとうございました。
山内校長
「しっかりと皆さんの気持ちが伝わってくる合唱でした。今日お帰りになったら、ぜひご家庭で、この空間で味わったことの話をなさってください」(山内校長)。
インフルエンザも流行しており、人数が極端に少なくなってしまったクラス、急きょ伴奏者が変わったクラス、また伴奏者不在でアカペラとなったクラスも。こうした不測の事態を乗り切ったクラスには、会場の方々も「よく頑張った」という大きな拍手を送っていました。また、受賞からはもれても、表情が素晴らしいクラス、観客に歌を伝えようとする気持ちを感じるクラスなど、心に残る合唱がたくさんありました。

3学期が始まってからは、朝、昼、放課後と聞こえてくる各クラスの歌声で校舎は音楽にあふれ、とても気持ちのいい日々でした。しかしその時、各クラスでは必死でみんなの心を合わせる作業が続いていたのだと、各クラスの紹介スピーチで感じました。

閉会宣言では、中学副会長2年村上さんから「本番に至る練習で様々な問題を解決しながら、クラスのみんなで気持ちをひとつにすることが大切だと思います。練習の中から芽ばえた絆を大切にして、これから学校生活を送っていきましょう」との言葉がありました。

早朝からご来場いただきました保護者の方々、本当にありがとうございました。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)

中学副会長