始業式1月8日(木)、本校講堂にて、3学期の始業式が行われました。佼成女子の3学期は、合唱コンクール、KGGS11期生のニュージーランド留学への旅立ち、高3は受験のラストスパートからの進路決定、卒業式。山内校長の言葉にあったように、まさに「真新しい春の時間に向かって走りだす」のが3学期です。全学年がそろうのはこの始業式が今年度が最後。この日は留学に出発する1年E組の壮行会も行われました。

■山内校長講話
「2015年という新しい年を迎えました。1945年、第2次世界大戦が終結してから70年という年月がたちました。戦争の歴史をしっかりと学び、知り、私たちの国のありよう、日本人としての行動の在り方を考えていく契機となる年です。
私はこの冬休みに、台湾に行ってきました。吉田修一さんの、「路(ルウ)」という小説を読み、台湾の新幹線に乗ってみたいと思ったからです。この小説は、台湾の高層鉄道、台湾新幹線をつくる8年間を描いた作品で、台湾の人々と日本人が交流を結び、絆を創りあげる様子が描かれています。この台湾新幹線は、日本の新幹線の技術で、日本が海外で初めて作った新幹線です。台北から高尾まで370キロ、台湾を縦断するように走っています。2007年に開通してから、沿線にはIT企業など多くの企業が進出をして、経済改革が一気に進んだと言われています。世界にはこうした高速鉄道を計画している国が数多くあり、インドやブラジル、メキシコ、イギリスではすでにその建設が推進されており、今朝も日本の日立がイギリスに作った高速鉄道の車両がニュースで大きく報道されていました。日本の技術は、世界から求められています。
台湾で気づいたことがあります。それは、私たち国は、ものだけを世界に提供しているのではないということです。台湾で活躍した人物に、伊沢修二という人物がいます。伊沢修二は、信州高頭藩の藩士の家に生まれ、明治初めに国費留学生となってアメリカの師範学校に留学し、その後ハーバード大学に進み、理化学をおさめています。帰国後は、東京師範学校、後の筑波大学の校長となり、日本の教育理論を築き上げました。明治の中ごろには、今度は日本政府から台湾に派遣され、台湾の教育制度を整えるために力を尽くした人物として、台湾の中では名前の知られた日本人の1人になっています。日本からは、人のために動くという平和的精神に貫かれた人物が数多く輩出されているという歴史的な事実があります。
伊沢修二は、私達にこのような言葉を残しています。
「人間は、1個の精神の中に子供と大人を同時に持っている。子供の部分で正義を称え、恋を語り、芸術に接し、科学・技術や芸術を創造する。だからこそ大人は終生自分の中の純粋な子供をひからびさせるべきではない。さらにこうした大人でいるには、少年、少女時の学びにある」
私達が未来を見通すことは困難です。しかし未来を作り出すことはできます。皆さん1人1人に、こんな大人になりたいという理想があると思います。その理想を創りあげていくには、今という時間を大切にしながらしっかり学んでいくという姿勢が必要と思われてなりません」

1年F組壮行会■1年F組壮行会
KGGS11期生40名は、1月18日に日本を旅立ち、約11か月の留学を経て、12月6日に帰国します。この日の壮行会では11期生全員が壇上に上がり、まずは中央委員小林さんより、留学プログラムについて説明がありました。
「私達11期生40名は、これまで英語力の養成はもちろんのこと、夏冬の合宿を通じて留学準備をしてきました、ニュージーランドでは北島のハミルトン、タウランガ、ネイピア、ニュープリマスの4地域にある19校に分かれて学びます。現地校は4学期制で、2月から1学期が始まります。現地では7月に一度集合して、合宿を行います。4学期が11月に終了した後は、今年度からの新しい取り組みとして、オーストラリアのシドニー大学で研修をしてから日本に帰国します。英語力と国際感覚を身に付け、帰国できるよう、精いっぱい努力して来たいと思います」

留学生の生徒代表、丹野さんからは、在校生に向けて英語と日本語で挨拶がありました。
「私達11期生はあと10日で出発します。楽しみでもあり、不安でもあります。4月に入学してから今までの9か月間は本当にあっという間に過ぎていきました。たくさんの先生方に何回も怒られたりして、それでも変わらないこのクラスが嫌になったこともありました。それでも私にとってこの11期生のみんなはとても明るくて面白い大好きな仲間たちです。こんな素敵な仲間に出会えたこと、一緒に留学できることを本当に嬉しく思っています。私たちは留学というチャンスをつかむことができました。これは決して誰にでもできることではないと思っています。なので、このチャンスを最大限に使い、1年後また皆さんに私たちの成長した姿をお見せできるよう、精一杯がんばってきます」

■各種表彰
●ハンドボール部 
第69回国民体育大会に選手10名が出場、第3位。
東京都秋季新人戦 第2位 関東選抜大会の出場権を獲得

●吹奏楽部
2014多摩アンサンブルフェスタ 
 高校生の部 管打楽器10重奏「かなちのおきて」金賞、 管打楽器10重奏「星祭の村」金賞受賞(東邦音楽大学賞同時受賞)
 中学生の部 管打楽器5重奏「3つのわらべうた」銅賞、管楽8重賞「鬼姫ある美しき幻影」金賞(八王子市長賞同時受賞)、団体として最優秀賞受賞

●書道部
第9回全日本小学生中学生紙上展 学年別ベスト100に2名入賞
第4回佐久全国臨書展 第3席7位 佐久市教育長賞受賞
第42回比叡山競書大会 第9席中学生中6位 滋賀県教育委員会長賞、第23席推薦、第24席特選
※NHKのEテレ「スクールライブショー」の放映日は、2015年1月9日、16日、23日の金曜日18:55~19:24です。

ハンドボール部壮行会■ハンドボール部壮行会
第29回関東高等学校ハンドボール選抜大会の東京都代表となったハンドボール部の壮行会も行われました。この大会には、8年連続19回目の出場となり、上位10チームが全国選抜大会への出場権を獲得します。佼成女子はこの全国選抜大会で、2年連続全国優勝を果たしており、今年も好成績が期待されています。
出場選手紹介のあとは、生徒会長、体育部代表の応援の言葉、校長先生から激励の挨拶がありました。
選手代表からは、「私達は去年の年末に韓国遠征があり、今年の初めにニューイヤーカップがありました。チームとしての課題がたくさん残りましたが、その課題をチームで克服して、関東選抜を迎えたいと思います」との言葉がありました。

インフルエンザが猛威をふるっているようです。本校の三大行事の最後を飾る合唱コンクールは、今月24日。悔いの残らないよう、体調管理に努めて下さい。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)