入学式4月9日(木)、本校講堂にて、佼成学園女子中学高等学校の入学式が行われました。前日の始業式の冷たい雨から一転してお天気に恵まれ、桜舞い散る青空の下、生徒通用門ではさっそく撮影の行列ができていました。新入生の皆さん、ようこそ佼成女子へ!

今年の新入生は、中学27名 高校201名の計228名。本校吹奏楽部演奏の行進曲「アルセナール」に合わせて、保護者の方々の見守るなか、しっかりとした足取りで登場しました。

山内校長入学許可に続く校長訓示では、山内校長は、始業式でも在校生に紹介した、司馬遼太郎が若い人たちに向けて書いた『二十一世紀に生きる君たちへ』というエッセイの抜粋を読み上げました。
「このエッセイが特に皆さんに伝えていることは、自己を確立せよということです。それも自分に厳しく、相手には優しく、素直で賢い自己を確立せよと伝えています。
中学生たちは、中学校高校6年間をかけて、高校生たちは3年間をかけて、立派な自己確立をしてください。それも、日本という視野に留まることなく、世界に視野を広げていただきたい。さらには、日本という物差しの価値観から、世界というものさしの価値観を身に付けていただきたいと願っております。
皆さんはそれぞれいろんなことを求めて、この佼成学園女子校に入学されました。勉強をしたい、クラブ活動をしたい、友達を作りたい、あるいはとりあえずの居場所が欲しい。皆さんにはいろんな目的があるでしょう。皆さんが何を求めてこの場にいるか、それは日々の学校生活の過ごし方につながっていく、とても大事なことです。
しかし、私が皆さん方の先輩を見続けてきて、確信を持って言えることがあります。それは、皆さんは未来をつくることを求めてこの学校にいるということです。私は皆さんがこの学校で、こうなりたい、ああ在りたい、という未来をつくり出してほしいと願っています。つくるという言葉には、受け身でない能動的な意味があります。皆さんが自ら進んで求めていくことが必要になります。それが、目標、あるいは志です。それは、皆さんを動かす大きな大きなエネルギーとなり、皆さんの背中を押してくれます。
先輩たちも日々思い悩み、惑い、そうしながら自分の目標や志を見つけ、自分の未来を形作っていけるよう必死で最善を尽くしてきました。先輩たちにできたことが、皆さんにできないわけがありません。中途半端でない高みを目指して、自らの未来をこの佼成学園女子校で形づくって、それぞれの道に進んでいってください」

酒井学園理事長続く酒井学園理事長の式辞では、佼成学園の校訓である「行学二道」についてお話をいただきました。
「この佼成学園は仏教の学校です。そして創立者である庭野日敬先生は、皆さんのために大きな願いを込めてこの佼成学園男子校と女子校を設立し、校訓を“行学の二道”と定めました。これから皆さんに教鞭を取って下さる先生方は、そのことをしっかり心に入れて、校訓に沿って勉強のことや人間としての生き方のことを教えて下さるだろうと思います。
行学の二道、それは、学生の本分である学業の道、そして行いの道です。例えばあのお友達は勉強はできるけれどどうも自分勝手だ。人を傷つけたり、人を悲しませても平気な顔をしている。そんな生徒ではいけません。学業に励むと同時に、人としての行いをきちんとできる人である。そういうこともこの学校の大事なことなのです。
どうかこれからの学園生活で、佼成女子に入学できて良かった、この学校で学ぶことができて良かったと言えるように、また卒業式の日には夢がかなえられて、胸を張って卒業できるように、今日からしっかりと皆さんが努力なさることをお願いし、祈願いたしまして、本日の言葉と致します」

新入生代表新入生代表板橋さんの「誓いの言葉」。
「私達は今日この学校の門をくぐりました。これから、夢と希望が詰まった学校生活が私達を待っています。今の希望あふれる気持ちを忘れず、日々精進していきます。また、今まで先輩たちが築いてきた伝統を守りながら、私達にしか作れない新しい歴史を刻んでいきます。そして、家族など周りに支えて下さる方への感謝を忘れず、学業、武道共に日々切磋琢磨し、よりよい学校生活にします。これから私たちが立ち向かう壁はけっして簡単に越えられるものではありません。それでも、一人一人の個性を出し合い、支え合い、励ましあい、共に成長して壁を乗り越え、実りある学校生活にすることを誓います」

改めて学級担任が紹介され、初めての校歌を歌詞を見ながら歌ったあと、新入生たちは吹奏楽部演奏の「オーメンズ・オブ・ラブ」と共に退場しました。

ホームルーム入学式の後は保護者の方々と一緒に初めてのホームルーム。学生証や手帳などが渡され、定期の買い方などのレクチャーを受け、改めて担任の先生や学年主任の先生方から自己紹介や、学校生活についてのお話がありました。
新中1の教室の黒板には、先輩たちから歓迎のあいさつが。

高校は、スーパーグローバルクラス、特進文理コース、進学コース、特進留学コースと1年からクラスが分かれます。留学コースでは「事前準備でできなかったことは、留学先でもできないです」などの先生方のはっきりした言葉に、生徒たちの表情が引き締まっていました。

新入生、家族の皆さま、ご入学おめでとうございます。生徒たちの学校生活が豊かなものになるよう、学校は全力を尽くします。これからの学校生活で自分を、夢を、未来を育んで行って下さい。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)