始業式4月8日(水)、本校講堂にて、1学期始業式が行われました。季節が逆戻りしたのかとも思えるような、みぞれ混じりの雨の降るとても寒い日でしたが、新年度を迎えてまさに身も心も引き締まる1日となったのではないでしょうか。この日は新任の先生をお迎えしての新任式、学級担任・副担任の発表、また、恒例の「花まつり」も行われました。

山内校長は、新しい学年を迎える生徒たちに、司馬遼太郎が晩年に書いた『二十一世紀に生きる君たちへ』というエッセイの一部を紹介して下さいました。
「さて、君たち自身のことである。君たちは、いつの時代でもそうであったように、自己を確立せねばならない。--自分にきびしく、相手にはやさしく。という自己を。そして、すなおでかしこい自己を。二十一世紀においては、特にそのことが重要である。
自己といっても、自己中心におちいってはならない。人間は助け合って生きているのである。私は、人という文字を見るとき、しばしば感動する。ななめの画がたがいに支え合って、構成されているのである。そのことでも分かるように、人間は、社会をつくって生きている。社会とは、支え合う仕組みということである。このため、助け合う、ということが、人間にとって、大きな道徳になっている。助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、いたわりという感情である。他人の痛みを感じることと言ってもいい。やさしさと言いかえてもいい。
「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」
みな似たような言葉である。この三つの言葉は、もともと一つの根から出ているのである。根といっても、本能ではない。だから、私たちは訓練をしてそれを身につけねばならないのである。その訓練とは、簡単なことである。例えば、友達がころぶ。ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、そのつど自分の中でつくりあげていきさえすればよい。この根っこの感情が、自分の中でしっかり根づいていけば、他民族へのいたわりという気持ちもわき出てくる。君たちさえ、そういう自己をつくっていけば、二十一世紀は人類が仲よしで暮らせる時代になるにちがいない。
書き終わって、君たちの未来が、真夏の太陽のようにかがやいているように感じた。」
(司馬遼太郎『二十一世紀に生きる君たちへ』より抜粋)

司馬遼太郎はあなたたちのような若い世代に大きな期待を寄せていました。私たちの学校の創立者である庭野日敬先生も、建学の精神の中で、心を鍛えることの必要性、重要さを説いて下さっています。
今、皆さんに求められていることは、将来のありたい姿を創りあげることです。作るということは、受け身でなく、能動的な挑戦する姿勢です。これが目標、志と呼ばれるもので、これは私達に大きなエネルギーの塊を与えます。
皆さんは、一人一人が学校生活のドラマの主役です。自分自身を主役として脚本を書いてきた人と、目的もなく惰性で学校生活を過ごした人では、将来大きな違いが生じてきます。
先輩たちも、自分の未来を創りあげて、高みを目指してがんばっていました。あなたがたにできないわけがありません。ぜひ、中途半端でない高みをめざして、がんばっていただきたいと願っています。

今年度より、新任の先生12名をお迎えしました。
国語科 5名
地歴公民科 2名
理科 1名
数学科 1名
英語科(ネイティブ教師) 2名
生徒相談室 1名
どうぞよろしくお願いいたします。
また、今年度の担任、副担任、部長、副部長の先生のご紹介がありました。

【各種表彰】
●書道部
第12回日台文化交流スカラシップ 9位
第21回諏訪大社全国競書大会 2位(梶の葉賞) 10位(秋宮賞)、12位(春宮賞)、14位(大会長賞)、15位(理事長賞)
第23回国際高校生選抜書展(書の甲子園) 1万7345名中本校より12名入賞と入選、全国969校中20位、南関東地区185校中6位の団体・優秀賞

降誕会始業式の最後には、お釈迦様のお誕生日4月8日に行われる恒例の「花まつり」(降誕会 ごうたんえ)が実施されました。
翌日の4月9日は中学、高校の入学式。新入生たちとともに、「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」としての佼成女子の新しい時代が始まります。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)