アートリンク佼成女子は、昨年度よりクリエイティブ・コネクションズ(Creative Connections)の「アートリンク」プロジェクトに参加しています。本校の当時の中2生が描いた絵は昨年12月にアメリカに送られ、翌2月には今年のパートナー校であるコネチカット州のCenter for Global Studies校の中学生の絵と、ニューヨークの高校生たちの絵が届きました。現在、管理棟にはニューヨークの高校生の作品が展示されています。

「アートリンク」とは、アメリカのコネチカット州のNPO団体、クリエイティブ・コネクションズが主催する、絵画を通じて世界中の人々との交流を図るプログラムです。パートナー校と絵を交換することで、それらの「絵」が異文化を学ぶメディアとなります。

国際子供美術展今年のアートリンクのテーマは、“Picture the Moment ~自分の大切な時間~”です。生徒たちはセルフィ、自分がいる場面(セルフィ)を描きました。本校の中2生たちの作品制作過程については、こちら(『世界中の子どもたちと絵の交換 中2「アートリンク」のプロジェクトが始まっています』)でお知らせした通りです。
今年も世界中の国々からたくさんの生徒たちの絵が集まりましたが、その中から120作品が選ばれ、現在、5月から9月まで開催される国際子供美術展に展示されています。佼成女子からも、3名の絵が展示作品として選出され、うち1名の絵は同美術展のポスターにも使用されました。左下の茶道風景が、本校生徒の作品です。

さて、このプログラムの大きな目的は、パートナー校の絵に込められた文化的背景や意味についてディスカッションしたり、また逆に自国の文化について考える機会を持つことです。パートナー校の絵が到着した2月、さっそく絵を囲んで、下記のテーマでディスカッション授業が行われました。

  1. 絵を見て感じたこと、わかったこと
  2. 自分たちの生活や価値観と同じと感じた点
  3. 逆に自分たちの生活や価値観と違うと感じた点
  4. 今回の作品交換で相手への理解が変わったと感じること

また、その過程で生まれた感想や疑問質問はパートナー校に送られて返事をもらい、またパートナー校からの質問に本校生徒からもお返事を送るなどの交流も生まれました。先方からも同様に、「ランチはお弁当箱から食べるって、面白いですね」「カルチャー(茶道や書道)の勉強を一生懸命してるんですね」といった感想や、「どんな音楽を聴いていますか?」「日本人のおうちは、あなたの家のように西洋化されてますか?」「家族と食べる特別な食事はありますか?」といった質問がやってきました。
中2生たちは、贈られたパートナー校の絵や自己紹介等を見て、「国は違っても、音楽が好きだとか、勉強はちょっと嫌とか、眠るのが大好きとか、好きなことや嫌なことは変わらない」「とっても家族を尊敬して愛している」「自然豊かなところで暮らしているんだなあ」「日本のキャラクター(ポケモンなど)が絵の中に書かれていてびっくり」といったことを感じたようでした。国は違っても、「将来の夢はまだ決まっていない」とか、「趣味が国の違いを超えて同じだった」「家族を大事にしている」といった点に共感を持ったようです。
逆に、自分たちの生活や価値観にないものとして、「違う人種同士、尊重し合っている」「自分たちの故国の文化を大切にしている」。また、絵がカラフルな色遣いで、絵の雰囲気がこちらで描いたものとは全く違うということも印象に残ったようでした。
ディスカッションを通じて、これらの絵を描いたコネチカットの子供たちが、等身大の同い年の子供として身近に感じられ、また生まれ育った国や地域の文化に違いについても思いを馳せた有意義な時間となりました。

美術
完成した絵と共に、美術のリーアン先生と記念写真。
「国際子供美術展」展示作品
2015年「国際子供美術展」展示作品
「国際子供美術展」展示作品
2015年「国際子供美術展」展示作品
「国際子供美術展」展示作品
2015年「国際子供美術展」展示作品



今年度も、本校の中2生たちがアートリンクプログラムに取り組みます。どうぞ、ご期待ください。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)