日本スリランカ青少年交流 第1回事前学習会今年も日本スリランカ青少年交流に向けて準備が始まりました。このプログラムは今年で3年目になります。今年は、高校1年生16名が本校の代表として8月23日からスリランカを訪問し、現地交流をします。
交流に向けて、6月27日より事前学習会がスタートしました。第1回目の事前学習は、スリランカのケラニア大学大学院でシンハラ語を研究されている伊藤佳子さんと、ご主人であるサマンさんにご来校頂き、スリランカの内戦があった近代史やスリランカの特色、日本とスリランカの関係、スリランカに行った時に注意すること等について講演して頂きました。また、実際にサリーを持参して下さり、その着方についても説明してくれました。生徒達はとても熱心に話を聞いていました。

伊藤佳子さん日本とスリランカの文化の違いでは、Yes/Noの意思表示の違いを話してくれました。日本では、「No」と意思表示する時は首を横に振ります。しかし、スリランカでは首を振るのは「Yes」という合図であるということです。日本人がスリランカに行き、スリランカの人に一緒に写真を撮りたいとお願いをすると、首を振られてしまった為、写真を撮るのを嫌がっているのだと判断し残念そうにその場を立ち去ってしまったという話をしてくれました。実際にスリランカに住んでいる方から話を聞くからこそ、日本とスリランカの関係や文化の違いをより理解できるのだと思いました。
生徒達は今回の講演を聞き、インターネットや本だけでは分からない日本とスリランカの文化の違いにとても驚いていました。また、実際に体験したことのない内戦の恐ろしさ(5年前に内戦が終わり、自分たちと同年代の子どもたちが実際に戦争を体験したこと)やその渦中で懸命に生きてきたスリランカの人々の強さに心を打たれていました。

生徒達には、今回の講演会の感想を書いてもらいました。最後にその中からいくつかご紹介したいと思います。

  • スリランカでは、終戦から5年しか経っていないので自分たちの世代の子も戦争を経験しているのだと思いました。住む国が違うだけでこんなにも違う生活をしているのだと改めて思いました。また、日本ではお葬式では黒い服を着るのに、スリランカでは白い服を着ることにとても驚きました。
  • 内戦と聞くと、銃で打ち合うイメージでしたが、今日の話を聞きイメージが変わりました。スリランカの人々にとっては、ただ銃で打ち合うだけではなく、爆発物がすぐ身近な場所にあるかもしれないと、常に危機感を持たなくてはいけないということだと分かりました。私はそのような内戦を経験したことがないので、とても幸せなのだと思いました。
  • 私と同じくらいの年の子が、内戦を経験したことがあると聞き本当にびっくりしました。もし私がスリランカに住んでいたらと思うと、怖くて耐えられないです。また、亡くなった人の姿をテレビで放送するということも日本では考えられないので、驚きました。
  • 日本では、仏様の前で沢山の人が一緒に写真を撮っている姿をよく見かけますが、スリランカでは禁止されていると聞き宗教をとても大事にしているのだと思いました。
  • スリランカでは、女性は結婚指輪を左手にはめ、男性は右手にはめるそうです。それは、手を合わせた時に指輪が重なるからだそうです。日本と違うのでびっくりしました。
  • ホームステイ先では、内戦終了時の心境など聞いてみたいと思います。また、現地では民族の違いや言語の違いなどについても注意深く聞いてみたいです。積極的にスリランカの人々と交流をしていきたいと改めて感じました。

(文責:国際部)