日敬先生、マザー・テレサとともに6月24日(水)、中1を対象とした酒井理事長の講話が行われました。酒井理事長は、1年に1回、学年ごとに授業をして下さっており、4月に入学したばかりの中1にはこれが初めての理事長講話です。
続きをお知らせします。

今日私が持ってきた、この“Global Ethics”(国際的な倫理)という世界の代表的な宗教家を紹介した本には、キリスト校、イスラム教、ユダヤ教、ヒンズー教、仏教といったいろんな宗教の中でも、宗教の精神を大切にして世界平和のために活躍された方々の名前があります。例えばマザー・テレサ、マハトマ・ガンジー、南アフリカのマンデラ元大統領、キング牧師、シュバイツアー博士といった方々で、ノーベル平和賞受賞者も何人かいます。この中の仏教のページには、3人が掲載されています。チベットのダライ・ラマ、ミャンマーのアウンサンスーチー女史、そして、日本の庭野日敬先生です。ノーベル平和賞受賞者2人と共に、日敬先生の名前があるのです。
日敬先生の交友関係は宗教を超えており、例えばマザー・テレサ、そしてマハトマ・ガンジーの娘さんであるエラ・ガンジーさんとも、どうしたら世界が平和になるかを語り合う友人同士でした。本校の管理棟にはマザー・テレサとお話している日敬先生の写真がありますし、エラ・ガンジーさんは佼成学園に講演にも来てくださいました。その時は、あなた方の先輩の生徒さんが通訳をつとめてくれました。
私は日敬先生のご縁で、マザー・テレサにもエラ・ガンジーさんにもダライ・ラマにもお会いしましたが、ダライ・ラマは、「庭野日敬という人はすごい人だった。立派な人だった」と、私の先生である日敬先生を称えて下さいました。
日本よりも海外の方が、日敬先生が世界平和のために活躍された人だということが伝わっているかもしれません。例えば、ニューヨークの国連本部では、世界の平和指導者を代表して演説し、当時のアメリカの大統領やソ連の書記長に平和のために話し合いをしてくださいと、世界の人を代表して訴えました。また、バチカンに世界の宗教者が集まって平和のための会議をしたとき、ローマ法王のヨハネス・パウロ2世と日敬先生だけが特別な椅子に座りました。日敬先生は、宗教者のリーダーだったということが、この写真1枚でよくわかるのです。日敬先生は、宗教界のノーベル賞と言われるテンプルトン賞も受賞されています。
今から61年前に、この佼成学園を創立した庭野日敬先生は、そういう世界的な方でした。皆さんは、61年目の入学生です。誇りに思って、がんばってもらいたいと思います。

さて、日敬先生が佼成学園の生徒1人1人に心掛けてほしいと願ったこと。それが、校訓の「行学の二道を励み候べし」。行の道と学の道の2つをしっかりやりなさいということです。
学の道は、しっかり勉強することで、それが生徒の一番の本分です。もうひとつの行の道、それは、勉強がどんなにできても、人間としての行いでお父さんお母さんが悲しむことをするような子、友達をいじめる子ではいけません。そして、絶対に人の嫌がることをしてはいけません。それはとても大事なことです。
そのためには、これから6年間、5つの実践を心掛けて下さい。それは、「あいさつ」「食前食後の感謝」「校門出入り一礼」「身だしなみ、整理整頓」「思いやり」です。
先ほど、中3の生徒会副会長が、「今年の中1はとてもあいさつがしっかりできます」と言ってましたね。とても素晴らしいことです。
今日は、佼成学園創立者の庭野日敬先生のこと、その日敬先生が定められた佼成学園の校訓「行学の二道」および行の道の5つの実践を皆さんにお願いして、私の最初のお話といたします。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)