終業式7月21日(火)、平成27年度1学期の終業式が行われました。4月に中高の新入生を迎え、5月のスポーツフェスタ、6月の英検まつり、7月の高1ヤングアメリカンズ、高2イギリス修学旅行と、クラスや学年で取り組む行事が続き、新入生たちも様々な経験を通して学園生活になじみ、クラスの団結力が深まった1学期でした。

■校長訓話
先日、選挙権年齢を現行の20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が成立しました。いずれ、高3は、1つのクラスの中に有権者である人とない人が混在することとなります。こうした権利を18歳から獲得するということは、獲得した人には義務と責任というものが生じます。考えに考えて、意見や考えを出してもらいたいと思っております。
アメリカのカリフォルニア州に、アメリカでも最も住みたい街のひとつにあげられているカーメルというところがあります。この街の道路の計画地に、1本の樹木がありました。この樹木を切ってまっすぐ道路を通すか、それとも道路を迂回させて樹木を守るか。それがカーメルの住民の間で大きな問題となりました。そして、住民投票が行われ、カーメルの住民たちが選んだのは、道路を迂回させて樹木を守るという選択でした。私もその道路に行き、道路の真ん中にその樹木が堂々と生い茂っているのを見てきました。
この街にはもうひとつ、アメリカ中で話題になったことがあります。それは、大スターであるクリント・イースト・ウッドが1986年に市長に立候補し、当選したことです。彼がなぜ、カーメル市長に立候補したか。それには大きな理由があります。カーメルの街は、アイスクリームの路上販売が禁止されていました。カーメルはカリフォルニア州にあり、海沿いということもあって、多くの観光客が訪れます。住民にとっても自由な街にした方が暮らしやすいのではないか。彼はそう考えて、路上販売を許可することを公約して市長になりました。
なぜこういう話をするかというと、皆さん1人1人に考える習慣を身に付けてもらいたいと思うからです。カーメルの人は一生懸命考えて、1本の樹木を残した。そしてアイスクリームが自由に売れる政策を選んだ。皆さんにとっても、学校生活の中で考えてなければならないことがたくさんある。例えば、毎日行き帰りに通る通学路。通学路は通勤、通学の人、お年寄り、子供たち、赤ちゃん、多くの方が利用しています。自分たちだけの道路ではありません。どの様な行動をすればすべての人たちにとって良い道路になるのか。そうしたことを考えて歩けば、おのずと答えは出てくるでしょう。皆さんが18歳で選挙権を得るようになったら、皆さんの考えを取り入れて物事が進むようになっていきます。その時を迎えるためにも、学校生活の中でひとつひとつしっかり考え、どう行動すればよいのか、そういうことを考える習慣を身に付けてもらいたいと思います。

表彰■各種認証・表彰
1.新生徒会役員認証
6月の選挙で選ばれた新生徒会役員の認証が行われ、新役員が決まりました。全7名中、現在イギリス語学研修中の3名を除く4名の名前が紹介されました。新生徒会役員はすでに仕事を始めており、これからの学校行事なども中心となって運営していきます。

2.中学学力テスト
6月実施の標準学力テストの結果、偏差値が60以上の生徒39名(中1生11名、中2生15名、中3生13名)が表彰を受けました。

3.アートリンク
アートリンク入賞 中3生3名
アメリカのコネチカット州のNPO団体、クリエイティブ・コネクションズが主催するアートリンクにて、世界各国の学校から送られた生徒たちの絵の中から120作品が入選。本校からも3名の絵が選ばれ、この9月まで国際子供美術展に展示されています。

4.伊藤園おーいお茶新俳句大賞
毎年中1が読書作文の授業で応募していますが、昨年は中3も参加、中3市橋さんの佳作特別賞に入り、ボトルに俳句が掲載されることとなりました。その他佳作に3名が入選しました。
作品「雨がやみ カエルの声も 晴れていく」

5.英検まつり英単チャレンジ
英検まつりの英単チャレンジの上位50名の優秀生徒及び、優秀クラスの表彰を行いました。50名の中には中学生も4名含まれています。

6.英検
準1級10名、2級23名(中3生1名含む)の表彰を行いました。その他、準2級43名、3級47名が合格しています。

7.書道部
第39回全国高等学校総合文化祭滋賀大会に東京都代表として出場します。本校としては、2年連続10回目となります。

8.水泳部
5月に開催されたフィンスイミング日本選手権大会において、種目800メートルサーフィスで総合3位、1500メートルで総合3位、出場個人種目すべてにおいてユースで1位を獲得。

■壮行会
この夏休みに全国大会に出場する、書道部、ハンドボール部の壮行会が行われました。

書道部1.書道部
書道部は、7月に滋賀県大津市で開催される第39回全国高等学校総合文化祭に、東京都代表として高3古林さんが出品します。
また、7月26日に愛媛県で実施される第8回全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会(書道パフォーマンス甲子園)に2年連続で出場が決定し、出場選手14名が紹介されました。予選を経て本選に行けるのは21校という狭き門を通過、関東ブロック枠の1校として2年連続3回目の出場をします。
書道部代表からは、「同じ志を持つ他県の代表者と交流を深め、さらなる上を目指していきたいと思います」「私たちのパフォーマンスのテーマは“自分に勝つ”です。部員一同気を引き締めて最高の演技ができるようがんばってまいります」との挨拶がありました。
なお、書道パフォーマンス甲子園は、当日のインターネット中継が予定されています。全校あげて声援を送りたいと思います。

「書道パフォーマンス甲子園」公式ホームページ
http://shodo-performance.jp/

2.ハンドボール部
ハンドボール部は、8月1日より大阪で実施される全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場。インターハイ出場は、5年連続13回目となります。
壮行会ではインターハイ出場選手が紹介されました。校長先生からは「東京と予選の決勝戦の前半戦、負けていた戦いを、後半戦逆転して、厳しい戦いの中を1点差で勝ち得た皆さんの力、とても誇りに思っています」。
ハンドボール部代表からは「インターハイに出場できたことはとても嬉しいですが、私たちの目標は日本一なので、先輩がたに続くことができるようがんばってきます」との挨拶がありました。

平成27年度全国高等学校総合体育大会 2015君が創る近畿総体
http://2015soutai.osaka.jp/handball/

最後に、「アフリカへ毛布を送る運動」発送式が行われました。宗教委員会が中心となって、5月14日~20日にかけてこの運動が行われましたが、今年は毛布24枚、発送費に使われる募金1万1780円を集めることができました。「この毛布は、昼間には灼熱の太陽をさえぎる日よけとなり、夜は底冷えする野外で寝るときの寒さよけとなり、時にはサバンナや砂漠地帯で巻き起こる嵐の砂除けともなり、いわば1枚の毛布が私たちの家1軒にも相当すると言われています」(宗教委員)。1枚1枚の毛布には、中間試験後の放課後を使って縫い付けられたメッセージがついています。ご協力いただきました生徒の保護者の方々に御礼申し上げます。

夏休みが始まります。暑さに気を付け、実のある時間を過ごして下さい。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)