鶴ヶ城7月6日~8日の3日間、スーパーグローバルクラス(以下SGクラス)1期生は福島県会津若松市で会津大学ワークショップ夏合宿を行いました。

この合宿の全体には、

  1. 来年度から始まるタイフィールドワークに向けての事前学習として必要な知識を身に付け、異文化への理解を深める。
  2. 会津大学に留学している留学生とディスカッションを行い、他国の社会問題について関心を深める。
  3. 会津の文化や歴史を通して、日本人としてのアイデンティティを身に付ける。
  4. タイフィールドワークでの個別テーマについて考える。

という4つの目的があります。

初日は鶴ヶ城へ行き、会津城の歴史や白虎隊について学びました。特に、自分たちと同じくらいの年齢の少年たちが白虎隊に加わり無念の死を遂げたことを知り、複雑な表情を浮かべていました。白虎隊については、聞いたことはあるが詳しいことは分からなかったという生徒も多くいましたが、今回詳しく学べたという感想も聞けました。

その後、会津市役所を表敬訪問し、室井照平市長にご挨拶させて頂きました。市長室で記念写真を撮った後、普段なかなか入ることが出来ない議場を案内して下さいました。

会津市役所
会津市役所
夜は室井市長に会津の歴史について特別講義をしていただきました。
講義の最後に、「これから様々な人と出会うだろう。その時、“私は誰”(アイデンティティ)ということをきちんと語れる人間になって欲しい。人に語ることで自分が磨かれる。また、自分のことをきちんと語れるようになることが大事である。国際的な人材になれるよう、学習を生かし、志を持って頑張ってほしい。」と激励のお言葉をいただきました。

会津の歴史特別講義
室井照平市長
[2日目]

いよいよ合宿のメインである会津大学でのワークショップがスタートしました。
会津大学は、最先端のコンピューターサイエンティストを育成している大学です。JAXA/NAOJと連携して深宇宙探査の理工学を学べるということで有名です。また、日本の最先端技術を身に付け、自分の国でも役立てたいと多くの外国人留学生が学びにきています。
ワークショップの目的は、「様々な国の人たちから直接出身国の話を聴き、国際的な知識を身に付け視野を広げる」ことです。今回は、スリランカ・ベトナム・ナイジェリア・中国からの留学生4名がプログラムに協力してくださいました。留学生のみなさんによる自国の文化についての発表を生徒たちは熱心に聞き入っていました。

会津大学でのワークショップ
会津大学でのワークショップ
その後、生徒たちは班ごとに分かれて留学生と共に、発表で聞いた内容や事前に調べていたことをまとめる作業を行いました。英語で質問し、積極的に留学生とコミュニケーションをしながら作業を進めていました。どの班も楽しそうに留学生と課題に取り組んでいる姿を見ることが出来ました。

ディスカッション及びポスター制作から約40分、各班の代表がディスカッションで得たことを発表しました。個性豊かで留学生の出身国のカラー(国旗の色やその国のイメージカラー)を意識したポスターには、それぞれの文化や国旗に込められた意味、民族衣装などの内容がまとめられていました。

[ディスカッションの様子]

留学生と課題に取り組む
留学生との課題に取り組む
留学生と課題に取り組む
留学生と課題に取り組む
[各班プレゼンの様子]

ポスター制作
ポスター制作
ポスター制作
ポスター制作
午後には会津大学 コンピューター理工学部(兼)先端情報科学研究センター上級准教授の出村裕英先生より「はやぶさと会津大学~はやぶさからはやぶさ2へ~」というテーマで特別講義をしていただきました。会津大学が関わった小惑星探査機「はやぶさ」での功績を聞き、改めて日本の最先端技術の凄さに驚いていました。また、あまり身近に感じることのできなかった宇宙技術について、実際に大学の教授から講義を受けることができ、有意義で貴重な体験をする事が出来ました。

はやぶさと会津大学
特別講義
今回のワークショップでは、異国の文化や留学生から見た日本の状況を知ることが出来ました。日本では当たり前であることが他国では違うなど、インターネットや本だけでは知ることのできない生の声を聞くことが出来ました。生徒たちはそれだけでなく、グローバルリーダーになるためには英語力とコミュニケーション能力が必要不可欠であるということを痛感したと思います。

この合宿は、日本人としてのアイデンティティと異文化を同時に理解できる3日間でした。これから、来年度のタイフィールドワークに向けて本格的に事前学習が始まります。この合宿中に生徒たちは実際にタイフィールドワークを実施するための基盤づくり、研究テーマのイメージが出来たと思います。3日間で学んだことをタイやイギリス、その先にある自分たちの未来で活かしてくれることを願います。

最後に、今回たくさんの方々に本当にお世話になりました。3日間の合宿が無事に成功できるようサポートして下さった立正佼成会会津教会の皆様、ワークショップに向けてご協力して下さった会津大学の先生方に厚く御礼申し上げます。

(文責:国際部)