終業式12月24日(木)、2学期終業式が行われました。
ニュージランド留学から帰国した特進留学コース(KGGS)11期生の報告、中学副会長認証式、第2回英検の結果発表、部活等各種表彰などが行われました。

■山内校長講話
二学期の終わりは、一年の締めくくり、年の改まる時ともいえます。では、この一年間は、皆さんにとって、日本にとって、世界にとって、どの様な一年であったかということです。

特に今年は、戦後70年、また国連が創設されてから70年という節目の年でした。戦後70年では、各戦場で、各都市の爆撃で亡くなった人々、広島、長崎の原爆のこと、そして満州事変に始まるこの戦争の歴史を学び、これからの日本のあり方、世界のあり方を考えていくことが、大切な年でした。

またロビーで展示されている「国連の写真展」も70周年を記念して各学校でリレー展示されてきています。中学校高校では、佼成女子が初めてです。現在でも世界各地で紛争が起き、写真にもあるように紛争後地雷除去に懸命に努力している人々がいます。

それでは、特に、皆さんがニュース等で目にしたこの一年の世界の様子は、どの様なものだったでしょう。
私から見た世界の第一の印象は、世界各地で起きているテロ事件の多発です。日本人ジャーナリストも犠牲となり、アフリカで、ヨーロッパで、中東で、アジアで、アメリカで、世界各国、世界各地域で起きています。多くの人の命が失われ、傷つき、嘆き、悲しむ姿が、数多く報道されてきました。

先月には、フランスのパリで起きたテロ事件で130人余の人々の命が失われました。
そのテロ事件で、最愛の妻を亡くした夫が発表したメッセージが、世界中を駆け巡り多くの共感を呼んでいます。書いた人は、パリ在住のフランス人映画ジャーナリスト、アントワーヌ・レリスさん、34歳です。11月13日夜にコンサートホール「ル・バタクラン」で起きたテロで妻エレンさん(35)を失いました。抜粋したものを読んでみます。

「金曜の夜、君たちは素晴らしい人の命を奪った。
私の最愛の人であり、息子の母親だった。でも君たちを憎むつもりはない。君たちが誰かも知らないし、知りたくもない。君たちは死んだ魂だ。君たちは、神の名において無差別な殺戮(さつりく)をした。もし神が自らの姿に似せて我々人間をつくったのだとしたら、妻の体に撃ち込まれた銃弾の一つ一つは神の心の傷となっているだろう。

だから、決して君たちに憎しみという贈り物はあげない。君たちの望み通りに怒りで応じることは、君たちと同じ無知に屈することになる。
今朝、ついに妻と再会した。何日も待ち続けた末に。彼女は金曜の夜に出かけた時のまま、そして私が恋に落ちた12年以上前と同じように美しかった。もちろん悲しみに打ちのめされている。
私と息子は2人になった。でも世界中の軍隊よりも強い。
そして君たちのために割く時間は、これ以上ない。
昼寝から目覚めたメルビルのところに行かなければいけない。彼は生後17カ月で、いつものようにおやつを食べ、私たちはいつものように遊ぶ。そして幼い彼の人生が幸せで自由であり続けることが君たちを辱めるだろう。彼の憎しみを勝ち取ることもないのだから。」

この発表されたものからは、憎しみには憎しみではなく、暴力には暴力ではなく、憎しみと暴力の連鎖を断ち切ることこそが、平和を築けるといった強い信念が伝わってきます。だからこそ、世界中から共感を得たのでしょう。近年世界中で声高に言われる「グローバルな社会」とは、何を指すのでしょう。異なる宗教、多くの価値観、多彩な文化等、「多様性を持ちながら共に行動できる社会」と言って良いでしょう。皆さんには、日頃の勉強から沢山の知識を得て、その様な社会を創るフロントランナー、先頭を走って欲しいと願っています。

そして二学期も盛り沢山のことがありました。それら一つひとつが、心を鍛え、心を成長させています。そして頭を鍛え、体を鍛え、知識を成長させています。そして皆さん自身を大きく成長させています

年も2015年から2016年に改まります。「一年の計は元旦にあり」といいます。明確な「目的」を持ち、しっかりした足どりで歩める「道筋」、計画を立て、「夢」を叶えるようにして下さい。「三日坊主」と言われるように永続きしない自分を発見したら、ため息で終わらず思い出してください。

「やる力」「やらない力」「望む力」という3つの力で、意志力を付けることができます。「やるべきことを先送りせず実行する、やる力」、「やるべきでないことを避ける、やらない力」、「(やる、やらない等の選択に迫られた(迷った)ときは)自分の将来のあるべき姿や目標を思い起こす、望む力」です。

これから冬休みです。 「希望」というものを、大きく膨らませて、新しい年を迎えで下さい。受験を控えている高校三年生たちは、体調には気をつけ、合格したときの自分の姿をイメージしながら、最後の追い込みに励んで下さい。
それでは楽しく、為になる冬休みを送ってください。

■特進留学コース(KGGS)11期生帰国報告
12月6日に1年間のニュージーランド留学を終え、帰国した特進留学コース(KGGS)11期生40名。クラス全員が壇上に上がり、代表から英語と日本語で帰国報告の挨拶がありました。

■表彰

  • 第2回英語検定・英単チャレンジ
  • 中学副会長認証
  • 中学学力テスト成績優秀者
  • 国際理解協力高校生の主張コンクール

■部活動表彰

  • バトン部
  • バレーボール部
  • 水泳部
  • 吹奏楽部
  • 書道部
  • 第八支部美術展

留学コース生が佼成女子に帰ってきましたので、今年度初めて全校生徒が講堂に集合し、講堂が文字通りいっぱいになった2学期終業式でした。3学期始業式後には、今度は留学コース1年生達が留学に出発します。日本のお正月を満喫して、新しい文化に向かっていってもらいたいと思います。
インフルエンザ、ノロウィルスなどが流行しています。くれぐれも体調管理に気を付け、有意義な冬休みにしてください。

(佼成学園女子中学高等学校 広報室)